2019年デビスカップのファイナルズが始まっています。2019年、2020年とこれまでと大幅に変わった新ルールを分かりやすく解説し、その理由や、専門家の変更に対するコメントについて見てゆきましょう。

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デビスカップのルールを分かりやすく解説
デビスカップのルールを分かりやすく解説してゆきます。
これまでの長い伝統に支えられていたものの、有力選手の参加が少なく、人気が低迷していたデビスカップが、2019年に新ルール変更がなされ、2月の予選を経て、11月に初めての決勝トーナメントが実施されています。
2018年以前から大幅に変更された2019年のルールを引き継ぎ、さらに修正された2020年の新ルールをもとに解説してゆきましょう。
2020年のルールを2018年以前のルールと比較します。
2月、4月、9月、11月の決勝と2か月に1度年4回の開催⇒3月の予選と11月の決勝(集中的に7日間)と2回の開催となり、四大大会など主要大会を避ける
シングルス4試合、ダブルス1試合の5試合(3日間) ⇒シングルス2試合、ダブルス1試合の3試合(1日間)
以上により、選手のデビスカップのために費やす時間が約半分に減る
ホーム&アウェー方式⇒決勝トーナメントを中立地で行う(2019,2020年はマドリード)
*これまでサーフェスはホームチームが決められることになっていた。
2019年の決勝ラウンドでの賞金総額は22億円にのぼり、グランドスラムと同等の金額となりました。
例えば、2015年は賞金0、選手は名誉のためだけに戦っているとの記事もありました。
予選は、前年のファイナルズで準決勝に残った4チームとグループⅠの24チームのうちから勝ち上がった12チームと主催者が推薦するワイルドカード2チーム計18チームで争われます。
各国の階層は、グループⅠからグループⅣに分かれており、Ⅰ、Ⅱはワールドワイド、Ⅲ、Ⅳは地域別となっており、隣接するグループ間で、プレーオフなどで、入れ替えが行われます。
ワールドグループⅠ(24か国) ワールドワイド
ワールドグループⅡ(24か国) ワールドワイド
グループⅢ(24か国)地域別(アメリカ8)(ヨーロッパ4)(アフリカ6)(アジア/オセアニア6)
グループⅣ(32か国)地域別(ヨーロッパ12)(アフリカ7)(アジア/オセアニア13)
なお、2018年以前は、頂点にいる「ワールドグループ」16か国が、1回戦から2か月に1回トーナメントを行い、ワールドグループ1回戦で敗退した国と、世界各地の「ゾーン」(例:欧州ゾーン、東洋ゾーンなど)の優勝国が、翌年のワールドグループ出場権をかけて「プレーオフ」を行うとなっていました。

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デビスカップのルール変更時期と理由
2019年からデビスカップのルールが大きく変更された理由を見てゆきましょう。
2018年までデビスカップの大会形式は、ワールドグループと各地域別のグループに分けられており、最上位であるワールドグループには16チームが出場し、2月に1回戦、4月に準々決勝、9月に準決勝が行われ、11月に決勝が行われるという年間を通じて大会が行われていました。
それぞれで、シングルス4試合、ダブルス1試合の5試合で、3勝した方が勝ち抜くノックアウトシステムとなっている5セットマッチで、選手への負担は大きく、多くのエリートプレイヤーが、自国のために戦うことを回避してきました。
すなわち、このスケジュールでは、1回戦の2月は全豪オープン直後、準決勝の9月は全米オープンの直後ということで有力選手は体の回復に当てたい時期に相当し、4月の準々決勝は、全仏オープン、全英オープンに向けて調子をあげたい時期、さらに11月の決勝はシーズンがようやく終わり、選手にとっては、疲労した体をいたわりたい時期と重なります。
例えば、スイスのフェデラーは、しばしば、デビスカップへの参加を見送り、日本の錦織も、初期を除き参加しませんでしたなど、多くの有力選手が欠場し、盛り上がりに欠ける大会となっていました。
選手の負担を少なくするために、試合時期、試合数などを改革したのが、2019年から変更された新ルールです。
2019年のルール適用は、予選が2019年2月1日に2日間かけて行われましたので、2月1日が新ルールの変更時期と見てよいでしょう。
同様に考えますと、2020年のルール適用は、予選が2020年3月6日、7日に行われますので、2020年3月6日と考えれば良いと考えられます。

2019年新ルール発表時のコメントを集めました。
デビスカップのルール変更の著名人のコメント
みんなの感想
「この歴史ある大会の最も重要なところは、アウェイまたはホームでプレーすることだ」「改善する必要があると私が最初に言った。でも壊せとは言っていない」フランス人テニス選手のニコラ・マウ(フランス)
ネットの反応
「よい新提案だし、うまくいくかもしれない」その後出場を決定した。ラファエル・ナダル(スペイン)
みんなの感想
「デビスカップ」の「継続と地位の確保」にこの変更が必要だと認めるものの、「もちろん、まず心に浮かんだことのひとつは『ホーム・アンド・アウェー』の試合がなくなることだ。」と懸念も伝えている。(イギリスのレオン・スミス監督)
ネットの反応
「デビスカップを21世紀へと送り出し」、大会を「持つに値する高みへと押し上げるだろう」全米テニス協会(USTA)
みんなの感想
「反対している者たちは、概して言えば、ホーム&アウェー方式が起用されるべき形であり、常にすべてのラウンドがあるべきだと信じるがゆえに、反対しています」ITF会長のデビッド・ハガティ
出典:Tennismagazine等
ホーム&アウェー方式がなくなることで、国別対抗の雰囲気がなくなるのに反対が大きいようです。
まとめ
デビスカップの2019年を含めた新ルールをその理由とともに、分かりやすく解説しました。
ココがポイント
- 新ルールで選手への負担が大幅に減り、多くの有名選手の参加が見込める
- ファイナルズが11月に集中的に行われるため、大会が盛り上がる
- 新制度で、デビスカップ復活が大いに期待される
今回のファイナルズには、ATP世界ランキングトップテンから、ジョコビッチ(セルビア)、ナダル(ナダル)、ベレッティーニ(イタリア) モンフィス(フランス)、バウティスタ=アグー(スペイン)に加えて、引退を表明したマレー(イギリス)が参加しており、新制度はその目的をかなり満たしつつあるといえそうです。いくら伝統があっても、時代にマッチした改革が必要だとの良い事例になりそうです。
