健康・保健

グランドプリンセスとダイヤモンドプリンセスの違いは?「アメリカの対応が楽しみ!」

新型コロナウイルス集団感染の疑いで、米西部カリフォルニア州の沖合で入港を拒否されていたクルーズ船グランドプリンセスで21人が感染していることがわかりました。
日本が防疫態勢に失敗したと批判されたダイヤモンドプリンセスのケースと違いはどこにあるのでしょう?
乗客乗員定員数、総トン数など船体自体の構造の違いと、感染への経緯を比較し、今後の行方を考えます

世界中が注目してるわ!

グランドプリンセスとダイヤモンドプリンセスの違いは?

いずれもプリンセス・クルーズ社が運航しているグランドプリンセスとダイヤモンドプリンセスの違いをまとめました。

船体の違い

グランドプリンセスは1998年竣工当時、史上最大の客船と言われていました。

 グランド・プリンセスダイヤモンド・プリンセス
竣工

1998年2004年2月
造船所フィンカンティエリ社(イタリア)マルゲーラ工場三菱重工業長崎造船所
船価(竣工時)4億5千万ドル5億米ドル
乗客定員数2,606人2,706人
乗組員数1,150人1,100人
総トン数107,517トン115,875トン
巡航速度
24ノット(44Km/h)22ノット(41km/h)
全長全幅290m✖36m290m✖37.5m
船籍バミューダ英国

船籍や竣工年のほか、造船所が、フィンカンティエリ社マルゲーラ工場(イタリア)と三菱重工業長崎造船所と違うほかは、船価(竣工時)、乗客定員、乗組員数、総トン数、巡航速度、全長全幅とかなり似ています

ただ、ダイヤモンドプリンセスは2014年に展望浴場や寿司バーなど日本仕様に改造した部分があります。

新型コロナ感染対応の経緯を追ってゆきます。

新型コロナ感染対応の経緯

<ダイヤモンドプリンセス>
1月20日 横浜を出発
1月25日 香港で下船した乗客が新型コロナウイルスに感染していることが判明
2月3日  横浜港大黒ふ頭に移動し長期の検疫体制に入る
2月4日 横浜港沖にて273名に再検疫を行い、結果の出た31名中の10名に陽性反応が判明
2月5日の早朝まで 船内での行動は制限されておらず、またショーなどのイベントも通常通り開催していた
2月5日早朝以降 症状が発生していない乗員・乗客合わせて約3,700人は14日間、船内で待機することとなった

その後3月1日に乗客乗員約3700人全員の下船が終わるまで、乗客乗員3711名中696人が感染、重症4名、死亡者6名(3月5日時点)を出すことになります。

<グランドプリンセス>
2月11日 メキシコ行きクルーズがサンフランシスコ出港。乗客約2500人のうち半数以上はカリフォルニア州の住民です。
2月21日 サンフランシスコ入港
2月21日 ハワイ島へ出港(メキシコ行きクルーズ乗船していた乗客60人余りがハワイへのクルーズにも乗船)
3月4日  メキシコ行きクルーズ乗客の男性(71)が新型コロナウイルス感染症で死亡したことに伴い、カリフォルニア州知事が非常事態を宣言した。サンフランシスコ入港を延期させた。
3月5日  サンフランシスコに入港させず、米カリフォルニア沖で検査キットをヘリコプターで船に届け、45人から採取したサンプルにより、州内の検査施設で検査を始めた。
3月7日 米カリフォルニア沖クルーズ船で乗客乗員約3500人のうち乗客2人と乗員19人の感染を確認
すなわちダイヤモンドプリンセスの2月4日の状況に近いと考えられます。

担当のペンス副大統領は、今後商用船が使わない港に入港させ、1100人の乗員は船内で隔離し、乗客は受け入れ先を検討中としています。

そっくりな状況だ!どう展開してゆくのか?

ダイヤモンドプリンセスの日本政府の防疫態勢への批判まとめ

イスラエル紙ハーレツ クルーズ船が隔離施設というよりも「新型ウイルスの培養器になってしまったようだ」とし、「検疫は失敗した実験に終わった」

英紙サン ダイヤモンド・プリンセスを「疫病船」と見出しに掲げ「隔離計画にしくじって、中国本土以外で最大の感染拡大を引き起こした」と日本の対応を非難した。

英紙ガーディアン ダイヤモンド・プリンセスを「感染で煮え立っている鍋だ」と語る専門家の言葉を紹介。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル 船内で感染が拡大した点を問題視し「2週間も船内に大勢を押し込めた日本政府の方針に、日本国外の専門家からは疑問の声が上がっている」と指摘した。

国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長 「隔離は失敗した」と断言。「船の中でどんどん感染した。船内で隔離が甘かったからだ」と批判した。

ロシアのザハロワ外務省情報局長 ロシア人を含めたクルーズ船の隔離について「混乱している。問題を引き起こしている」と非難した。

アメリカ疾病管理予防センター(CDC) 防疫態勢は感染を遅らせるため、公衆衛生にとって多大な利益を与えただろうと考えられるが、CDCは船内の個人間の感染を防ぐに十分ではなかったかもしれないと判断した。CDCは、船内で新たな感染者が増えているペース、特に症状のない人たちの感染が増えているペースは、引き続きリスクだと考えている」

神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授 ダイヤモンド・プリンセスに同日に乗船して見た状況について、ウイルスがまったくない安全区域(グリーンゾーン)とウイルスがいるかもしれない区域(レッドゾーン)を、船内で明確に区別していないと指摘し、船内の感染対策を批判した。

各国が帰国後全員をさらに2週間隔離したのに対し、日本政府が下船後そのまま公共交通手段を使って帰宅させた点についての批判もあります。

批判がきつかったよね!

グランドプリンセス感染へのみんなの反応

みんなの感想

同じクルーズ会社なのだから責任は重い。
あれだけ日本の対応を非難してきたアメリカの対応が楽しみです。

ネットの反応

あれだけ日本を非難していたCDCだし、集団感染が明らかになった現在、①直ぐに最寄りの港で乗員乗客全員を下船させ、②隔離と同時に即日全員の感染検査を実施、・・するのですよね?

みんなの感想

日本の前例を見てからの対応となりますので、上手くできて当たり前という状況の中で米国の手腕が試される時です。

ネットの反応

日本政府のダイアモンドプリンスでの対応を批判していたアメリカメディア
この後の反応・報道内容がとても気になります

みんなの感想

人道的措置でクルーズ船の面倒を見た日本を散々非難し揶揄したんですから、「防疫の教科書」のような対応をしてくださいね。

出典:ヤフコメ
アメリカのお手並み拝見という冷めた見方が多いようです。

まとめ

ココがポイント

  • 建造年、造船所は違うが、グランドプリンセスとダイヤモンドプリンセスの乗船定員など基本的に大きな違いはない
  • グランドプリンセスの乗員乗客の感染状況は、陽性反応が最初に分かったダイヤモンドプリンセスの2月4日時点に相当すると思われる
  • 日本の防疫態勢をあれほど批判したメディアを含めたアメリカが、CDC中心に、どのような手本を見せるかに注目しているとの声多数

ダイヤモンドプリンセスでの感染がようやく収まったところで、同じ運航会社のクルーズ船で、コロナウイルス感染が発生しました。
CDC(アメリカ疾病管理予防センター)という司令塔を持ち、ダイヤモンドプリンセスでの日本の対応、その後に分かったコロナウイルスの性質などの多くの知見を活かしてアメリカが、この問題をどのように解決するのか世界中が注目しています。
特に、乗客乗員全員へのPCR検査をどれくらいで完了できるか?これだけの人数の乗客をどこにどのように2週間隔離するかそこがポイントです。

是非お手本を見せて欲しいわ!

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