中断していたプロボクシングの興行が日米で徐々に始まりました。「聖地」の米ラスベガスでこのほど行われた試合で、地元ファンを驚愕させる1戦が話題になっています。
スーパーミドル級の新星・エドガー・バーランガ選手(米国)が日本時間22日、ノンタイトル戦でエリック・ムーン選手(米国)をわずか開始62秒でマットに沈め、デビューからの連続1ラウンドKO記録を22に伸ばしたのです。→2020年10月15に伸ばしました。→2020年12月12日16に伸ばしました。
※エドガー・ベルランガの表記もあり
エドガー・バーランガとはどんな選手なのか?その戦績や、強さは本物なのかを探ってみました。

◆ボクシング◆ 2025年2月24日(月・祝) 中谷潤人 vs ダビド・クエジャル 堤聖也 vs 比嘉大吾 那須川天心 vs ジェーソン・モロニー他 ![]() |
![]() エルドアカジノなら スポーツベットはもちろん、ライブカジノや、 カジノスロットも楽しめる。 \場所や時間を選ばず楽しめる/ ※エルドアカジノの登録は簡単ですが、登録の方法の詳細を知りたい方は"チェリカジ"さんのエルドアカジノの登録方法 や 入金不要ボーナスの貰い方 、初回入金ボーナス最大5万円の貰い方、スポーツベットの始め方を参考にして下さいね。 |
エドガー・バーランガの戦績
日本のファンにはほぼ「初耳」「初見」と思われるエドガー・バーランガ選手(ベルランガ)。まずはそのこれまでの戦績や強さは本物なのか、経歴を振り返ってみましょう。
ボクシングサイト「BoxRec」によれば、バーランガ選手は米国出身の27歳。ニューヨークを拠点にスーパーミドル級で活動し、スタイルはオーソドックス。身長・リーチとも185cmの大柄なボクサーです。

16年4月にプロデビュー戦を行い、そこから数か月に一度のペースで試合を重ね、これまでの戦績は22戦無敗(17KO)。「KO率100%」と内容も抜群なうえ、何とそのすべての試合で開始1Rのうちに相手全員をリングに沈めるという、もの凄い強さを誇っています。
過去の対戦では、最短で41秒KOも記録したバーランガ選手。いまだタイトルはなく、16人の対戦相手も決して「実力者」とはいえませんが、米メディアによると本人は「ボクサーとしてまだまだ成長できる。パワーのほかに、バランスの取れたボクサーであることを示したい。連続KOはかっこいいが、自分にとっては1RKOよりも大事なものがある」と、頼もしいコメントを口にしているようです。
彼の活躍が続き、アクセスが増えてきましたので基本情報と戦績をまとめました。
本名 | Edgar Luis Berlanga エドガー・ルイス・バーランガ (ベルランガと表記されることも) | |
---|---|---|
通称 | 選ばれし者 (The Chosen One) | |
出身 | アメリカNY ブルックリン? (wiki情報) | 「自分はプエルトリコ人であると感じてる」 「プエルトリコで生まれ育った」 と発言している |
国籍 | アメリカ合衆国 | 家族はほとんど プエルトリコの島に居住 |
誕生日・年齢 | 1997年5月18日生まれ | |
身長 | 185cm | |
リーチ | 185cm | |
アマ戦績 | 162勝17敗(米wiki情報) 23勝(2KO)12敗(boxing rec情報) | 意外とアマ時代はKOが少ない? |
プロ戦績 | 20戦20勝(16KO) 0敗 | 16連続1ラウンドでのKO勝ち (世界記録はアリ・レイミの21) |
デビュー | 2016-04-29 | |
経験階級 | スーパーミドル級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 89% | |
その他 | ・7歳で始める ・フェリックス・トリニダードのファン | トリニダードも プエルトリコ人 |
戦績は以下となります。更新していきます。
戦目 | 日付 | 対戦相手 | 勝敗 | 結果 | 結果・時間 | 対戦相手成績 勝 負 分 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
23 | 2024-09-14 | サウル・アルバレス | 61 2 2 | |||||
22 | 2024-02-24 | パドレイグ・マクロイ | 勝利 | KO | 6R | 18 0 0 | ||
21 | 2023-06-24 | ジェイソン・クイグリー | 勝利 | 判定 | 12R | 20 2 0 | ||
20 | 2022-06-11 | ロアメル・アレクシス・アングロ | 勝利 | 判定 | 10R | 27 2 0 | ||
19 | 2022-03-19 | スティーブ・ロールズ | 勝利 | 判定 | 10R | 21 1 0 | ||
18 | 2021-10-9 | マルセロエステバンコセレス | 勝利 | 判定 | 10R | 30 2 1 | ||
17 | 2021-4-24 | デモンド・ニコルソン | 勝利 | 判定 | 8R | 23 3 1 | ||
16 | 2020-12-12 | ユリシーズ・シエラ | 勝利 | TKO | 1(8)、2:41 | 15 1 2 | ||
15 | 2020-10-17 | ラネルベローズ | 勝利 | TKO | 1(8)、1:29 | 20 5 3 | ||
14 | 2020-07-21 | エリック・ムーン | 勝利 | KO | 1(8)、1:02 | 11 2 0 | ||
13 | 2019-12-14 | セザール・ヌネス | 勝利 | TKO | 1(8)、2:45 | 16 1 1 | ||
12 | 2019-08-10 | グレゴリー・トレネル | 勝利 | TKO | 1(8)、2:24 | 11 4 2 | ||
11 | 2019-05-25 | ジョルジ・ヴァルジュ | 勝利 | KO | 1(8)、0:43 | 7 4 0 | ||
10 | 2019-04-20 | サミール・ドス・サントス・バルボサ | 勝利 | TKO | 1(8)、0:46 | 37 15 3 | ||
9 | 2018-09-29 | グレゴリー・クラーク | 勝利 | TKO | 1(6)、2:29 | 3 2 1 | ||
8 | 2018-06-09 | アーロン・ガルシア | 勝利 | TKO | 1(6)、1:24 | 16 8 1 | ||
7 | 2018-01-26 | ハイメ・バルボザ | 勝利 | TKO | 1(6)、2:42 | 19 13 0 | ||
6 | 2017-11-18 | エンリケ・ガレゴス | 勝利 | TKO | 1(6)、1:42 | 7 5 1 | ||
5 | 2017-09-09 | Saadiq Muhammad | 勝利 | KO | 1(4)、0:41 | 4 0 0 | ||
4 | 2017-03-24 | クリストファー・サレルノ | 勝利 | TKO | 1(4)、1:14 | デビュー | ||
3 | 2016-11-18 | ホセ・アルベルトリール | 勝利 | TKO | 1(4)、2:40 | 9 7 1 | ||
2 | 2016-06-16 | ホセ・アントニオレオスネリー | 勝利 | KO | 1(4)、0:49 | デビュー | ||
1 | 2016-04-29 | ホルヘ・ペドロザ | 勝利 | KO | 1(4)、1:02 | デビュー | ホセ・ペドロサとは別人です |
では次項でバーランガ選手の「本物度」が見える最近の試合を動画で見てみましょう。
エドガー・バーランガの強さは本物?動画は?
デビュー以来16試合連続で「1RKO勝利」の驚愕戦績を続ける、米国中量級のプロスペクト、エドガー・バーランガ選手。その強さは本物なのか、所属する米プロモート大手トップランク社の公式動画でチェックしてみましょう。
■14戦目・ムーン戦
開始早々、バーランガ選手が圧力をかけてムーン選手をロープ際に。ガードを固める相手にガードお構いなしに強打を振るいます。左右のボディーを放ちガードの上から右フック。
ムーン選手のブロックする左腕がわずかに下がったところを見逃さず、右のフックを顔面にねじ込むと相手は崩れ落ちます。起きようとしても足元がおぼつかず横転、そのままレフェリーストップに。62秒のTKO勝利でした。
■10戦目・バルボサ(ブラジル)戦
開始から30秒すぎ、バーランガ選手が強烈な左右フックで揺さぶり、右ストレートを放つと見事相手の顔面を捉えます。明らかにパンチが効いた様子でバルボサ選手の足元が揺らぐ中、ガードの上からバーランガ選手がラッシュをかけ、レフェリーが試合をストップ。わずか45秒でのTKO勝ちとなりました。

■15戦目・ Lanell Bellows戦
■16戦目 ・ウリセス・シエラ戦
シエラは15勝1敗2分でKO負けなしで、今回ばかりは1RKOはないだろう、という声もありました。が...
14戦目の試合後、バーランガ選手はメディアの取材に「自分は精緻なファイターだ。たくさんのスキルと身のこなしを身につけている。そして寸分違わないショットがある」と自画自賛。「あと2、3試合やれば(評価も)急上昇だろう」と自信に満ちた様子だったそうです。
中量級といえば「世界一稼ぐNo1・PFP」カネロ・アルバレス選手が君臨する階級。米ファンからは近い将来のカネロ選手ら、トップランカーとのタイトル戦を期待する声も高まりそうです。
エドガー・バーランガの海外の評価
みんなの反応
この男は獣でありモンスターだ
ネットの感想
パンチのレベルはヘビー級だな
みんなの反応
恐らくP4Pでも最もパンチが強いボクサーの一人といえるだろう
ネットの感想
なるほどこのパワーは嘘じゃなさそうだ。バーランガはスーパースターの素質あり
みんなの反応
ムーン(月)が62秒後にスター(星)を見たってわけかw
出典:YouTube
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- ボクシング興行再開の米でバーランガがデビューから16戦連続KO達成
- スーパーミドル級の新星。16戦すべてで1RKOという超絶なパンチ力
- 「パワーはヘビー級」とファン興奮。カネロらとのタイトル戦に期待
ちなみに米メディアによると、「1RKO」の連続記録はアリ・レイミ選手(イエメン)の「21」だとか。またボクシング放送で定評のあるWOWOWの記事によれば、プロボクシングでの連続KOの世界記録はクラーク選手(米国)の「44」。ただこれは一晩に6人と対戦したり、レスラーや町の力自慢と対戦したりと、内容的にかなり問題がある記録だとされ、正規のプロボクサー同士の対戦としては、74~81年にかけて達成された、後の三階級制覇王者ウィルフレド・ゴメス選手(プエルトリコ)の「32」が1位だといわれています。
世界にはまだ「上には上」がいますが、果たしてバーランガ選手はどこまで記録を伸ばせるでしょうか。

関連