11日、東京・後楽園ホールで行われた東日本新人王準々決勝ミドル級4回戦で、80年代の人気ボクサーで“浪速のロッキー”こと俳優・赤井英和さんの長男、赤井英五郎選手がプロデビュー戦に臨みました。
しかし結果はわずか1R2分ちょっとでTKO負け。「赤井2世」赤井英五郎選手は弱い?なぜ〝惨敗〟を喫してしまったのか理由を探りました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)
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赤井英五郎は弱いのか?なぜデビュー戦惨敗か?
東日本新人王予選で赤井英五郎選手が対峙したのは、やはりこれがデビュー戦という岡村弥徳選手(23)。 試合では赤井選手がガードを固め前に出ますが、序盤から被弾が続く苦しい展開に。
赤井選手は得意の強力な左フックで反撃を試みますが、相手に主導権を握られたまま、最後は連打を受け棒立ちとなったところでレフェリーが試合を止めました。
現役時代19戦負けなし、当時の日本記録である「デビュー以来12戦連続KO勝ち」という快進撃で大人気だった父。その長男のプロデビュー戦とあって注目された1戦でしたが、残念な結果に。英五郎選手はなぜ歯が立たなかったのか。〝弱い〟と言われる理由は何でしょうか。
https://twitter.com/nittele_ntv/status/1436162516569239553
英五郎選手や父英和さんの話をまとめると、もともと弱点である防御の弱さが最初から露呈してしまったといえます。細かいパンチを先手先手で当てられ、態勢が整わないまま散発的に反撃。
しかし相手のリズムを変えられず、逆に左フックを受けて腰を落とし連打にさらされる悪循環にはまりました。
本人も弱点克服へ「ガードを意識して練習した」と言うものの、小さなパンチでもミドル級では重いため、細かくもらい続けると意識が守り一辺倒となり、かえってダメージが増幅する結果にもなったようです。
父が指摘するようにブロック、ウィービング、ダッキングなど多様な防御技術でかわしながら、前進して攻め込むテクニックの点でも、赤井英五郎選手はまだ未熟だったといえそうです。
【ボクシング】無念の敗北で寄り添った父子の思い。赤井英和、英五郎
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赤井英五郎のアマ戦績
「父に比べなぜ弱い?」とファンにとっても残念な形となった赤井英五郎選手のプロ初戦。ここで英五郎選手の経歴を振り返ってみます。
赤井英五郎選手は東京生まれの26歳。小学6年の時米ハワイに留学し、小中学校時代はラグビー、高校ではアメリカンフットボールをやっていたそうです。
ボクシングは、ロサンゼルスのウィディア大に進学後の20歳で始めたという遅咲き。15年に休学して日本でライセンスを取得、日米で試合を行います。
18年に大卒後、帰国してボクシングにさらに打ち込み、全日本社会人選手権では3試合連続でRSC勝ちして優勝するなどの強さを見せました。アマ戦績は8勝(4KO)6敗です。
https://twitter.com/nikkan_editors/status/1436811790554255363
赤井英五郎がボクシングを志した理由
「浪速のロッキー2世」ながら、初めてグローブに拳を通したのは20歳。そんな赤井英五郎選手がボクシングを志した理由は何だったのでしょうか。
本人によるとそれはハワイでの高校時代のこと。2年生になっても将来の具体的な進路が思い浮かばず、頭によぎったのが父が若い頃活躍したボクサーでした。
「(自分にも可能性があるのか)やってみないと確認できないことだし、まずはやってみようと」。ロンドン五輪での村田諒太選手らの活躍や2020年東京五輪開催決定のニュースにも触発され、「体を動かすのは若い時しかできない。8年あれば東京五輪に間に合う」と、日本代表を目指してアマボクサーの道に進みます。
しかし代表選考を兼ねた2019年の全日本選手権はベスト8で敗退。五輪の夢は叶いませんでしたが、それでも「父ができなかったことを自分の手で成し遂げたい」と、父が2度挑みはね返された世界王者になる目標を掲げ、プロに転向したそうです。
赤井英五郎のデビュー戦へのSNSの反応
みんなの反応
浪速のロッキーの息子なんだから、もっと闘志むき出しのケンカスタイルでも良いかも
ネットの感想
C級からのデビュー戦にしては二人ともレベル高かったと思う
みんなの反応
岡村はアマもやってない本当の1年目なのに手数も動きも抜群。赤井息子はセンス無いかな…
ネットの感想
黒星スタートは悪くないで。かえって強くなれるかも。最初に調子に乗らん方がええ
みんなの反応
2世ボクサー。映画ロッキーのコスデザイン。相手より凄いマッチョな肉体。周りの過大な期待。で1RKO負け…。ドツボな要因が多過ぎて興奮した
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 「浪速のロッキー」赤井英和長男の英五郎がミドル級プロデビュー
- しかし1RTKOで惨敗。強みの攻撃力出せず、弱い防御突かれ棒立ちに
- 五輪目指し20歳でアマの道へ。「父超える」とプロ転向も苦しい初陣
「力を出しきることができなくて気の毒、かわいそう」と、試合後は思わず父の顔になった赤井英和さん。「まさかボクシングやるとは思ってませんでしたから」。息子の惨敗にショックを受けつつも、何か親子で通じるものを感じられた嬉しさも滲んでいるようでした。
「気持ちは強い子だから挽回できる」と父からエールを送られた息子・英五郎選手は「僕だけが続けたいと言って続けられる世界じゃないし、コーチと話し合いながらもうちょっと頑張りたい」と冷静。
まずは次戦での再起に向けて、めげずにリセットしてほしいですね。
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