第96回箱根駅伝2020が午前8時に一斉スタートします。近年稀に見る「戦国駅伝」を制するのはどの大学かが注目されます。
さて箱根駅伝といえば様々な「人間ドラマ」でも知られますが、ファンの心を打つその一つが「繰り上げスタート」です。
選手やファンが涙する「繰り上げスタート」とは?観戦前に、今年もあり得るかもしれない繰り上げスタートのルールを分かりやすくまとめました。
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箱根駅伝の繰り上げスタートのルールを分かりやすく解説
東京都心・高層ビルが立ち並ぶ大手町から、雪もちらつく厳寒の「天下の険」箱根へ。東京都~神奈川県と、全国的にも非常に交通量の多い東海道の大動脈を〝貸し切り〟で走るだけに、箱根駅伝には厳格な「時間制限」があります。
市民生活への影響を抑えるため、駅伝の交通規制には当然タイムリミットが。時間内にレースを終わらせるには全選手がスピーディに走れば問題ないのですが、スポーツだけにそうもいきません。
不調などで遅れてしまう大学があると、終了時刻の関係で到着まで待てないため、一定時間経過後、次の走者がたすきリレーなしで「自動強制スタート」します。これが「繰り上げスタート」です。大会規定を要約すると以下の通りです。
・往路の鶴見・戸塚中継所で先頭走者通過から10分超遅れたチームは、前の走者が到着しなくても次の走者を出発させる
・往路の平塚・小田原中継所では15分遅れたら繰り上げスタート。復路は全中継所でリミット20分とする。
「トップから10分遅れ」というのは、いくら実力差が近い最近の箱根駅伝とはいえ、かなり厳しいルール。このため繰り上げスタートはよく見られる光景でもあります。
いよいよ明日は区間エントリー。
往路のエントリーがが注目されていますが、各校の当て馬がどうなっているのかが楽しみです。
読売新聞本社の2階には各校の襷の超拡大版が掲げられていて、自然と気持ちが盛り上がってきます。#箱根駅伝 pic.twitter.com/gty476IhBr
— にわか駅伝フリーク (@pei_chan2015) December 28, 2019
箱根駅伝繰り上げスタートのたすきの色
大都市部の公道を走るだけに、どうしても時間制限がある箱根駅伝。選手には非情とはいえ、「繰り上げスタート」はルール上やむを得ない措置でもあります。
箱根駅伝開催要項には、繰り上げスタートについて以下のような規定もあります。
・繰り上げスタートのチームは、大会本部が用意する黄色と白色のストライプのたすきを使用する
・ただし5区、10区は各チーム独自のたすきを使用する
・途中棄権したチームも次区間からは黄色と白色のストライプのたすきを使用し、10区のみ各チーム独自のたすきを使用する
箱根駅伝では基本は自校のスクールカラーやロゴ入りのたすきをつなぎます。たすきは駅伝選手にとって「命」のような存在であり、母校の歴史や諸先輩の心がこもった大事な「シンボル」ですから大事につなぎたいもの。
しかし繰り上げスタートになると、自校のたすきは使えず、大会専用の一風変わった(?)デザインのものに代えられてしまいます。
運営本部側からすると、厳格なタイム判定などのため区別したいのが理由でしょうが、心理的には勿論見た目の上でも、繰り上げスタートの「屈辱」は選手にとっては極めて大きいものがあるといえそうです。
↓「繰り上げスタートたすき」がこちら
https://twitter.com/hiroraku/status/1080273301669179392
繰り上げスタートのエピソード
母校の名誉と伝統を背負ってたすきをつなぐ選手たちだけに、「母校のたすきをかけられない!」繰り上げスタートは、途中棄権の次に痛恨で、大変不名誉な事態だといえます。
ただルール上かなり厳しいタイム設定となっていることもあり、過去には多くの「繰り上げスタートの悲劇」が起きています。ごく一例ですが以下にご紹介します。
■例1 69回2区で、前年山梨学院の「留学生の元祖」オツオリ選手をあっという間に抜き去った順大・本川選手が、まさかの区間最下位に。3区は痛恨の繰り上げスタートとなり、本川選手は倒れ込むようにゴール。
■例2 92回9区で、神奈川大・大野選手が「あとわずか5秒」、数m先に次の選手が待っているにもかかわらず、時間切れで無情の繰り上げスタートとなり、誰も居ないゴールに悲痛の表情で倒れ込む。
繰り上げスタートへのみんなの反応
みんなの感想
『タスキを渡す相手がいませんっ!』っていう実況を何回聞いたことか… 箱根の繰り上げスタートショッキング映像
ネットの反応
7区~8区~9区の繰り上げスタートは、箱根駅伝の見所の一つでもあるんだよね(黒い思い)…
みんなの感想
ニューイヤー駅伝を見ていたら最終ランナーの繰り上げスタートのシーンを見てしまった。箱根駅伝以外にもこういうことがあるのは初めて知った
ネットの反応
終電まであと4分となり、繰り上げスタートを免れようとランナーの如く走っていく人達がちらほら見えてきた夜の札幌駅前
みんなの感想
1日1GB未満の正月休みを強要され寒すぎて暖房MAXで電気代が心配な中『過去の箱根駅伝』涙の繰り上げスタートシーンを見て、自分も経験あるので感極まってる今の俺
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- 交通規制の時間制限から、遅れた選手は繰り上げスタートに
- 1・2区では「先頭から10分」と厳しいルール。たすきも別に!
- 過去には残り5秒で無情の繰り上げも。選手もファンも悲嘆
交通規制さえなければ必要のない「繰り上げスタート」ルールですが、自然との闘いや駆け引き、風景の美しさも箱根駅伝には不可欠な要素。
「繰り上げやめたいなら、東京ドームを何百周もぐるぐる周り続ければいいじゃん」とは残念ながらいきません(笑)。
非情な繰り上げスタートですが、主催者の「温情措置」もあります。規定の通り、往路・復路の最後の区間だけは、全ての選手が自校のたすきを使えるのです。せめてもの「武士の情け」でしょうか……。
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