ボクシングの伝説的なヘビー級王者で、米国社会にも大きな影響を与えたモハメド・アリの孫が、プロボクシングデビューを果たして注目を集めています。その名はニコ・アリ・ウォルシュ選手。
このほどデビュー以来5連勝を飾り、順調に階段を上り始めたニコ・アリ・ウォルシュ選手の戦績や強さとは?は?試合の動画とともにご紹介しましょう。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

ニコ・アリ・ウォルシュの戦績
ニコ・アリ・ウォルシュ選手は米シカゴ生まれの21歳。母ラシーダさんはアリの三女です。ミドル級で昨年8月にプロデビュー。負けなしの強さを続け、今年4月30日、米ラスベガスで行われたミドル級4回戦でアレハンドロ・イバラ選手にわずか1回KO勝ちしました。
名前の通り祖父モハメド・アリの豪快なパンチを受け継いだニコ・アリ・ウォルシュ選手の経歴や戦績、動画を順次見ていきましょう。

プロフィール
ニコ・アリ・ウォルシュ選手のプロフィールは以下の通りです。
本名 | ニコ・アリ・ウォルシュ | モハメド・アリの孫 |
通称 | "The Legend Lives On" (生き続ける伝説) | |
出身 | イリノイ州 シカゴ | |
国籍 | アメリカ合衆国 | |
誕生日・年齢 | 1994年11月2日生まれ | |
身長 | 183cm | |
リーチ | 188cm | |
アマ戦績 | ? | |
プロ戦績 | 5戦5勝(4KO) | |
デビュー | 2021年8月14日 | |
経験階級 | ミドル級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 80% | |
入場曲 | ? | |
その他 | モハメドアリの大事にした白い エバーラストショーツを着て プロデビューのリング入りした |
戦績
ニコ・アリ・ウォルシュ選手のプロ戦績は5勝(4KO)無敗です。一覧は以下の通りです。
日付 | 対戦相手 | 結果 | 記録 | タイプ | ラウンド、時間 | 備考 | |
5 | 2022-04-30 | アレクサンダーイバラ | 勝利 | 5–0 | KO | 1 (4), 2:50 | |
4 | 2022-01-29 | ジェレマイア・イェーガー | 勝利 | 4–0 | WHO | 2 (4), 2:33 | |
3 | 2021-12-11 | レイエス・サンチェス | 勝利 | 3–0 | MD | 4 | |
2 | 2021-10-23 | ジェームズウェストリーII | 勝利 | 2–0 | WHO | 3 (4), 0:30 | |
1 | 2021-08-14 | ジョーダンウィーク | 勝利 | 1–0 | WHO | 1 (4), 1:49 |
ニコ・アリ・ウォルシュの強さとは【動画あり】
戦績をご紹介したニコ・アリ・ウォルシュ選手は昨年のデビュー戦から米ESPNが生中継するほど注目の的。「アリの孫」に恥じない豪快なKOを続ける強さです。
初戦では1分すぎにワンツーの右ストレートを浴びせると、相手が両手をついてダウン。再開後も猛ラッシュで何度かぐらつかせて、ストップ勝ちしました。 前戦でも1回残り約20秒、左、右と強烈なパンチを相手の顔面に浴びせ、イバラ選手は後ろ向きに大の字でキャンバスに倒れこみました。
ニコ・アリ・ウォルシュ選手はネバダ大ラスベガス時代にはアマで30戦こなしたそうです。その後ヘビー級王者タイソン・フューリー選手のトレーナーから指導を受け、世界王者らともスパーリング。ボブ・アラム氏率いるトップランク社がプロモートしています。
最重量のヘビー級ながら、蝶のように華麗なフットワークと、蜂のように鋭い左ジャブやカウンターで伝説を残した祖父アリ。孫のウォルシュ選手もその片鱗を感じさせるスタイルです。将来祖父と同じように世界を極めることができるのか、今後のキャリアが注目されます。
では試合動画を以下にご紹介しましょう。
↓1月の対イェーガー戦。2R強烈な左でKO。
https://youtu.be/OlifwWO-NsY
↓4月の対イバラ戦。1R圧巻KO。

ニコ・アリ・ウォルシュの世界の評価




出典:https://www.youtube.com/watch?v=IKyPtWG09W0
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- モハメド・アリの孫ニコ・アリ・ウォルシュがミドル級で鮮烈デビュー
- 昨年のデビューから5戦負けなし、4KO。強烈な左右パンチが祖父彷彿
- まだ21歳で将来性に期待。ネットは「伝説になる」「20連勝しそう」
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