現WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者で、5月にも井上尚弥と対戦する可能性の高いフルトン(米国、28歳)。昨年6月に世界バンタム級3団体統一戦で、井上尚弥に2回TKOで敗れ、WBC王者から陥落したドネア(フィリピン、40歳)。
フルトンとドネアを比較してみました!フルトンは本当にPFP上位の実力を持っているのでしょうか?
これから、フルトンvs井上尚弥戦の行方を考えてみます。
◆ボクシング◆ 2025年1月24日(金) 井上 尚弥 vs キム・イェジョン 他 他開催場所:有明アリーナ |
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フルトンとドネアを比較してみた
様々な観点で、フルトンとドネアを比較してみました。
サイズ比較
スティーブン・フルトン(米国、28歳)
スーパーバンタム級
身長 169cm
リーチ 179cm
ノニト・ドネア(フィリピン、40歳)
バンタム級(フライ級、スーパーフライ級、スーパーバンタム級、フェザー級を経験)
身長 170.2cm
リーチ 174cm
体重で勝り、リーチで5cm長いフルトンが優位です。ただ、ドネアは、階級を上げてフェザー級まで経験しており、体重差はなんとも言えないかもしれません。
キャリア比較
フルトン
アマチュア時代
ライトフライ級、フライ級、バンタム級を経験。戦績は90戦75勝15敗
優勝は、2014年5月のナショナル・ゴールデングローブにフライ級(52kg)優勝くらいで目立ったものはありません。
プロ時代
スーパーバンタム級で、これまでの戦績は21戦、21勝8KO無敗
しかし、このうち世界戦は4戦(4勝)のみです。
ドネア
アマチュア時代 68勝8敗
ライトフライ級
プロ時代 49戦42勝(29KO)7敗
フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級を経験し、世界5階級制覇王者となるなど数知れずの世界戦を戦っています。
勝率では100%のフルトン、国際試合での経験という意味では、ドネアとなります。
KO率比較
フルトン 21勝8KOで、38%
ドネア 42勝29KOで、69%と、ドネアが圧倒しています。
以上から、倍近くのKO率、豊富な世界戦経験などからドネアが圧倒的に優位ですが、ふたりはハードパンチャーとアウトボクサーというスタイルが全く違いますので、実際にやってみないとわからないというのは正直なところです。
フルトンは最近の試合で、接近戦をうまく捌くという技術も見せ、さらに進化する可能性もあります。
フルトンのパウンドフォーパウンド評価
リングマガジン:全体PFP圏外
ESPN:圏外
DAZN:PFP7位
BOXREC: PFP17位
WBN:20位
これに対し、ドネアは、
BOXREC: PFPトップ50位圏外
WBN:49位
とかなり差があります。
識者のフルトン評価まとめ
今回予想される井上尚弥との対戦については、ボクシング専門メディアは、
フルトンは、パンチ力は並み程度だが、優れたボクサーであり、激しい競技者「BOXING JUNKIE」
フルトンが体格とリーチで井上を上回っており、井上がKOにつながるビッグパンチを当てることができなかった場合、フルトンにアウトボックスされる「ボクシングニュース24」としています。
フルトンが評価をあげた2試合について見ておきましょう。
スティーブン・フルトンvsアンジェロ・レオ2021/1/23(勝利:判定3-0)
フルトンがスピーディな左リードでレオの前進を寸断し、ボディ打ちが得意なレオに体重を預けて体力を温存しながら打ち合うなど、接近戦での対応力を見せました。
スピードとパンチの正確性で上回って判定で完勝を奪い取りました。
スティーブン・フルトンvsブランドン・フィゲロア 2021/11/27(勝利:判定3-0)
22勝(17KO)1分の戦績を誇る統一王者で、無敗だったルイス・ネリ(メキシコ)をKO勝ちで破ってタイトルを奪ったフィゲロアが圧勝するのではとの予想がほとんどでした。
試合は、前半はフルトンが長い距離を保って試合をコントロールし、中盤からは接近戦となり、フィゲロアが追い上げるという展開でした。スコアカードは、1人がドロー、あとの2人が116-112でフルトンを支持し、フルトンが勝ちとなりました。
フルトンが強打のフィゲロア相手に接近戦でも互角に戦ったことを評価する声も大きかったのです。
フルトンは非常に研究熱心で、試合前に相手をじっくり観察して作戦を立て、それを最後まで遂行します。
突出した特性を持っているわけではありませんが、基本的に器用でいろいろな状況に対応できる柔軟性があるようです。
KO率が低い地味なアウトボクサーと見られがちですが、アグレッシブな対戦相手にも接近戦をうまくこなし、相手が当てることができず判定に持ち込まれると、力を出す前に敗れることになります。
まとめ
要約すると...
- フルトンとドネアを多くの視点で比較したが、二人はボクシングスタイルが異なり、実際に試合しないと本当のところはわからない
- レオ、フィゲロア戦で、フルトンが接近戦での対応力にも優れたアウトボクサーであると評価され、PFP上位の実力があるといえる
- フルトンは、井上尚弥が完勝したドネアとはタイプが異なり、試合巧者でもあるので、簡単な試合とはならないと予想される
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