今年もまもなく年の暮れ、大晦日が近づいてきました。毎年、日本の年末といえば格闘技の大きなイベントが盛りだくさん。大晦日の長時間地上波放送も〝風物詩〟でしたが、今年はすっかり様変わりしそうです。
2022年、ボクシングやMMAなど格闘技界ではほとんどTV地上波中継がなくなり、大晦日も同じ状況の模様。なぜ急に「地上波なし」ばかりになってしまったのか。格闘技界の最近のメディア事情を探りました。(出典:Wilipedia、各スポーツメディア)
◆ボクシング◆ 2025年1月24日(金) 井上 尚弥 vs キム・イェジョン 他 他開催場所:有明アリーナ |
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ボクシング・格闘技地上波なしが増える
昭和のプロレスブームや数々のボクシング世界戦、平成のK-1、PRIDEの隆盛、そしてRIZIN……。見るファンを熱くする格闘技は、日本では長らく地上波テレビの人気コンテンツとして位置づけられてきました。
ところが、令和もすっかり定着した2022年、格闘技のメディア中継は昔と一変。今年を振り返ってみると、従来は地上波生中継が当たり前だったボクシングなどのビッグな世界戦ですら「地上波なし」のケースが非常に増えたのです。
ボクシングもMMAもキックもとにかく「ライブはネット配信で」…。一体なぜ今年は「地上波なし」が急増したのか。まずは具体的に、今年どれほど「地上波なし」が多かったか事例を見てみましょう。
【新作! プロボクサー #井上尚弥 】
あの「モンスター」が再び #プロフェッショナル に!
まさに1週間後、日本人初となる #4団体統一戦 に挑む井上尚弥さん。自身の夢と語る「最大の勝負」に挑む井上さんの知られざる闘いの記録です。放送は12/15(木)夜7時57分からです。ぜひご覧ください! pic.twitter.com/qxENsE8rSm
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) December 6, 2022
◆「地上波なし」だった主な2022年格闘技ビッグイベント(以下、予定含む)
①ボクシング世界二団体王座統一戦「村田諒太vsゴロフキン」(4月) … Amazonプライムビデオ
②ボクシング世界三団体王座統一戦「井上尚弥vsドネア2」(6月) … Amazonプライムビデオ
③ボクシング世界戦「京口紘人vsベルムデス」(6月) … DAZN
④キックボクシング「THE MATCH/那須川天心vs武尊など」(6月) … ABEMA等
⑤総合格闘技(MMA)など「超RIZIN/朝倉未来vsメイウェザーJrなど」(9月) … ABEMA等
⑥ボクシング世界二団体王座統一戦「寺地拳四朗vs京口紘人」(11月) … Amazonプライムビデオ
⑦ボクシング世界四団体王座統一戦「井上尚弥vsバトラー」(12月) … dTVなど
⑧MMA「RIZIN40/RIZINvsベラトール全面対抗戦など」(12月) … ABEMA、U-NEXT等
https://twitter.com/rizin_PR/status/1598613996500054016
◆地上波TV中継があった主な2022年の格闘技試合
①ボクシング世界戦「井岡一翔vsニエテス」(7月) … TBS系列
②ボクシング「田中恒成vsシッキボ」(12月) … CBC(東海ローカル)
③ボクシング世界戦「井岡一翔vsフランコ」(12月) … TBS系列
https://twitter.com/TBSboxing/status/1598980367335231493
なぜ地上波なしが増えたのか
このように、2022年は日本の格闘技史上も「初めて」「世紀の対決」「世界的大注目」というようなメガマッチがてんこ盛りで、まさに歴史に残るようなエポックメイキングな一年でした。
にもかかわらず、20~30年前であればゴールデンタイムの地上波TV中継で高視聴率に沸いていたはずのこれら「超ビッグ試合」ですら、ほとんどが「地上波なし」でネット配信オンリー。
この激変ぶりは一体なぜなのか、メディア報道などから3つの理由を当サイトなりに考えてみました。
12月13日(火曜日)有明アリーナ
NTT docomo presents
PXB WORLD SPIRITS pic.twitter.com/HspcG9q7Hm— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) November 30, 2022
1,TV局自体の経営の苦境
まずはメディア界全体の環境変化です。地上波放送が主力である民放テレビ各局は、近年、ネット動画配信サービス拡大による視聴者の「TV離れ」と広告収入減少から経営が悪化。特に地方局では赤字の会社も急増しているといいます。
そこにきて3年前からのコロナ禍が追い打ちとなり、企業の広告出稿やイベント減少のためさらに収益がダウン。放映権が高額な世界的スポーツ大会や、制作費がかさむ大型番組は放送が困難になっているようです。
おのずと格闘技イベントでも高い放映権料は払えず、「競争に負けて」ネット配信会社に放送を譲る形になったと考えられます。
2,ファンの視聴スタイル変化
数年前まで「ライブのネット配信」といえば、画像が粗かったりたびたびフリーズしたり「やっぱりTVには劣るな」的イメージがあったのは否めません。
しかし配信環境はその後急速に改善され、現在では大画面TVにも「ネット配信アプリ」が搭載されるなど、ほぼ地上波と遜色ない品質レベルに。
スマホやタブレットで〝寝ながら〟視聴できる。「後追い」「見逃し」配信もある。好きな角度の映像に切り替えられる。時間に縛られず自由度が高い…etc。これまでなかったメリットが多いことから、多くのファンが〝ネット配信派〟に移りつつある現状も、TVには逆風なようです。
3,単純に「視聴率がとれないから」
2000年代頃までは、大晦日の「NHK紅白歌合戦」の裏番組で各局がズラリ横並びで格闘技長時間中継を競い、しかも高視聴率を記録するといったブームもありました。
しかし、近年は格闘技のみならず野球など多くのスポーツ中継の視聴率が低下。大晦日の定番だったRIZIN番組もここ数年は視聴率4~6%程度と低迷。
最後まで地上波中継を続けていたフジテレビも、「バラエティなどの方が視聴率が見込める」と今年ついに「全面撤退」に踏み切ったと報じられています。
地上波TVの格闘技やスポーツ中継。日本社会の一時代を築いたこの文化は今後どうなっていくのでしょうか。
地上波なしの中継にみんなの反応は?
引用:https://twitter.com/pandasukidesu/status/1600357824168882176
引用:https://twitter.com/yamagiri_shuji/status/1599935977199636481
引用:https://twitter.com/chichalist/status/1599848565211557890
引用:https://twitter.com/HadouHi69/status/1600812208476151808
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 超メガマッチ目白押しの2022年格闘技界。しかし地上波中継は数えるほどに激減!
- ボクシング世界統一戦、世紀の武尊vs天心ですらネットのみ。なぜ地上波なし?
- 民放経営悪化で放映権取れず。視聴率低下、TV離れや視聴スタイルの変化も…