ボクシング元WBC世界フライ級王者で、18年に体重超過で無期限資格停止処分を受け、このほど処分を解除された比嘉大吾選手の復帰戦が決まりました。
2月にフィリピン人選手と行うノンタイトル戦がそれです。一時は「日本の至宝」と目された比嘉大吾選手。
どんな〝カムバック〟を見せてくれるか楽しみな比嘉選手の復帰戦はいつで、放送予定はあるのでしょうか。比嘉選手の今後とともに展望してみました。

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比嘉大吾の復帰戦はいつ・放送は?
比嘉大吾選手は沖縄県出身の24歳。高校卒業後プロ入りし、パワフルな攻撃的ボクシングでデビュー以来連戦連勝。
17年、ファン・エルナンデス選手に6RTKO勝ちして初挑戦でフライ級の世界王座を獲得。18年2月の防衛戦まで15戦15勝で全試合KO勝ちと圧巻の強さを見せ、デビュー戦からの連続KO日本新記録を樹立しました。
「日本ボクシング界の至宝」とその才能に注目が集まりましたが、18年4月のロサレス戦での計量で体重超過。王座を剥奪された上試合にも敗れ、連続KO記録が途絶えるどころか、「日本人世界王者初の体重超過による剥奪」という大失態を犯す結果になりました。
JBCは事態を重く見て比嘉選手のライセンス無期停止を決定。制裁金のほか、復帰の際は1階級以上上げることを義務付ける厳しい処分を下しました。
そして1年5か月がたった昨年10月にようやく処分解除。ファンの間では「復帰戦はいつか」と注目されていましたが、このほど所属の白井・具志堅スポーツジムが以下の通り日程発表しました。
・2月13日(木)東京・後楽園ホール
【119ポンド契約、8回戦】比嘉大吾 vs ジェイソン・ブエナオブラ

ではこの復帰戦はテレビなどでの放送予定はあるのでしょうか。白井・具志堅ジムによるとこの試合は「ダイヤモンドグローブ」という興行枠で行われるとのことです。
これは現在フジテレビが主に深夜に放送しているボクシング試合の番組名。公式サイトによると今後の放送予定は未定となっていますが、恐らく録画などの形での放送が有力とみられます。日時が決まり次第追記していきます。
「FUJI BOXING DIAMOND GLOVE」の公式サイトはこちら→https://www.fujitv.co.jp/sports/boxing/diamond/index.html

2月は元世界チャンピオン3人が国内外で日本のファンを色めき立たせる!
2日、中国で元WBOスーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)。15日フィリピンで元WBOフライ級王者・木村翔。13日、後楽園ホールで元WBCフライ級王者・比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)。#伊藤雅雪 #木村翔 #比嘉大吾 pic.twitter.com/IgqEs7BJRL— ボクシング・マガジン(毎月15日発売❗) (@boxing_magazine) January 5, 2020
元世界王者の比嘉大吾 S・バンタム級で2.13復帰戦 https://t.co/mdTxmCSmi0 pic.twitter.com/gbFocer7vi
— ボクシングビート (@beat_macc) December 19, 2019

本当はリアルタイムのライブ放送観たいけど、2日前チェックした今もさすがにないね。タイトルマッチじゃないししょうがないか。
対戦相手ジェイソン・ブエナオブラとは?
今後のテレビ放送がいつになるのか、ファン期待の比嘉大吾復帰戦。では対戦相手のジェイソン・ブエナオブラ選手とはどんなボクサーなのでしょうか。
ボクシングデータサイト「BoxRec」によると、ブエナオブラ選手はフィリピン出身の25歳。サウスポースタイルで、15年のプロデビュー以来、スーパーフライ級やバンタム級で母国内のみで試合をしています。
日本及び海外での試合は比嘉復帰戦が初めてとなります。戦績は14戦7勝(3KO)4敗3分け。これまでフィリピン国内タイトル戦の経験はあるようです。
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比嘉大吾の今後は?井上尚弥戦はある?
ほぼ2年ぶりに復帰戦でのリングに上がる比嘉大吾選手。放送決定がいつになるか待ち遠しいところですが、比嘉選手は復帰戦を終えた今後はどういう方向に進むのでしょうか。
JBCは処分解除に際して比嘉陣営に「1階級超上げること」を義務付けており、これに従って次戦の復帰戦は「119ポンド(スーパーバンタム級相当)」と、フライ級時代からは3階級上のクラスでの試合となります。
報道によれば今後、比嘉選手はバンタム級に籍を置く方針とのこと。比嘉選手は身長は161cmと小柄なものの、大きな胸や背中などの筋量を生かしたパワフルなボクシングが特徴。
フライ級でも強烈なフック、アッパーなどでKOを量産してきただけに、バンタム級でなら減量苦もなくパワーをより生かすことも期待できます。
ただ選手の中には階級を上げると従来のスタイルが通用しなくなるリスクもあるとされ、元世界王者木村悠氏も「比嘉の場合、プレッシャーを掛けて戦うスタイルなので、これまでのように体格差を活かせなくなる。更に圧力を増すための肉体改造やトレーニングが必要になってくるだろう」と指摘しています。
バンタム級といえば「世界最強の怪物PFP」井上尚弥選手が世界の筆頭格。今後、比嘉選手が「王座復活」した場合などに、直接対決があるのか注目されそうです。
ちなみに比嘉大吾選手は4年前、まだスーパーフライやフライ級時代の井上尚弥選手とスパーリングを行ったことがあるようです。
↓井上vs比嘉スパーリング映像がこちら
行った時期や状況などが分からない短い映像ではありますが、体格やパンチの威力、プレッシャーのかけ方とも井上選手が圧倒しているように見えます。
果たして将来、「井上vs比嘉」のタイトル戦といった〝真剣勝負〟は実現するのでしょうか。

比嘉大吾の復帰戦へのみんなの反応は?
みんなの感想
2年振りで本人ドキドキしてるだろうけど、対戦者は相手が比嘉大吾でビビってるだろうな
ネットの反応
比嘉大吾選手の再起戦 ワクワクします
みんなの感想
モンスター井上チャンピオンにバンタムで挑んで欲しいなー
ネットの反応
みんなご存知ですかね? 比嘉大吾のパーソナルトレーナーがニック永末さんになったのは
みんなの感想
今回だけは対戦相手の質は問わないから、ちゃんとコンディションを作ってリングに上がってほしい!
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- 元世界フライ級王者比嘉大吾が2月、2年ぶりに復帰戦
- 15連続KOの猛者。屈辱の王座剥奪・資格停止から再起へ
- フジTV系で放送期待。将来井上尚弥との対戦はあるか?
2年前までは日本が世界に誇る王者の一人だった比嘉選手の復帰で、軽量級戦線はさらにヒートアップしそうです。
バンタム級には井上兄弟、その上のスーパーバンタム級には岩佐選手、下のスーパーフライ級には井岡選手、フライ級には田中恒成選手ら実力王者がひしめいています。
今後階級移動を検討している王者も多いことから、比嘉選手がこれら日本人王者に「タイトル挑戦」する場面も、見られるかもしれません。

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