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フィセッテコーチとは経歴は?大坂なおみ優勝の要因「目を見張る成長は間違いなく彼のおかげ」

大坂なおみの全米優勝の大きな要因の一つはフィセッテコーチの存在にあると言われています。

フィセッテコーチとはその経歴はどんなもので、大坂なおみにとってどの点が良かったのでしょうか?

コーチとしての特徴、指導した選手の実績をまとめ、特に因縁が深いビクトリア・アザレンカとの2度にわたるコーチングがどう働いたのかを詳しく見て行きます。

どんな魔術をもっているのかしら?

フィセッテコーチとは?経歴は?

フィセッテコーチとはどんな人物なのか?その華々しいコーチとしての経歴を具体的に見てゆきましょう。

ウィム フィセッテ(Wim Fissette)は1980年3月22日生まれベルギー出身の40歳で、現役選手としては、最高ランキング1291位(1999年シングルス)に留まりました。

2000年に現役引退後、2004年からキム・クライシュテルスのヒッティングパートナーを務めたのが、指導者としての第一歩です。

そしてクライシュテルスが、2007年世界ランキング4位のまま、引退後、2009年に現役復帰をする際、正式にコーチに就任しました。これがコーチとしてのスタートとなります。

以降の輝かしいコーチ歴を指導した選手をその戦績とともに見ておきましょう。


指導選手
優勝
準優勝(F)
準決勝進出(SF)
2009年
キム・クライシュテルス(ベルギー)
全米オープン
2010年
キム・クライシュテルス(ベルギー)
全米オープン
2011年
キム・クライシュテルス(ベルギー)
全豪オープン
2013年
サビーネ・リシツキ(ドイツ) 
ウィンブルドン
2014年
シモナ・ハレプ(ルーマニア) 
全仏オープン
ウィンブルドン
2015年
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
2017年
ジョアンナ・コンタ(イギリス)
ウィンブルドン
2018年
アンジェリック・ケルバー(ドイツ)
ウィンブルドン
全豪オープン
2019年
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
2020年
大坂なおみ
全米オープン

これまで実績のあった女子選手が、一時的な引退、怪我などで、不調におちいり、ランクを下げた時点で、コーチに就任して劇的な復活を遂げさせるというパターンが多いようです。

その結果、今回の大坂なおみを含めグランドスラムでの5回の優勝、2回の準優勝、3回のSF進出に導いた実績で、「優勝請負人」との評価を残しています。

全米で大坂なおみに敗れたビクトリア・アザレンカの欄は表では、空白となっていますが、2度にわたるコーチを通して、深いつながりがあり、今回の決勝進出にも少なからず影響を与えたのではと思います。

2度の全豪オープンを制し、1度の全米オープン準優勝の実績を持ち世界ランキング1位にも上り詰めたビクトリア・アザレンカでしたが、左足や右膝のケガに苦しめられ、ランキングを50位台まで落としていました。

フィセッテコーチが2015年に就任すると、2016年BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンで連続優勝させ、復活の糸口を見つけました
そして、ウインブルドンや全米で準々決勝進出にまで導きました(最終的にランキング6位)。

ところが、アザレンカは突然7月に妊娠を発表し。2016年後半は欠場となったため、この時点でコーチの関係を解消しました。

https://www.instagram.com/p/CEfC9z9DEyP/
長男出産後、アザレンカは2017年7月にツアー復帰しましたが、別れたパートナーとの息子の親権争いのため、全米オープンを欠場するなどで、ランキングは208位まで急落しました。

その後、2018年にツアーに再復帰し、マイアミオープンのベスト4進出など徐々に力を取り戻し、2019年に、フィセッテコーチが2度目のコーチに就任すると、モンテレオープンでの決勝進出、イタリア国際でのダブルス優勝など約3年ぶりの決勝進出を果たさせました(ランク50位)。

2019年12月にフィセッテは大坂なおみの要望で、コーチとなるわけですが、アザレンカは、怪我での空白の時期でもあったため、これを認めたそうです。

アザレンカは、長いコロナ禍の中断後、全米の前哨戦ウエスタン・アンド・サザン・オープンで優勝(大坂なおみ怪我で棄権)、全米での準優勝と完全復活を遂げました。
ここにもフィセッテコーチの寄与はあったと思います。

緻密な戦術やデータを駆使するのが特徴のコーチングで、これまで実績のある多くの女子選手が落ち込んだ場面で、指導し復活させたことから、選手個々に合わせた指導にも定評があります。

この時期に大坂なおみがフィセッテコーチに出会ったのは、運命的で、極めて良いタイミングではなかったかと思われます。

やっと良いコーチに巡り合えたんだ!

フィセッテコーチが語る大坂なおみ優勝の要因

フィセッテコーチが、昨年12月にコーチに就任して以来、大坂なおみを全米の2度目の優勝に導いた要因をその語りからまとめてみましょう。
「もちろん勝ちたい。しかし、それを考えては、すべてが悪くなる。まず自分に集中し、それがゲームプランを組み立て、いいエネルギーを生み出す。パズルのようなものだが、それがかみ合ったとき、勝利につながる。」
と語っていました。
安定したフットワーク
中村豊トレーナーの協力も得て、「常に安定して、ボールの後ろから強く踏み出せる土台」となるフットワークを体に覚えこませた
第2サーブの改良
データから明確になった弱点の第2サーブの配球、球種を改善した。
スイングの改良
スイングをよりスピンをかけ、ラケットのヘッドスピードを上げ、ショットのコントロールがつくようにした。
コーチとの信頼関係
大坂を自らの感覚を重視する「直感タイプ」とみて、細かい指示を与えないなど適した指導を行った。
また、ツアー中断中には2か月ほど離れていたが6月からの合宿を通じて「たくさん話した。相性がいい」と関係を築いた。
大坂の人種差別に対する行動に対しても理解があります。
大坂の黒人被害者名マスク「よりエネルギーを与えてる」

一番の要因は、コーチとのしっかりした信頼関係ができたということではないでしょうか?
2018年の全米、2019年初の全豪での優勝時のサーシャ・バジンコーチと突然別れてから、父親、吉川真司コーチ、ジャーメイン・ジェンキンスとコーチを変えてきましたが、結果を出せずに昨年に至りました。

ようやく心身とも大人になった大坂なおみに最適のコーチが現れたという感がします。

運命的な出会いかも!

フィセッテコーチのネットの評価

優勝Gratz! やっぱりコーチなんやなぁ。 “そんな苦しい状況を、昨年12月に新しくコーチに就任したウィム・フィセッテ氏とともに変えていった
フィセッテコーチとチームとは相性良いみたいですね
フィセッテコーチは今現在知る中で最高のコーチ。シモナ・ハレプの時から注目してた。コロナ禍以後の目を見張る成長は間違いなく彼のおかげ
やっぱNaomi は持ってるんだ 2年前はセレナ相手でサーシャコーチ。今回はヴィカ相手でフィセッテコーチ
フィセッテコーチ 過去に強い選手のコーチだったとはきいていたけどヴィカ、キムクライシュテルス、シモナ、ケルバー、コンタをコーチしていたとは; 決勝に向けてのパワポ用いたプレゼンも大きいカギを握ってそう!

出典:ヤフコメ

当面フィセッテで決まりかな

まとめ

要約すると...

  • フィセッテコーチは、実績ある女子選手が怪我などで落ち込んだ時に、復活させる名手で、これまで、7名を指導し、5回のグランドスラムの達成に寄与した
  • 大坂なおみ優勝の要因は、安定したフットワークなど技術面もあるが、コーチとの信頼関係が確立されたこと、人種差別に対する行動がモチベーションになったことがあげられる
  • フィセッテのコーチとしての力量、大坂なおみとの相性が全米での快挙を生んだとの声が多い

大人になった大坂なおみ、フィセッテコーチを含むチームの力で、今後の全仏そして来年のウィンブルドン制覇へと、生涯グランドスラムが夢でなくなってきました。

是非テニス界のリーダーとなって、コロナ禍で落ち込んだテニス界を盛り上げるとともに、改革していってほしいと思います。

ますますなおみへの期待が高まるわ

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