アラビア半島南部のオーマンでのサバクトビバッタ大量発生が、大群となって、イラン、パキスタン、インド西部を襲い、農作物を食べつくしています。
中国を経由し、日本にへとやってくるのではと心配するむきもありますが、日本への影響は果たしてあるのでしょうか?
日本のバッタ災害の過去事例を調べてみると、我が国には強い味方がいることが分かりました。
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バッタ大量発生が日本に近づいてる?影響は?
アラビア半島南部のオーマンでのサバクトビバッタの大量発生が、群れを成してイラン、パキスタン、インド西部に達し、中国に迫り日本に近づいているとの情報があります。
日本への影響を心配しなければならないのでしょうか?
バッタによる農作物の被害を蝗害(こうがい)と呼び、サバクトビバッタやトノサマバッタなど相変異を起こすバッタ類の大量発生による災害を意味します。蝗(いなご)とは関係ありません。
群生行動をしているバッタは、水稲や畑作作物などに限らず、全ての草本類(紙や綿などの植物由来の製品にまで被害が及ぶ)を短時間のうちに食べ尽くしてしまいます。北海道では襲われた後を見てみると、障子紙も食べつくされていたそうです。
まず、サバクトビバッタがどんな特徴を持つのか見てみましょう。
サバクトビバッタの特徴
・成虫のオスの体長は40-50mm、メスの体長は50-60mmと大型である。
・アフリカと中東の乾燥した地域に生息していて、大雨が降って植物が繁茂すると大量に発生する。
・単体での活動に最適化された「孤独相」から相変異を起こし、移動に適した「群生相」へと変異する。体の色が褐色から黄と黒に変わり、筋肉が大きくなりながら食べ物を求めて移動する。
1つの群れは最大で1,200平方キロメートルを移動し、1平方キロメートルあたりに4,000万から8,000万匹が含まれている。
・1日に1匹のバッタは144キロ以上も移動する。
・自分の体重と同じ重さの植物を消費する。1平方キロメートルあたりのバッタの集団が1日に食べ尽くす食糧は人間35,000人分に匹敵するとも試算されている。
・到達できる最高高度は海抜2,000メートルであり、これ以上は気温が低すぎるため上昇できない。
いくつかの観点から日本へ飛来して大量発生する可能性は小さいと考えられます。
日本でサバクトビバッタ大量発生の可能性が小さい4つの理由
1.日本は温湿地帯であり、エントモフトラ属のカビを始めとするバッタの天敵が存在する。
但し、過去の事例のように、造成地や山火事跡地など、一時的に天敵が存在しない環境で発生する可能性はある
2.狭く平原の少ない日本の土地では、バッタが数世代にわたって集団生活をする条件が整いにくい。
3. 適切な殺虫剤などを散布する技術を持っている。
4.インドやパキスタンと中国の間の2000mをはるかに超えるヒマラヤ山脈(7000m級、8000m級の山を含む)を越えて、中国に侵入するのは容易ではない。
バッタ大量発生は日本に過去事例ある?
日本で発生した蝗害としては、サバクトビバッタと同様変異して大群として活動するトノサマバッタによるものがあります。
・1880年(明治13年)8月 北海道でトノサマバッタが大量に発生して以降、1884年(明治17年)9月に長雨によって多くのバッタが繁殖に失敗するまで、断続的に続いた。
開拓前の十勝川と利別川が合流するあたりで、台風による大洪水で、広い範囲で沖積層が露出し、ここにヨシやススキなどイネ科の植物が生い茂る草原が出現し、その後好天が続き、トノサマバッタの繁殖条件が整ったためと言われています。
・1971年(昭和46年) - 1974年(昭和49年) 沖縄県の大東諸島
・1986年(昭和61年) - 1987年(昭和62年) 鹿児島県の馬毛島
・2007年(平成19年) オープン直前の関西国際空港2期空港島で発生。6月9日には3,884万匹のトノサマバッタが確認された。
関西国際空港側は、100万匹を割るところまで、薬剤散布で駆除し、最終的には、エントモフトラ属のカビ感染により、トノサマバッタの大発生は終息しました。
以上のように、日本での発生は、天敵が一時的にいない造成地、孤島など特殊な条件の場合に限られていました。
バッタ大量発生2020の現状
アラビア半島南部のオーマンの砂漠地帯で大量発生したサバクトビバッタの群れが北はパキスタン、インドへ、南からアフリカのエチオピア、ケニアにまで達しています。
(国連食糧農業機関FAOwebsite参照)
経緯を見てみましょう。
アラビア半島南部のオーマンの砂漠地帯(広大なルブアルハリ砂漠)は、数百メートルの高さの砂丘が続いており、道路もインフラも何もなく人もいない場所です。
2018年5月1度のサイクロン(温帯性低気圧)での大雨がこの砂漠に6カ月も植物が繁茂できるだけの水をもたらしたことで、サバクトビバッタの繁殖条件が整った。
サバクトビバッタは3カ月で 1世代が20倍でとなり、6カ月後には400倍に増えた
2018年10月 2度目のサイクロンが発生し、イエメンとオマーンの国境付近に大量の雨をもたらした。
2018年末 オマーン南部でバッタの群れが目撃される。
2019年1月 オーマンの砂漠地帯が乾燥しはじめ、食料がなくなったバッタは、オマーン南部から北へ、南へと移動を開始始めた。
北へ:オマーン南部⇒(ペルシャ湾)⇒イラン⇒パキスタン南西部の砂漠地帯⇒パキスタン(過去30年で最悪)⇒インド西部
例えば、パキスタン南部シンド州では、換金作物である綿の壊滅的被害が懸念され、州都カラチ付近では全体の半分の作物が被害を受けています(2020年)。
南へ:オマーン南部⇒イエメン⇒(2019年初夏:紅海を飛び越え)⇒ソマリア⇒エチオピア(過去25年で最悪)、ケニア(過去70年で最悪)さらに、タンザニアや南スーダンにも飛来した。
2020年2月2日 ソマリア政府は「国家の食糧安全保障にとって大きな脅威」として、国家非常事態を宣言した。
バッタ大量発生の海外の反応
みんなの感想
これはほんの始まりです。最悪の事態はこれからだ!!!!
ネットの反応
オーストラリアの火災、コロナ、そしてこれ、2020年は揺れ続けています..
みんなの感想
(人類の)終わりは近い・・・準備しなければ。
ネットの反応
誰かが私たちを絶滅させようとしているように見えます...洪水、火事、疫病、バッタ、熱波、次は何ですか?
みんなの感想
これらのバッタが作物に対して行っていることは、人間が地球に対して、膨大な数同じことをしていることなんだ。皮肉なことに。
出典:Youtube
まとめ
ココがポイント
- バッタ大量発生が日本で起こる可能性は4つの理由から限りなく小さい
- 日本にも、トノサマバッタによる蝗害が過去にあったが、これまで克服してきた
- 2020年になってからのコロナ感染を含めた災害続きのため、旧約聖書(出エジプト記)の影響もあり、人類の終わりが近づいているとの悲観的なものが多い
日本で直接、バッタによる蝗害が起こる可能性は小さいと思われますが、アフリカ、アラブ西アジアで、サバクトビバッタによる農作物などの壊滅的な被害が生じると、食糧価格が高騰するなどの、大きな影響が日本にも及んできます。
サプライチェーンの拠点として重要なアジアで、危機が生じれば、日本の産業に大きな影響が出る懸念が大いにあります。
発生のきっかけは、今まであり得なかったオーマンの砂漠地帯でのサイクロンによる大雨にあります。
昨今の大災害は地球の温暖化に原因を求める見方がほとんどです。
人類が二酸化炭素を長年にわたり、大量に放出させたために、地球温暖化を生じ、豪州の大火災、台風、ハリケーン、サイクロンの凶暴化、熱波など様々な災害につながっている可能性が高いと考えられます。
現在は日本や欧米主要国がコロナ対策にかかりっきりですが、バッタについても世界全体で、被災国に資金や技術援助をするだけでなく、世界で地球温暖化問題に真剣に取り組んでゆかないと、取り返しのつかないことになりかねません。