パリで行われる夏季オリンピック2024が近づいてきました。日本勢のメダルラッシュや活躍が大いに期待されます。
今回は、出場権を獲得した競技の日本代表選手のうち、女子マラソン代表に内定した前田穂南選手をクローズアップ。難コースといわれるパリの本番に挑む彼女の経歴や強さなどをご紹介しましょう。(出典:Wikipedia、パリ五輪公式、スポーツメディアなど)
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オリンピック2024・女子マラソン代表3枠目は前田穂南
古代から続くオリンピックのハイライト競技といえば、やっぱり男女のマラソンです。アフリカ勢の席巻でしばらく五輪メダルから遠ざかっている日本勢ですが、今度こそなんとか表彰台に上ってほしいところです。
今回は3枠ある女子代表の最後に滑り込んだ、日本女子のトップランナー・前田穂南選手の実力などに迫ってみましょう。
前田穂南の経歴
前田穂南選手は兵庫県出身の27歳。小学5年生から陸上競技を始め、大阪府の陸上強豪校、大阪薫英女学院高校に進みますが、当時は同世代に実力選手が多く、高校長距離界の「甲子園」ともいえる全国高校駅伝には補欠で出走できなかったそうです。ただその頃の悔しさが、後に強くなるバネになったと関係者は振り返っています。
高卒後、実業団チームの天満屋入り。実力を高め、2017年の大阪国際女子マラソンで初マラソンに挑戦、2時間32分19秒で12位という記録を残しました。
その後北海道マラソンで初優勝、18年大阪国際女子2位、ベルリンマラソン7位などと実績を重ね、東京五輪の代表選考会である19年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では、高気温のサバイバルレースを断トツの速さでゴールして優勝。初めてのオリンピックとなる東京五輪代表入りをいの一番に決めました。
しかし21年の本番では力を出し切れず33位に低迷。その後は不運や度重なるけがに悩まされます。新型コロナウイルス感染や左足くるぶしの怪我などが重なり、しばらくは大会の欠場が続きます。マラソン界で主流となった厚底シューズにもうまく適応できず、一時は「引退しようかな」と弱気が口をつくこともあったそうです。
それでも諦めず「パリへの道」にひた走った前田選手に、ついに「マラソンの女神」が降臨します。
前田穂南の実力
パリ五輪代表選考会となった昨年10月のMGCでは、冷たい雨が降りしきるバッドコンディションも影響してペースが上がらず7位に終わり、内定はつかめませんでした。
しかし「最後の1枠」を目指してあきらめずに調整を続け、迎えた今年1月の大阪国際女子マラソン。前田穂南選手は21km過ぎで先頭集団から抜け出し、最後は優勝したエチオピア選手にかわされたものの、ペースを大きく落とすことなく2位(日本人トップ)でゴールしました。しかもタイムは、2時間18分59秒。これは2005年に野口みずきさんが樹立した日本記録を19年ぶりに更新する快挙でした。
日本陸上競技連盟のパリ五輪派遣設定タイムももちろん軽々と突破。3月の名古屋ウィメンズで前田選手を超える記録が出なかったため、見事二大会連続の五輪切符を最後の最後にゲットしました。
苦労していた厚底シューズにもすっかり慣れ、現時点では3人の女子代表の中で最も勢いがある前田選手。薄底時代にはアップダウンが多い青梅マラソン30kmレースで日本新記録を樹立するなど、起伏があるコースや暑さなどの厳しい気候にも強いタフさが持ち味ですので、過酷なパリオリンピック2024の舞台でも存分に実力を発揮してくれそうです。
ネットの反応まとめ
出典:YouTube
まとめ
要約しますと
- オリンピック2024注目選手紹介:女子マラソン代表の最後の1枠に滑り込んだのは前田穂南
- 1月の大阪国際女子で19年ぶりに野口みずきの日本記録を更新、二大会連続五輪代表をゲット
- 苦労していた厚底シューズにも慣れ、起伏や暑さなどに強いタフさでパリの難コースに挑む
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