今年のテニス四大大会(グランドスラム、GS)初戦となる全豪オープンが開幕しました。女子シングルスでは優勝候補筆頭に挙がる大坂なおみ選手が2年ぶり2度目の制覇となるか注目されます。
1回戦をまずはストレートで難なく突破した大坂なおみ選手。ドロー表を見ると、順調に勝ち進めば準々決勝で年下の強豪アンドリースク選手とぶつかる可能性があります。「大坂vsアンドリースク」のこれまでの対戦成績は?アンドリースク選手の強さ・特徴とともにまとめました。(出典:Wikipedia、全豪OPサイトなど)

アンドリースクvs大坂なおみの対戦成績
開幕が大きく遅れ、多くの選手が入国後完全隔離されるなどコロナ対策のため異例の大会となった全豪オープンテニス2021。ハンディの中でも大坂なおみ選手(3位=以下、世界ランキング)はしっかりコンディションを整え、1回戦ではパブリュチェンコワ選手(ロシア、39位)を危なげなく下し6年連続で2回戦に進みました。
大会に先立ち発表されたドロー表によると、大坂なおみ選手の山は、準々決勝に至る大きなグループでは上から3つ目のボトムハーフ。この山ではケルバー(ドイツ、25位)、ムグルサ(スペイン、14位)、クビトバ(チェコ、8位)、ヴィーナス・ウィリアムズ(米、81位)選手らの強豪がいますが、とりわけ準々決勝で大坂選手との対戦が有力視されるのがビアンカ・アンドリースク選手(カナダ、9位)です。

19年の全米オープンを19歳の若さで、カナダ人では史上初めて制した実力伸び盛りのアンドリースク選手。大坂なおみ選手とのこれまでの公式戦対戦成績は以下の通りとなっています。
■大坂なおみ vs アンドリースク
・2019年中国オープン準々決勝 ●アンドリースク 7-5, 3-6, 4-6 ○大坂なおみ
まだ若い二人だけに対戦成績も昨年のこの1度きりで、大坂選手の1勝0敗です。

↓大坂vsアンドリースク戦ハイライト
アンドリースクの強さや特徴・弱点について
まだ1試合しかない対戦成績では大坂なおみ選手が勝っている対アンドリースク戦。ただ中国オープンのこの試合、薄氷の逆転劇だったこともあり、試合後大坂選手は「できればもう対戦したくない」と漏らすほどの強さだったそうです。
そんなビアンカ・アンドリースク選手はカナダ・オンタリオ州出身の20歳。7歳からテニスを始め、17年のウィンブルドン選手権で予選を突破しGS初出場を果たしました。
18年は予選敗退が続きましたが19年に大ブレイク。ツアー戦でウォズニアッキ、ヴィーナス選手らを破ったほか、BNPパリバ・オープンではスビトリナ、ケルバー選手ら強豪を次々撃破しツアー初優勝を飾ります。そして全米OPでは準決勝でベンチッチ、決勝でセリーナ選手をストレートで下す圧巻の強さで早くもGS初優勝を成し遂げました。

アンドリースク選手のプレースタイルは「超攻撃型オールラウンダー」。パワフルなストロークに加え、意表を突くドロップ、頭上を華麗に抜くロブショットなどを多彩に繰り出します。そうした引き出しの多様さに加え、若さならではのパワーも備わっているのが強みとされます。とにかく先手先手で攻め勝つのが得意の形です。
弱点はフットワークがあまり早くないことや、ディフェンスもさほど上手くないこと。そのため先に攻められ防戦に回ると苦しくなるともいわれます。20年は左膝の故障が癒えず、コロナ禍もあって全休しており、久々の復帰でどこまで調子を戻せているかも注目されます。
↓全米OP決勝のアンドリースクvsセリーナ
アンドリースクのネットの評価
みんなの反応
本命大坂なおみ、対抗セレーナ、穴アンドリースクかな
ネットの感想
アンドレスクは長い怪我からの復帰だから、そこまで上がってくるかわかんないけど
みんなの反応
復帰戦のアンドリースクが空気読まずに全員なぎ倒して優勝する展開が見たい
ネットの感想
やっと復帰できそうなのはよかった
みんなの反応
豪に着いたアブダビからのチャーター機の陽性者はアンドレスクのコーチだったらしいが、影響あるか
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- テニス全豪OP開幕、大坂なおみは1回戦圧勝で幸先よいスタート
- ムグルサ、クビトバら強豪の山。準々決勝はアンドリースク戦も
- 超攻撃型で技も多彩。19歳で全米OP初優勝。膝のケガ明け影響は?
前哨戦で感じたという肩の違和感は見えず、大坂選手はツアー12勝を誇る実力者のパブリュチェンコワ選手から、サービスゲームを5つもブレークする完勝。得意のハードコートではこれで15試合負けなしの強さを見せつけ、頂点へ好スタートを切りました。
豪州入り後の長い隔離など難しい調整の中でも「毎年感じることは変わるし、ゆっくり慣れていきたい」と落ち着いた口ぶりには女王の風格さえ漂います。「強い相手とやるのは楽しい」とどんな「難ドロー」だろうとむしろ歓迎ムード。快進撃が楽しみです。
