プロ野球・東京ヤクルトスワローズの若き「アーチスト」、村上宗隆選手の勢いが止まりません!
ホームランを驚異的ハイペースで量産する今季、既に数々の最年少記録を更新。8月末時点で2年連続ホームランキングはほぼ間違いなく、「史上最年少三冠王」へ突き進んでいます。
先輩レジェンドたちも目を丸くする「50年に1人の〝化け物〟」村上宗隆選手は今季ホームランを何本打つのか?これまでのペースから予想するとともに、「樹立した記録」「将来抜きそうな記録」をまとめてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディア)

村上宗隆ホームラン量産!何号まで行く?
村上宗隆選手は熊本県出身の22歳。今年は九州学院からドラ1でヤクルト入りして5年目。昨年、セリーグ最年少タイの21歳で本塁打王を初めて獲得し優勝に貢献、チームの主砲に上り詰めましたが、今季はそれを上回る〝大爆発〟を見せています。
8月27日現在のシーズン成績は、114試合出場、ホームラン48本、打点119、打率.337、OPS1.218とすさまじい内容。打撃スタッツでは、本塁打、打率、打点、安打、塁打数、得点、四球、出塁率、長打率、OPS、得点圏打率の11部門でリーグトップに立っています。
中でもホームラン48本は、2位岡本、丸両選手(巨人)の24本の何と倍。打点も2位大山選手(阪神)を44点も上回っており、この2タイトル獲得はほぼ確定的です。
一体ホームラン数はこのペースならシーズン終了時に何本まで増えるのか。「何冠王」まで達成できるのか。今年打ち立てた村上選手の記録をご紹介しつつ予想してみました。

2022年最年少記録
村上宗隆選手が今年2022シーズンでこれまで樹立した、主なNPB最年少記録は以下の通りです。
・7月31日の阪神戦(甲子園)から8月2日中日戦(神宮)にかけて5打席連続本塁打を記録。これはNPB最年少どころか日本プロ野球の新記録。
・8月11日の広島戦(広島)で自身初かつ両リーグ最速の40号本塁打を記録。22歳での40号到達はNPB史上最年少記録。
・8月26日のDeNA戦(横浜スタジアム)で、プロ通算150本塁打を記録。22歳6か月での達成は史上最年少。プロ5年目での達成は清原和博氏以来史上2人目。

8月までのペースからの単純計算だと...
シーズン開幕直後から大変なハイペースでホームランを打ちまくっている村上宗隆選手ですが、このペースを最後まで保つとすると最終的には何本になるのでしょうか。
野球では「1本塁打を打つのにどれだけの打数を要したか」を表す「本塁打率」という指標があります。これは「打数÷本塁打数」で簡単に求められます。村上選手は今季8月27日までで、392打数で48ホームラン。本塁打率は8.16となります。
ヤクルト残り29試合をフル出場(1試合4打数)したと仮定し、これに本塁打率8.16を掛け合わせると「62本」となります! 日本人選手としては夢のような超大記録ですが、果たして結果はどうなるでしょうか。

予想まとめ
では元プロの解説者はどう予想しているのでしょうか。ホームラン数ズバリの予想は見当たりませんでしたが、三冠王期待や村上選手の凄さの指摘について、YouTubeチャンネルから拾ってみました。
◆高木豊&岡島秀樹
・とにかく気持ちが強いし、あの若さであれほど強烈なリーダーシップがある選手はいない。
・ここ2年で本当に体が大きくなった。
・現代野球では反対方向にホームランを打てるのがタイトルの必須条件。村上は広角に打てる。
・9月は27試合と非常にゲーム数が多い。三冠王を取るには最後は疲れとの戦いになるが村上に有利だろう。
◆落合博満のオレ流チャンネル
・自分とは違ってアッパースイングだが、それで結果をここまで出してるので自分なりに形をつかんだのだろう。
・意識の中での「レベルスイング」と、実際の形が違うことはある。頭の中の理想と現実の差。
・課題だった守備が落ち着き、打撃に集中できている。
◆SNSの声

引用:https://twitter.com/Lupin__3rd/status/1563729315833212931

引用:https://twitter.com/Podocarpus_Man/status/1563714997582467072

引用:https://twitter.com/dai3blue/status/1563678049752993792

出典:https://twitter.com/M33_T4/status/1563720547363848197
ホームランの歴代記録
あと何本ホームランを打つのか。三冠王をとれるのか。若きスーパースター村上宗隆選手の今季予想は尽きませんが、いまだ22歳という「野球人生の序盤」だけに、村上選手はこれからも長く続くキャリアの中で、一体どんな記録を達成する可能性があるのでしょうか。最後に過去の偉大なNPBホームラン記録をいくつかご紹介しましょう。
◆シーズン最多ホームラン数
・60本(13年、ヤクルト・バレンティン)
◆通算最多ホームラン数
・868本(王貞治)
※参考:清原和博525本、松井秀喜(日米通算)507本
◆年齢別シーズン最多ホームラン数
・32歳 … 52本(85年、ロッテ・落合博満)
・37歳 … 50本(77年、巨人・王貞治)
※参考:21歳(39本)と今年の22歳は村上宗隆が既に最多記録保持者
◆連続試合ホームラン
・7試合 … 王貞治(72年巨人)、バース(86年阪神)
◆プロ5年目の通算ホームラン数比較
・王貞治115本、松井秀喜128本、清原和博163本、大谷翔平48本

まとめ
要約すると...
- ヤクルト村上宗隆がホームランハイペース継続。終了時何本か予想
- 8月のペース保てば日本記録バレンティン(60本)超えの62本も!
- 5年目の通算で既に王、松井超え。8月末時点打撃11冠の驚異的成績