23日、米ラスベガスで、日本のファンにとっては非常に気になるボクシングの1戦が行われます。WBCバンタム級シルバー王者・ルイス・ネリ選手（メキシコ）とエマヌエル・ロドリゲス選手（プエルトリコ）のタイトル戦です。
日本では「ヒール（悪役）」のネリ選手ですが、母国メキシコでの人気はどうなのでしょうか。ネリ選手に対する評価や海外の反応などをまとめました。
| ◆ボクシング◆ 2025年1月24日（金） 井上 尚弥 vs ｷﾑ･ｲｪｼﾞｮﾝ 他  他開催場所：有明アリーナ |
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ネリの海外の反応・評判が気になる
▼ ▼１１月２３日追記▼ ▼
【ネリまたも体重超過 試合中止】https://t.co/3KpBC66KPh
前WBC世界バンタム級王者で現在シルバー王者のルイス・ネリが日本時間23日、体重超過での王座はく奪処分から復帰5戦目の計量に臨んだが、約453グラム超過。ロドリゲスとの注目の一戦は中止に。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 23, 2019
以下はその前に書いた情報となりますのでご了承ください。
ネリ選手はメキシコ・ティファナ出身の24歳。「パンテラ（豹）」の通称を持つサウスポーのファイターです。12年にプロデビューして以来、いまだ負けなしの快進撃を続ける勢いある若手ボクサーの一人でもあります。
戦績は30戦30勝（24KO）とKO割合も高率。踏み込んで打ち合いを厭わないアグレッシブなファイトスタイルが特徴で、試合ではガードを固めて姿勢を低く保ちながら間合いを詰め、プレッシャーをかけます。
多少被弾しても構わずどんどん前に出てコンビネーションを放ち、ロープに詰めると迫力ある連打を重ね、多くのKOを築いてきました。
17年、バンタム級に長年君臨してきたWBC王者山中慎介氏に挑み、4RTKO勝ちで新王者となったところまでは順調なキャリアだったものの、試合後禁止薬物の使用が発覚。
山中氏との再戦では大幅に体重超過して王座を剥奪される失態を犯し、WBCから資格停止処分に。これ機にすっかり「悪童」のイメージが定着しました。
ただ実力に関しては海外の反応やメディアの評価は高く、ボクシング界で最も権威ある米リング誌のバンタム級ランクでは何と1位（リング誌王者の井上尚弥選手を除く）。WBN（ワールドボクシングニュース）でも井上、ドネア選手に次いで3位につけています。
https://www.instagram.com/p/By_InYOFzjx/
ネリはメキシコで人気なのか？
「実力は相当あるがイメージが悪い」ネリ選手ですが、母国メキシコではどのくらい人気があるのでしょうか。
メキシコではサッカー、野球などとともにボクシングも伝統的に根強い人気があります。欧米に比べ比較的小柄な人が多く、高い標高で練習をこなしていることから、スタミナある軽量級の名選手を多く輩出しています。
メキシコ事情に詳しいファンによれば、国のプロボクサーで一番人気なのは4階級制覇し実力絶頂のカネロ・アルバレス。次いで5階級制覇王者でバラエティ番組などにも出演するホルヘ・アルセや、JCチャベスと息子のチャベスJrなどの実力者も高い人気だそうです。
ネリ選手については、不祥事発覚時には「メキシコの恥だ」といった批判もあったものの、24歳の若さで抜群の強さを見せていることもあり、多くの国内ファンは「最高に好きなボクサー」「ニューパッキャオだ」と好意的な様子。ホープとして有数の人気選手の一人と言えそうです。
ではネリ選手への最新の海外の反応を見てみましょう。
https://www.instagram.com/p/B4IUmzilRVe/
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ネリの最新海外の反応まとめ
みんなの感想
パヤノKOは、ネリーvs井上への第一歩。対戦が待ちきれない！
ネットの反応
私はメキシコ人としてこう言える。ネリがモンスターに勝てる余地はない。JCチャベスさえそう言った。ネリは良いボクサーだが井上は別格
みんなの感想
メキシコ人として思うが、ネリは対井上で劣勢とはいえ何が起こるか分からない。山中を思い出すといい
ネットの反応
ネリってパヤノよりむしろドミニカンぽいな。メキシコ生まれだけど両親はキューバ人だしな
みんなの感想
ドミニカ人はオルティスやソーサのような野球の才能があるが、メキシコ人はボクシング・MMAとか男の傷を負って泣かなければならない運命にある…
出典：https://www.youtube.com/watch?v=zvN20j_S1Qw
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- 不祥事で「悪役」のネリだが実力の世界的評価は高い
- バンタム級ではリング誌1位、WBN3位など高ランク
- カネロ、アルセらには及ばないがホープとして母国では人気も
井上選手の次戦、次々戦を占う上でも注目の「ネリvsロドリゲス」戦。詳しいファンの間では、ロドリゲス選手がWBSSでモロニー選手に苦戦したり、井上選手に〝瞬殺〟されたボディなどの打たれ弱さもあり、「ネリ優位」とみる声が多いようです。
それ以上に山中戦の遺恨から、日本のファンには「ここまできたら、井上尚弥が敵討ちでボコボコにしてほしい」との思いが強いのかもしれません。さて23日の1戦、そしてその次に見込まれるウバーリ戦の行方はどうなるでしょうか。
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