アリレイミの戦績と現在は?ボクシング21連続1ラウンドKO記録保持者ということで
2020年12月に16連続を記録しているエドガー・バーランガ(ベルランガ)からあらためてスポットを当てられています。
個人的にも「誰?」「22戦目は?」「現在どうしてるの?」「どうせ全部弱い相手とでしょ?」等気になったので
詳しく調べてみました。
◆ボクシング◆ 2024年10月13日(日)・14日(月) 中谷潤人、井上拓真、田中恒成 他 注目の試合が多数 他開催場所:有明アリーナ |
野球・サッカー・ボクシングなど 今までにないスポーツの観戦が楽しめる‼
※BeeBetの登録は簡単ですが、登録の方法の詳細を知りたい方は"チェリカジさん"の BeeBet登録方法 や 入金方法 などを参考にして下さい。 |
アリレイミの戦績と現在
アリ・レイミの戦績と現在は、日本にはwikipediaもありませんが、英語表記のwikipedia等の記録を見つけましたので
分かりやすくシェアしたいと思います。
まずアリ・レイミの基本情報は以下となります。
本名 | Ali Ibrahim Ali Al-Raimi アリ・イブラヒムアリ・アル・ライミ | |
---|---|---|
通称 | 神 (GOD) | |
出身 | サウジアラビア・メッカ | |
国籍 | イエメン | |
誕生日・年齢 | 1973年12月7日 ー2015年5月23日(41歳) | イエメンの内戦にて 命を落とす |
身長 | ? | |
リーチ | 173cm | |
アマ戦績 | 117勝2敗(117 KO)!? | 情報源はイエメンニュースアーカイブと 米wikiに。 |
プロ戦績 | 25戦25勝(25KO) 0敗 | |
デビュー | 2011-01-25 | |
経験階級 | ミニマム級 ライトフライ級 フライ級 | |
利き手 | 右? | (写真の構えを見て 判断だが、 鏡のように撮影するものもあるため?で) |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 100% | |
その他 | ・30代後半でイエメン軍代表として ボクシングを始める ・大佐でもあった ・41歳で戦死 |
次にアリ・レイミの戦績は以下となります。
戦目 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | タイプ | ラウンド、時間 | 対戦相手の戦績 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
25 | 2015-03-28 | オマール・モクサマド | 勝利 | KO | 1(12)、0:46 | 7 0 0 | |
24 | 2014-11-19 | プリンス・マズ | 勝利 | TKO | 2(12)、0:27 | 9 3 0 | IBIとUBOの ライトフライ級タイトルを獲得 |
23 | 2014-10-16 | プリンス・マズ | 勝利 | RTD | 9(12)、3:00 | 9 2 0 | IBIの ライトフライ級タイトル |
22 | 2014-08-30 | プリンス・マズ | 勝利 | TKO | 7(12)、1:55 | 8 1 0 | |
21 | 2014-07-17 | プリンス・マズ | 勝利 | RTD | 1(12)、2:55 | 8 0 0 | |
20 | 2013-11-10 | Akram Jawfi | 勝利 | KO | 1(12)、1:27 | 5 0 0 | |
19 | 2013-11-05 | アリ・セーラム | 勝利 | TKO | 1(12)、1:02 | 10 0 0 | |
18 | 2013-11-01 | ムスタファフメイディ | 勝利 | KO | 1(12)、0:47 | 6 0 0 | |
17 | 2013-10-20 | オマール・オーダン | 勝利 | KO | 1(12)、1:18 | 8 0 0 | |
16 | 2013-10-11 | Husam Shargabi | 勝利 | KO | 1(12)、0:58 | 3 0 0 | |
15 | 2013-10-07 | Yasin Abdulkhalik | 勝利 | TKO | 1(12)、2:05 | 7 0 0 | |
14 | 2013-09-30 | アサム・ドルバンテ | 勝利 | KO | 1(12)、1:34 | 4 0 0 | |
13 | 2013-09-27 | ルーク・ハサン | 勝利 | KO | 1(12)、0:26 | 4 0 0 | |
12 | 2013-07-14 | アリ・ドリディ | 勝利 | KO | 1(4)、2:11 | 8 0 0 | |
11 | 2013-07-07 | サルマン・ウマリ | 勝利 | KO | 1(4)、1:27 | 2 0 0 | |
10 | 2013-07-04 | Yaser Dalbant | 勝利 | KO | 1(4)、1:50 | 1 0 0 | |
9 | 2013-06-30 | アフマッド・サイード | 勝利 | KO | 1(4)、0:55 | 1 0 0 | |
8 | 2013-06-23 | ファーハン・シェバナ | 勝利 | KO | 1(4)、1:45 | 1 0 0 | |
7 | 2013-06-11 | アーメド・ユーシフィ | 勝利 | KO | 1(4)、2:39 | 1 0 0 | |
6 | 2013-05-30 | Ahmad Ciso | 勝利 | KO | 1(4)、0:55 | 1 0 0 | |
5 | 2013-05-06 | アマドアルガジ | 勝利 | KO | 1(4)、2:49 | デビュー | |
4 | 2011-04-11 | ラシャド・ホルン | 勝利 | KO | 1(12)、1:12 | デビュー | |
3 | 2011-03-30 | Sabin Juma | 勝利 | KO | 1(12)、1:23 | デビュー | |
2 | 2011-03-05 | ハムダン・ジェイバー | 勝利 | KO | 1(4)、0:41 | デビュー | |
1 | 2011-01-25 | ハサンウェサビ | 勝利 | KO | 1(4)、1:29 | デビュー |
ご覧のように、22戦目以降も1RKOではありませんが、勝っていて、全勝しているのが分かります。
ボクシングを始めたのは非常に遅く、30歳の後半にイエメン軍を代表してボクシングを始めました。
アマチュア記録もものすごく、117勝2敗で117KOと、イエメンのニュースアーカイブにはあります(本当でしょうか?117KOは信じれません)
また彼は2004年、2005年、2006年、2007年にイエメンのアマチュアチャンピオンになっているとのこと。
しかし、プロの戦績を見ると8割がイエメンの選手。2割がソマリアの選手。1人だけジブリ共和国の選手で
IBIやUBOの王者ということで聞いたことがない団体です。
この点からすると、さすがにPFPに入ることもなく、マイナーな世界での強者という印象はぬぐえません。
ただ、彼の最後の年である、2015年4月にWBAは6位、1月にWBOは6位にランクインしています。
とりあえずそのあたりの評価というイメージが妥当ではないかと個人的にも思いますが、やはり、強い選手との試合は見たいとは思いました。
そして、なぜ2015年で記録が途切れているのか?現在何をしているのか?を見てみると
それは戦死しているため、ボクシングを続けていないということで衝撃であります。
イエメンは2015年から今でも内戦状態であります。
アリ・レイミの動画
そもそも公式がないような感じですが、現地の人があげたような?動画を発見しました。
ロマゴンとの予定があった?
米のwikiを読むと、ロマゴンの名がありました。
これによると、アリ・レイミは公で度々ロマゴンを挑発し、対戦を希望していたそうです。
しかし、ロマゴンはこれを無視してロッキー・フェンデスと対戦し勝ちました。
ただ、これは客観的に見ても、フェンデス戦はWBC世界フライ級タイトルマッチであり、
よくわからないタイトルを持っているアリ・レイミとの戦いの意味はあまりありません。
別に逃げたわけではないのであろうことが想像できます。
ちなみにロッキー・フェンデスは日本では有名で、日本人とのスパーリング経験が豊富です。
2015年のイエメン
アリ・レイミは前述のように、大佐でありました。
大佐に関する情報は以下。
階級:Colonel(大佐)
Unit:3rd Armored Brigade(第3装甲隊?), RG
コマンド:予備軍 Battles/wars
その他、どのよな活躍したかが書かれています。
2015年のイエメンといえば「イエメン内戦の始まりの年」であります。
今でも続いています。
島国の日本では信じられませんが、内陸の国だと宗教の違いやその土地の歴史観の違いで
争いが絶えません。このへんは話が複雑になりすぎて、実はアメリカが仕組んでいるとかなんだとかいろんな人がいますが
とにかく、かなり勉強しないと理解するのが難しい、大変な戦争がずっと続いていて
2017年8月時点の報道で、約5万人が死傷、200万人以上が国内難民がいるとのこと。
レイミの命日は5月23日で、イエメンのサウナというところで亡くなったそうですが
内戦の記録ではその日に何があったのか見つけることが出来ませんでした。
まとめ
ココがポイント
- アリ・レイミはイエメンの大佐で、21連続1ラウンドKO記録を持つが相手選手の実績には疑問がある
- レイミはロマゴンを挑発していたが無視されていた。世界戦をしてないからだと思われる
- 2015年はWBA WBOで6位にランク。しかしイエメン内戦が始まり5月に命を落とす