世界のファンが待望しながらなかなか実現しないボクシングの1戦。その代表格がトップPFP同士のライバル対決「スペンスvsクロフォード」でしょう。
何度も浮上しては流れてきたこの試合ですが、このほど再び権威ある米リング誌が「スペンスvsクロフォードが米ラスベガスで、6月17日に開催の方向となった」と報じました。果たして今回は本当に実現するのでしょうか。
「世紀の超大物対決」ながらなかなか合意しない大きな理由がファイトマネーの問題だといわれます。それはどういうことなのか。「難産スペンスvsクロフォード戦」のファイトマネー事情を探ってみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

◆ボクシング◆ 2025年2月24日(月・祝) 中谷潤人 vs ダビド・クエジャル 堤聖也 vs 比嘉大吾 那須川天心 vs ジェーソン・モロニー他 ![]() |
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スペンスvsクロフォードのファイトマネーいくらになるか?
現在、WBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード選手(米)と、世界同級のWBC、IBF&WBAスーパー王者エロール・スペンスJr選手(米)。長年のライバル同士でPFPトップクラス、いまだ無敗のスーパースター同士ですが、お互いのプロモーターや放映契約の違いからこれまで直接対決が組まれてきませんでした。
ただファンの熱い声が多く本人達も乗り気なことから、ついに昨秋、厚い契約の壁を乗り越えて「合意」が伝えられたものの、直前にやっぱりご破算に。
業界には半ばあきらめ感すら漂いましたが、ようやくこのほど交渉が再開され、米でこの世紀の4団体王座統一戦が、日本時間6月18日のラスベガス開催で決まったと報道されました。

23日の正式発表に期待大ですが、しかしなぜこれほど二人の交渉はこじれるのか。「無敗の〝最強幻想〟があるからこその商品価値。負けると一気に『安くなる』のが嫌なのだ」といった口さがない声もある中、最も大きな原因はファイトマネー問題ではないかと言われています。どういう背景事情なのか、海外報道などをベースに見ていきましょう。
過去のファイトマネー
世界のボクシング界で、最も人気あるヘビー級王者と並ぶほどのスター・クロフォード、スペンス両王者。しかし意外にもファイトマネーは「それほどでもない」説があります。
実際過去のファイトマネーはいくらくらいだったのか、Wikipediaの記述から見てみましょう(為替換算は報道当時のレート)。

The April 2023 issue of The Ring, which previews the April 22 Gervonta Davis-Ryan Garcia superfight, is now available to subscribers. Visit the https://t.co/JBtPqIfghD homepage to access digital and traditional magazine formats: https://t.co/47BUcsY1XL
— Bible of Boxing (@ringmagazine) April 11, 2023
クロフォード
・16年のvsモリーナ戦 … クロフォード150万ドル(約1億7千万円)、モリーナ40万ドル(4500万円)
・21年のvsショーン・ポーター戦 … クロフォード600万ドル(約6億9千万円)、ポーター400万ドル(約4億6千万円)
スペンスJr
・16年のvsアルギエリ戦 … スペンス22万5000ドル(約2500万円)、アルギエリ32万5000ドル(約3500万円)
・19年のvsショーン・ポーター戦 … スペンス200万ドル(約2億1000万円)
今回は10億円超えは当たり前か
二人とも「えっ、マジ?ちょっと安くね?」な印象が正直ありますね。桁が一つ小さいようなイメージです。
ただ、さすがに「全世界が待ち焦がれたスーパースター頂上対決」「『武尊vs天心』のワールド版(?)」の「スペンスvsクロフォード」となれば、かなりの高額ファイトマネーも予想されているようです。
具体的な額が発表で明かされるか不明ですが、参考までに21年、パッキャオ氏がフィリピン地元紙に「クロフォードと戦うなら」と語った際には「自分は4000万ドル(約50億円)を得るに値するメガマッチ。クロフォードは1000万ドル(約13億円)を手にできれば満足すべきだ」と言及したそうです。
今回、ラスベガスで「スペンスvsクロフォード」戦が実現すれば、互いに10億円超レベルの報酬になるのは当然と思われます。
なぜかクロフォードは赤字が多い
それにしてもなぜパッキャオ氏さえ「クロフォードは俺の1/4でいい」と言い放つのでしょうか。メディアによると実は昨秋、合意直前で交渉破談になった要因の一つが、「この試合はPPV収入があまり期待できない」ためだったともいわれます。
PPVの少なさが最大のネックか
確かに、物凄いPPV数を稼ぐことで有名なメイウェザーJr氏の場合、15年の「vsパッキャオ」が440万件、17年の「vsマクレガー」が430万件。一方スペンス選手は19年の「vsポーター」が28万件、「vsガルシア」が36万件と桁が一個少ない状況。
クロフォード選手にいたっては、21年の「vsポーター」15万件、22年の「vsアバネシヤン」が12万件という寂しさでした。現代のボクシング興行はチケット代や放映権に加え、全世界でライブされるPPV収益が大きな柱。選手にとってもPPV収益の歩合による実入りは、時にはファイトマネーを超えることすらあるほどです。
PPV代高い米国で余計に減少?
その意味で「なーんか、実力の割にPPV少ないんだよね」なスペンス、クロフォード両王者の場合、ファイトマネー交渉も渋くなりがちのようです。
クロフォード選手は長年契約してきたトップランク社との関係を最近解消。自分が求める契約額を提示しないのが理由とされ「人種差別だ」と訴訟を起こしたほど怒っています。しかし同社のアラムCEOの言い分は「クロフォードはどういうわけかPPVが売れない。我々は彼のすべての試合で金を失ってきた」と辛辣です。
交渉当事者でもあるSHOWTIMEスポーツ社長も、以前「そりゃファンが見たいビッグマッチだし実現したいが、誰かが金を出さないとPPVだけじゃ無理。英のPPV代は普通4000円程度だが、米では1万円強もする。しかも違法動画でも見られちゃう。どのくらいの収益になるか計算が難しいんだ」と悩みを語っていました。
ファイトマネーに関するみんなの反応




出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/e9f0d71ed4a5c7cb93895885261c25d839e38655/comments?page=1
まとめ
要約しますと
- 〝狼少年〟的な世紀のメガマッチ「スペンスvsクロフォード」が6・17米ベガスで再合意か
- 交渉難航の最大要因はファイトマネー? なぜかPPVでひどく人気ない二人のスター王者
- 超巨額メイ戦などに比べ過去の金額も寂しさ。今回はさすがに両陣営10億円以上レベル?