クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会FIFAクラブワールドカップ2019が、2019年12月11日から12月21日にかけて、カタールで開催されます。
UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)に比べると盛り上がりに欠けるのはなぜなのか、制度や賞金を含めてまとめてみました。
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クラブワールドカップとチャンピオンズリーグの違い
クラブワールドカップとチャンピオンズリーグの違いを見てゆきましょう。
チャンピオンズリーグは、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する欧州のクラブによるチャンピオンリーグである(以下UCLと略します)のに対し、ワールドカップは、国際サッカー連盟 (FIFA)が主催する6大陸のチャンピオンと開始国によるクラブチームによるサッカー世界一を決める大会です。
ここには、当然UEFAチャンピオンズリーグで優勝したチームが参加します。
比較表を以下に示しました。
大会 | クラブワールドカップ | チャンピオンズリーグ |
---|---|---|
主催 | 国際サッカー連盟 (FIFA) | 欧州サッカー連盟(UEFA) |
開催期間 | 12月の11日間 | 9月から翌年の5月 |
チーム数 | 7チーム(6大陸、開催国) | 32チーム |
試合数(優勝まで) | 4試合(トーナメント) | 10試合(ホーム&アウェイ方式リーグ戦6試合(6)+決勝リーグ4試合) |
優勝賞金 | 5億6千万円(2018年) | 約91億円(出場分配金から優勝ボーナスすべてを含む) |
組織、システムからクラブワールドカップの方が、UCLより格上のはずです。
UCLに出場するには、UEFAに属する国であることが必要で、2019年所属する55か国を以下にあげました(ランキング順)。
スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス、ロシア、ポルトガル、ベルギー、ウクライナ、トルコ、オランダ、オーストリア、チェコ、ギリシャ、クロアチア、デンマーク、スイス、キプロス、セルビア、スコットランド、ベラルーシ、スウェーデン、ノルウェー、ポーランド、カザフスタン、アゼルバイジャン、イスラエル、ブルガリア、ルーマニア、
スロバキア、スロベニア、リヒテンシュタイン、ハンガリー、北マケドニア、モルドバ、アルバニア、アイルランド、フィンランド、アイスランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルク、アルメニア、マルタ、エストニア、ジョージア、モンテネグロ、ウェールズ、ジブラルタル、フェロー諸島、北アイルランド、コソボ、アンドラ、サンマリノ
カザフスタンやイスラエルも加入してます。
したがって、日本は、AFC(アジア)チャンピオンズリーグで優勝し、クラブワールドカップへ出場する以外はありません。
クラブワールドカップが盛り上がりに欠ける理由を見てゆきましょう。
6大陸のクラブチーム間の実力差が大きすぎる
欧州・南米王者とその他の大陸王者の競技レベルの格差
レアル・マドリード、バルセロナを擁するスペインの7回を初め、UCLチャンピオンの11回、ブラジルの4回以外の優勝国はなく、2016年のアジアチャンピオンの鹿島アントラーズの準優勝したのが驚きをもって受け止められました。
さらに、シーズン真っただ中の欧州チームの参加を促す意味もあり、欧州と南米王者は準決勝から出場するなど、チャンピオンになるのに、4試合が必要な他の大陸代表と格差が生じています。
試合期間、開催場所の影響
開催期間はチャンピオンズリーグの7か月に比べると、はるかに短い11日間であり、ホーム&アウェイで戦い地元ファンの入場が期待できるホームではない第3国での開催となり、観客が限られてしまいます。
実際、2018年では、8試合合計で、152,675人、1試合平均19,628人に対し、UCLは、バルセロナのホームゲームで、86,141人、バイエルンで、70,000人と圧倒的に観客動員数が違っています。
賞金額の差
優勝賞金だけを比較してみても、クラブワールドカップ約5億6千万円(2018年)に対し、UCLが約91億円(出場分配金から優勝ボーナスすべてを含む)と桁違いに大きな差となっています。
勿論試合数や拘束期間や結果としての観客動員数などの影響は大きいと思いますが、チームのモチベーションへの影響はあると思われます。
これらの数々の問題点に対し、FIFAは改革案を策定し、2021年以降の大会は、毎年ではなく4年ごとに、6月頃に18日間の日程で開催することになりました。
2021年の開催国は中国と決まりました。
スポンサーも2015年から、トヨタに代わって、中国の阿里巴巴集団 (Alibaba Group)となっています。
今後も中国の影響が強くなりそうです。
クラブワールドカップ2019の見どころは?
日本のファンとしては、浦和か、鹿島がアジアチャンピオンとなり、出場するの期待していましたが、かないませんでした。
注目としては、欧州王者リバプールと南米王者フラメンゴの対決があるかというところです。
南米大会でガブリエル・バルボサ2発の劇的な逆転勝利で、38年ぶり南米王者となったフラメンゴが、1981年(第2回トヨタカップ)以来のクラブワールドカップ出場となります。
https://www.instagram.com/p/B5Of5BFJdJ7/
1981年全盛期のジーコを擁するフラメンゴが12月13日 国立競技場(東京) 観客62,000を前に、決勝でリバプールを3-0で破った試合は日本ファンの脳裏に残る試合でした。
ジーコはフラメンゴの3得点全ての起点となり、MVPに輝きました。
今大会、フラメンゴ、リバプールとも、準決勝からの出場となり、順調ならば、決勝での対決が見られます。
大いに、期待したいところです。
さらに、第2戦でホームでの浦和レッズを2-0で破って、「コテンパンにやられた」と言わしめて、アジア王者となったアル・ヒラル(サウジアラビア)がどのような戦いぶりを見せるかにも注目が集まります。
クラブワールドカップ2019へのみんなの反応
みんなの感想
出来レースすぎるんだよなぁこの大会...
ネットの反応
欧州王者リバプールと南米王者フラメンゴ、決勝で相まみえれば38年ぶりのカードになる可能性がある…ということか…
みんなの感想
アルヒラル強かったなぁ
カリージョ守備もするしボール奪われないし1点目なんか完璧な崩しだったよね
ゴミスやジョビンコもすごい
ネットの反応
南米の選手にとっては人生を左右する売り込みの場。ヨーロッパのチームにとっての価値は低いかもしれないけど、開催する意義はあると思う。
みんなの感想
今日の試合もそうだが個の力が圧倒的に違う。日本サッカーは個人の力がどうしても劣る。
各々レベルアップしていかないと世界との差はひらく一方です。
出典:ヤフコメ
冷めた見方もありますが、特にリバプールとフラメンゴの対決に期待が大きいようです。
まとめ
クラブチームの戦いの場となるクラブワールドカップとチャンピオンズリーグの違いをはっきりさせ、賞金や盛り上がりを比較し、クラブワールドカップが今後どうなるかを見てきました。
ココがポイント
- クラブチームの世界一を決めるクラブワールドカップだが、欧州のチャンピオンズリーグと比べても数々の問題点がある
- リバプールvsフラメンゴの38年ぶりの決勝対決が一番のみどころだ
- クラブワールドカップの2021年以降の大改革が問題点を克服するかに注目したい
実力差がありすぎるなどクラブワールドカップの問題点を、2021年からの大改革によって克服し、真のサッカークラブ世界一を決める大会になってほしいと思います。そのためにも日本のクラブチームが出場は勿論、優勝に常に絡むようになってもらいたいところです。