ボクシングでPFP1位になるなど「日本史上最強」、〝格闘技界の至宝〟とも称されるザ・モンスター、井上尚弥選手。日本人初の偉業である「世界主要四団体王座統一」まであと一戦に迫っています。
その〝ターゲット〟であるWBOバンタム級王者ポール・バトラー選手(英)との決戦は、12月にほぼ決定したと報じられています。では世紀のメガマッチ「井上vsバトラー」戦のファイトマネーは幾ら?二人の配分は?オッズや予想はほぼ「バトラー勝ち目なし」ですが、それでもなぜ彼はチャレンジするのか、探ってみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

目次
井上尚弥vsバトラーのファイトマネー
6月にレジェンドのWBC王者ドネア選手を圧巻のKOで「瞬殺」し、WBA・IBF・WBCの三冠を手にした井上尚弥選手。世界中のボクサーが羨望し、希有な名誉の「アンディスピューテッド(絶対的=4団体)王者」まで、残るベルトは一つです。
そのWBOベルトを持つバトラー王者との試合は12月に日本で行われるとされ、ファンの期待は高まる一方です。日本で4団体統一戦という超ビッグマッチが開催されるのはもちろん史上初めてですが、気になるファイトマネーは幾らなのでしょうか。
「スポニチ」の報道によると、井上選手は21年の世界戦2試合で、それぞれファイトマネーが1億円を突破。軽量級では破格の高額だとされます。
そして6月のドネア2戦では自己最高の推定2億1000万円にまでアップ。所属ジムの大橋会長は「次も最高額になる」と、バトラー選手との4団体統一戦では「3億円」に達する可能性を示唆しています。


https://twitter.com/naotaku_mg/status/1567842276763901952
敗戦確実視のバトラーが闘う理由になるか?
とにかく正式発表が待ち望まれる「井上尚弥vsバトラー」戦ですが、「井上以外で現バンタム級最強」といわれたドネア選手をいとも簡単に2Rで葬り去ったモンスター。メディアでは「もはや敵なし」「バトラーは相手ではない」と、視線が既に〝井上4団体統一後〟に向かっている有様です。
オッズや予想でも「バトラーには100に1つも勝ち目なし」といわれるほどですが、それでもなぜそんな「絶望的玉砕戦」にバトラー王者はあえて臨むのでしょうか。
📣『#ボクシング オッズ』🔥🥊❤️🔥
気になるオッズ
✅カネロ1.16 🆚 GGG5
✅ウッド2.75 🆚 ララ1.4
✅ジョイス1.44 🆚 パーカー2.62
✅エストラーダ2.5 🆚 ロマゴン1.5
✅#井上尚弥 1.025 🆚 バトラー13 https://t.co/lXpcM5mfkk pic.twitter.com/GlLQBfCDu9— ボクシングアート🥊🇯🇵一つとして同じものはない🔥 (@apa_Box) September 9, 2022
魅惑の巨額報酬…
一つの理由に挙げられるのが高額ファイトマネー。世界戦のファイトマネー配分はプロモーターによって様々ですが、最近の統一戦などメガマッチの事例では「6:4(カネロvsGGG1)」「3:1(GGGvs村田)」などと言われています。
仮に井上選手のファイトマネーが3億円だとするとバトラー側は1億円超。これにPPV収入の歩合やスポンサー収入なども上乗せされるため、バトラー陣営がキャリア上で経験のない巨額な報酬を得られるのは確実です。

Listen: Eddie Hearn ready to offer Paul Butler £200,000 to fight Jamie McDonnell http://t.co/PeeCHzIpwE #boxing pic.twitter.com/WdxRJBRLwG
— Liverpool Echo (@LivEchonews) June 10, 2014
人生集大成&ボクサー魂
バトラー選手は33歳。戦績では世界挑戦に2度失敗するなどの経験もありキャリアは既に終盤。地元英メディアには「いくらお金が良くても見合うリスクか?」との懐疑論もあるようですが、本人のインタビューによれば「世界No1になりたい、強い選手に挑みたい」という純なボクサー魂が何より背中を押しているようです。
「Number Web」による「なぜ井上と戦うのか?」との問いに彼はこう答えています(https://number.bunshun.jp/articles/-/853687、概要)。
・私は彼の大ファンでもある。PFPではウシク、クロフォード、井上がトップ3。そんな最高レベルと戦えるなんて素晴らしい名誉。
・誰もが井上との対戦を望んでいる。だから王者にならない限り自分が挑戦者に選ばれないとわかっていた。
・アスリートは最高の相手と戦いたいもの。まだ一度も訪れたことのない日本に行き、井上と戦いたい。
・(英国の強豪勢と国内で対戦する選択肢もあるが?)私は英国のNo.1ではなく世界でNo.1になりたい。世界最高の選手と戦うことが優先。
・私は子供たちに尊敬されるような選手になり記憶されたい。最強の選手と戦い財産も築きたい。だから井上との統一戦は極めて重要な意味を持つ。

Paul Butler. Boxing out of Ellesmere Port nr Liverpool. Former world bantamweight champion challenging next week to become 2 time world champion. Great man a gentleman and a fantastic boxer. 🥊🥊🥊 pic.twitter.com/jjXwgO6MDX
— Ian mcilroy (@IanTwacker) April 13, 2022
Gabriel Muratalla getting rounds in with Team Inoue today at Wild Card Gym #RGBA #HouseOfChampions pic.twitter.com/GaIaZo6EoC
— Robert Garcia Boxing (@GarciaBoxing) September 7, 2022
井上バトラーのファイトマネーに関するみんなの反応




出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/35380227cddb32c5a1d65a00872d3a7eb6415e1f/comments
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 発表待たれる井上尚弥vsバトラーの4団体統一戦。ファイトマネーは?
- 尚弥自己最高3億円超の説。バトラーも1億円超+PPV歩合で巨額報酬か
- 負け確実でも「井上戦は名誉。世界最強と戦いたい」がバトラー本心?
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