サッカー日本代表の新ユニフォームのコンセプトは「日本晴れ」です。
「日本晴れ」の意味、由来とこれを採用した理由を探ってみました。
いつものことながら、ネットには賛否両論があふれています。

日本晴れの由来
「日本晴れ」とは、雲一つない青空、快晴の状態を(季節を問わず)表現する日本独特の言葉で、室町時代に用例があったと言われています。
いくつかの説があります。
・足利時代に「日本一」という言葉が最上級のほめ言葉として流行し、「日本晴れ」という言葉は、その意味を含んだ「極めてよい天気」の意味で使われるようになった(言語学者の新村出氏)。
・江戸時代の庶民が大きいもの、豪勢なものをはやし立てる言葉として「日本…」と使うことが流行り、よい天気の日に「日本晴れ」と使っていたのに由来する。
「すがすがしい日本晴れの気持ち」などと使い、心が晴れ晴れとしていることや心にわだかまりなどがまったくないことを意味しますので、明るい希望にあふれたという意味を含みます。
「日本晴れ」をブランド名として使っていた1番有名なのはお米で、1970年代(昭和50年前後)には日本の食卓の主流でした。
その後コシヒカリにその座を奪われるようになったものの、今でも、寿司米や、焼き飯には最適で、根強い支持が持続しています。

サッカーユニフォームへの採用の理由
サッカー日本代表のこれまでのユニフォームは「勝色」を意味する日本の伝統色である深く濃い藍色を採用していました。
新ユニフォームは、"2020年の希望の青空"をイメージした「日本晴れ」をコンセプトとし、前面に様々な空模様で、明るい空をイメージした5種類のブルーのコラージュをあしらい、背面にはスカイブルーを配色しています。
https://www.instagram.com/p/B4hYHdMhd8P/
明るい空をイメージした5色の青色を、迷彩服風に彩色したもので、浮世絵からの着想だそうです。
制作したアディダスのブランドコミュニケーションズディレクターによれば、「それぞれの心模様で空の見え方は違うと思いますが、一人ひとりの空はつながっているということを表現しました。このユニフォームを通してサッカーが日本にとっての希望となる存在になれれば嬉しいです」と、希望の青を表現したそうです。

日本晴れユニフォームへのみんなの反応
みんなの感想
迷彩柄が、かっこいい このユニフォームは、いいと思うよ
ネットの反応
なんかゴチャついた日本晴れやな
みんなの感想
着てる姿見るとカッコいいかも。 まぁ、着る人にもよるデザインの気がする
ネットの反応
狙いすぎててダサイな シンプルが一番
みんなの感想
おー、子供が着るとすげーかわいいい
ネットの反応
クラブのユニフォームとしてなら面白いけど、代表のはシンプルで気品がある感じにして欲しい
みんなの感想
どうせすぐに見慣れる
出典:ヤフコメ、Youtube
賛否両論があり、否定的なコメントも多いですが、見慣れるまでには、どうしても違和感があるのでしょうね。
まとめ
ココがポイント
- 雲一つない青空を意味する「日本晴れ」は、古くからある日本独特のほめ言葉から来ている
- 2020年の希望の青空をイメージしたコンセプト
- ネットでは賛否両論あるが、時間とともに見慣れて、溶け込みそうだ
このユニフォームの評価は今後の日本代表の勝ち負けによって、頼もしくも見え、弱弱しくも見えることになります。
結局は選手、監督の頑張り次第でユニフォームのデザインの評価も決まるのではと思えます。
