プロテニス4大大会(グランドスラム=GS)の今年初戦となる「全豪オープンテニス2021」が近づいてきました。コロナ禍の影響で例年より1か月近く遅い開催となります。
地元当局の方針で、海外から豪州入りした選手・参加者らは多くが厳しい隔離を義務付けられる異例の全豪オープンテニス2021。その実態や隔離選手の一覧などをまとめてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

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全豪オープンテニス2021隔離の現実とは
今年は男女とも今月8~21日の開催となった全豪オープンテニス2021。オーストラリアの地元当局の指示により、海外選手やスタッフは入国直後からホテルで2週間の隔離を義務付けられ、試合直前まで満足な練習や調整ができないという〝異常〟な大会となりました。

テニスのような運動量の激しいスポーツでは、試合直前まで十分に体を動かし筋肉をほぐすのが常識。トップ選手たちは各々独自の大会前ルーティンを持っていますが、それらがほぼできない形になり、調整不足のまま本番突入になりかねない上、ケガの危険も大きく、選手たちには困惑が広がっています。
なぜこれほどオーストラリアは厳重対応なのか。それはこれまで同国がほぼ感染抑え込みに成功してきたからです。昨年来の同国感染者はわずか合計約2万9000人。世界的には感染者数が少ないとされる日本の10分の1以下です。豪国内の死者も計900人強にすぎません。
ところが12月にシドニーでクラスターが発生したため国内の警戒感が急上昇。さらに全豪オープンテニス2021出場のため、米国や中東から到着したチャーター機の選手らから複数の陽性者が出たことで、同乗した70人以上が全員2週間、ホテルに缶詰となりました。
陽性者と同乗していたこれら以外の選手は、衛生的に安全が保たれた「バブル」という施設での練習は可能なものの、できるのは1日わずか5時間に限定。極めて制限の多い状況で大会を迎えることになり、多くのプレーヤーが戸惑いや不満の声をSNSにぶつけているようです。

Behind the scenes in the media interview room. #AusOpen press conferences are going to look a ‘little’ different this year.@Petra_Kvitova pic.twitter.com/R632xqbWs6
— #AusOpen (@AustralianOpen) January 31, 2021
全豪オープンテニス2021隔離一覧
「コロナを封じ込めつつ観客入りで大会を開く」と、選手らに徹底した隔離を求めている全豪オープンテニス2021。これまで隔離されたトップ選手の全容は不明ですが、メディアやSNSなどから拾える範囲で分かった男女選手一覧は、以下の通りとなりました(順不同)。
■錦織圭
■大坂なおみ
■土居美咲
■ダニエル太郎

■アンゲリク・ケルバー(ドイツ)
■スローン・スティーブンス(米)
■ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
■ベリンダ・ベンチッチ(スイス)
逞しく隔離生活に順応したのがベンチッチ選手。ホテルの部屋の窓に向かってバックハンドの練習をする動画をツイッターに投稿し、「サーフェスは違うけれど、私たちには関係ない」とハンディにもどこ吹く風のようです。
↓ベンチッチの「お部屋練習」
Wrong surface but that doesn‘t matter for us💪🏽 pic.twitter.com/R8FsdyGafy
— Belinda Bencic (@BelindaBencic) January 17, 2021
■ペトラ・クビトバ(チェコ)
クビトバ選手も同じく隔離が「全く気にならない派」。普段から長時間練習しない習慣もあり「1日2時間くらいで十分」と、むしろドラマを見たり読書したりと隔離生活を十分エンジョイしたとか。
■ジェニファー・ブレイディ(米)
■ペトラ・マルティッチ(クロアチア)
■パブロ・クエバス(ウルグアイ)
■ファビオ・フォニーニ(イタリア)
■パブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)
■コランタン・ムテ(フランス)
■マルコ・チェッキナート(イタリア)

■ブノワ・ペール(フランス)
■ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

■ヴィクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
■シモナ・ハレプ(ルーマニア)
■ソフィア・ケニン(米)
■ベサニー・マテック=サンズ(米)
↓結構楽しんでいる(?)サンズらのホテル内の様子
✅ @vika7
✅ @Simona_Halep
✅ Jim Courier
✅ @SofiaKenin@toddwoodbridge and @matteksands are back to bring you the latest from the #AusOpen as we countdown to #AO2021 📺👇— #AusOpen (@AustralianOpen) January 28, 2021
■ユリア・プチンツェワ(カザフスタン)
■フィリップ・オスワルド(オーストリア)
■ソラナ・シルステア(ルーマニア)
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全豪オープンテニス選手の完全隔離にみんなの反応は?
みんなの反応
ただでさえシーズン初めな上に普通に練習できた選手とは前哨戦のみならず本番でも差が出るだろう
ネットの感想
豪は各州首相が即ロックダウンできる権限がある。国が入国許可しても厳格にやってる。だからウイルスも制御でき全豪OPも有観客で開催できる!
みんなの反応
これじゃ主要テニスプレイヤーはこぞって東京五輪を辞退しそうな気がします(^。^;)
ネットの感想
オリンピックやるならそれぐらいせな。日本はいい加減やからな
みんなの反応
隔離中ホテルの食事、まあまあ美味しそうだったけどな (ハイアットとかだし)
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 今年最初のGS・全豪オープンテニス2021が、ようやく8日に開幕
- コロナ禍で大幅遅れの上多くの選手に厳しい2週間の隔離義務付け
- 「調整不足」「ケガ怖い」と不満噴出。一方順応する逞しい選手も
選手たちにはショックや不満が渦巻いている全豪OPの厳しい隔離対応ですが、逆にオーストラリア国民からは「大勢のオーストラリア人が海外で足止めされているのに、自由に入国しながら文句を言っているとは何事か!」と大きな批判が起きているともいいます。
元テニス選手・指導者のロジャー・ラシード氏も、この状況は事前に分かりきっていたことだと指摘。「厳しい衛生対策の下で入国できる選手たちは幸運。パンデミックの中GSでプレーできることに感謝すべきだ」と、ポジティブになるよう「諭して」います。ファンとしてはただただ、どの選手もコロナ感染やケガがなく大会を終えてほしいと願うばかりです。
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