フィギュアスケート

アイスダンスとペアの違いを分かりやすく解説

男子シングルからアイスダンスに転向し、全日本選手権で大きな注目を浴びている高橋大輔選手。
男女一組で演技する競技にはペアもありますが、なぜアイスダンスを選択したのでしょう?

アイスダンスとペアの違いを分かりやすく解説し、高橋大輔がアイスダンスを選んだ理由を探ってゆきます。

ペアとの違いがよくわからん

アイスダンスとペアの違い

アイスダンスとは

アイスダンスは「氷上の社交ダンス」と言われいるように、ステップの技術が中心で、スケーティングの中で踊りを表現する競技で、ジャンプはありません。
ただ、時を経て、リフトなどアクロバティックな技が盛り込まれるようになり、よりスポーツ競技らしいものに変わって来てはいます。

ペアとは

ペアはフィギュアスケートシングルのカップル版と言え、男女二人でしか表現できない技に重点が置かれ、高く掲げるリフトや投げ上げるリフト、男性の補助で遠くに飛ぶスロージャンプなどアクロバティックな技が見どころの競技となっています。

全日本でこれほどまでにアイスダンスが取り上げられるようになるなんて!

違いを分かりやすく解説

細かくはスケートシューズにも違いがありますが、大きな違いに絞って見てゆきます。

演技

それぞれショートとフリーがありますが、呼び方も時間も違います。

アイスダンス

リズムダンス(RD):2分50秒
フリーダンス(FD):4分

ペア

ショートプログラム(SP):2分40秒
フリースケーティング(FS):4分30秒

音楽

アイスダンス(RD)
シーズン毎に指定されるリズムとテーマに合わせ、規定要素が含まれたプログラムを滑走します。
2021/22シーズンについては以下のリズムが選定されました。
ストリートダンス・リズム。以下に示す例から異なるリズムを2種類以上用いる:ヒップホップ、ディスコ、スウィング、クランプ、ポップ、ファンクなど、ジャズ、レゲエ(レゲトン)、ブルース

アイスダンス(FD)
自由なリズムで構成されたプログラムです。
勿論、攻撃的もしくは不快感をもたらす歌詞が含まれる音楽はスポーツ倫理上用いないこととなっていますが。

一方、ペアでは、SP、FSとも音楽、リズムの規定はありません。

ジャンプやリフト

アイスダンスでは、男女シングルやペアと違い、1回転半以上のジャンプや、男性が女性を頭上まで持ち上げるリフトなどは禁止されています。

ペア(SP)規定された7つの必須要素(リフト、ジャンプ、スピン、ステップシークエンス)でプログラムを構成します。
ペア(FS)自分で選んだ音楽の曲想を表現するため、規定された要素を含むバランスの良いプログラムを滑走します。回数などの制限はあります。

ステップ

アイスダンス(RD)「逆行、ループ、腕2本分伸ばした距離以上に離れること、両腕を完全に伸ばしきった状態でのハンド・イン・ハンドホールド」は禁止されています。

アイスダンス(FD)逆行は1回のみ、音楽の2小節を超えてはならない。
ストップ、ループ、完全に腕を伸ばしきったハンド・イン・ハンドホールド、5秒以上の両腕間隔を超えたセパレーション」は禁止されています。


社交ダンスだから衣装に随分違いがあるのは当然

なぜ高橋大輔はアイスダンスに向かった?

できるだけ長くスケートをやって表現したい
故障や年齢的な問題もあり、高橋大輔はシングルの選手として世界で戦うことに限界を感じていました。
シングルでは、演技をしている間は全力疾走し、ジャンプして着氷する際の衝撃は、体重の5倍から8倍に達するほどの負担がかかります。競技の選手寿命は30歳までとも言われています。
33歳の高橋大輔にとっては、シングルと同じ過酷さを要求されるペアより、アイスダンスを選択することは必然だったのでしょう。

ステップと上半身をダイナミックに使った表現力を生かせる
高橋大輔は男子シングルの特にFSに見られるように、プログラムをひとつの作品に作りあげ、音を体で表現できる能力に優れていました。その特長はアイスダンスにこそ生かせます。

ダンスがもともと好きだった
2014年のソチ五輪後の1度目の引退後、ニューヨークにダンス留学や、ダンスの舞台に出たりしていました。

2019年1月にパートナーとなる村元哉中からのオファーがありました

有言実行の超進化、本当にカッコイイ!

まとめ

要約すると...

  • ペアは、基本的にシングルを男女二人で滑るのに対し、アイスダンスは「氷上の社交ダンス」と言われ、ステップの技術が中心で、スケーティングの中で踊りを表現する競技で、ジャンプはない
  • アイスダンスとペアの違いを演技時間、音楽、ジャンプやリフト、ステップにわたり、分かりやすく解説した
  • 高橋大輔本人のフィギュア選手としての特長、年齢、体力を考えると、アイスダンスを選択することが必然だった
シングルより、このアイスダンスの代表争いが本熾烈!

-フィギュアスケート

Copyright© 拳闘マニア , 2022 All Rights Reserved.