注目マッチが続々行われて、どれも見逃せない世界のプロボクシング。今回は、まだちょっと先ではありますが、7月に予定されている「主要4団体王座統一戦」を取り上げてみましょう。
それは世界スーパーウェルター級王座統一戦「WBC.WBA.IBF王者ジャーメル・チャーロ vs WBO王者ブライアン・カスターノ」。ジャーメル・チャーロ選手の戦績や強さとは?どちらが4団体を統一しそうなのか、探ってみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

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ジャーメル・チャーロの戦績
現在スーパウェルター級で3団体の王者を占めているジャーメル・チャーロ選手。まずはその戦績から一覧で見てみましょう。
日付 | 結果 | 記録 | 相手 | タイプ | ラウンド、時間 | ノート | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
36 | 2022-05-14 | 勝利 | 35-1-1 | ブライアン・カスタニョ | KO | 10(12)、2:22 | WBA(スーパー)、WBC、IBF、及びWBOライトミドル級タイトル |
36 | 2021-07-17 | 引き分け | 34-1-1 | ブライアン・カスタニョ | ドロー | (12)1-1 | WBA(スーパー)、WBC、IBF、及びWBOライトミドル級タイトル |
35 | 2020-09-26 | 勝利 | 34–1 | ジェイソン・ロサリオ | KO | 8(12)、0:21 | WBCライトミドル級タイトル防衛ikusa ウォンWBA(スーパー)、IBF、空きザ・リングライトミドル級タイトル |
34 | 2019-12-21 | 勝利 | 33–1 | トニー・ハリソン | TKO | 11(12)、2:28 | WBCライトミドル級タイトルを獲得 |
33 | 2019-06-23 | 勝利 | 32–1 | ホルヘコタ | KO | 3(12)、2:14 | |
32 | 2018-12-22 | 敗北 | 31–1 | トニー・ハリソン | UD | 12 | WBCライトミドル級タイトルタイトルマッチ |
31 | 2018-06-09 | 勝利 | 31–0 | オースティントラウト | MD | 12 | WBCライトミドル級タイトル防衛戦 |
30 | 2017-10-14 | 勝利 | 30–0 | エリクソン・ルービン | KO | 1(12)、2:41 | WBCライトミドル級タイトル防衛戦 |
29 | 2017-04-22 | 勝利 | 29–0 | チャールズハトリー | KO | 6(12)、0:32 | WBCライトミドル級タイトル防衛戦 |
28 | 2016-05-21 | 勝利 | 28–0 | ジョンジャクソン | TKO | 8(12)、0:51 | WBCライトミドル級タイトルを獲得 |
27 | 2015-10-31 | 勝利 | 27–0 | ジョアシャンアルシン | TKO | 6(10)、1:21 | |
26 | 2015-03-28 | 勝利 | 26–0 | ベーンズ・マルティロシアン | UD | 10 | |
25 | 2014-12-13 | 勝利 | 25–0 | ミゲルアルベルトロザノ | UD | 10 | |
24 | 2014-05-24 | 勝利 | 24–0 | チャーリー・オタ | UD | 12 | |
23 | 2014-01-25 | 勝利 | 23–0 | ガブリエルロサド | UD | 10 | |
22 | 2013-10-14 | 勝利 | 22–0 | ホセエンジェルロドリゲス | TKO | 10(10)、1:41 | |
21 | 2013-06-08 | 勝利 | 21–0 | デミートリアスホプキンス | UD | 12 | ウォンIBF - USBAライトミドル級タイトル |
20 | 2013-01-26 | 勝利 | 20–0 | ハリージョーヨージー | KO | 8(10)、1:09 | WBCコンチネンタルアメリカズライトミドル級タイトルを獲得 |
19 | 2012-11-24 | 勝利 | 19–0 | ダション・ジョンソン | UD | 10 | |
18 | 2012-06-23 | 勝利 | 18–0 | デニス・ダグリン | KO | 5(10)、1:12 | |
17 | 2012-03-24 | 勝利 | 17–0 | クリスチャットマン | TKO | 3(10)、1:22 | |
16 | 2011-10-07 | 勝利 | 16–0 | フランシスコサンタナ | UD | 8 | |
15 | 2011-06-17 | 勝利 | 15–0 | ラリー・スミス | UD | 6 | |
14 | 2010-11-12 | 勝利 | 14–0 | ルイス・グラヘダ | UD | 8 | |
13 | 2010-08-06 | 勝利 | 13–0 | クイントンウィテカー | TKO | 2(8)、2:44 | |
12 | 2010-06-18 | 勝利 | 12–0 | アダン・ムリーリョ | TKO | 1(6)、1:03 | |
11 | 2010-03-27 | 勝利 | 11–0 | ジェラルドセザールプリエト | UD | 8 | |
10 | 2009-12-12 | 勝利 | 10–0 | アブドン・ロザノ | KO | 2(6)、2:11 | |
9 | 2009-08-22 | 勝利 | 9–0 | Vito Gasparyan | UD | 6 | |
8 | 2009-06-26 | 勝利 | 8–0 | フェデリコフローレスジュニア | TKO | 8(8)、0:42 | |
7 | 2009-04-04 | 勝利 | 7–0 | カルロスガルシア | UD | 6 | |
6 | 2009-02-28 | 勝利 | 6–0 | フアンセラーノ | UD | 4 | |
5 | 2008-10-10 | 勝利 | 5–0 | デオンナッシュ | UD | 6 | |
4 | 2008-09-06 | 勝利 | 4–0 | ロドリゴビジャレアル | TKO | 4(4)、0:15 | |
3 | 2008-06-13 | 勝利 | 3–0 | ドウェイン・ジョーンズ | TKO | 1(4)、2:36 | |
2 | 2008-04-19 | 勝利 | 2–0 | イエス・ビジャレアル | TKO | 3(4)、1:30 | |
1 | 2007-12-08 | 勝利 | 1–0 | Corey Sommerville | UD | 4 |
ジャーメル・チャーロのプロフィール
まだ1度しか負けていない戦績のジャーメル・チャーロ選手。彼は大変珍しい双子の世界王者でもあります。兄のジャーモル・チャーロ選手は世界2階級制覇王者で、現WBCミドル級の王者です。ではそのプロフィールを見てみましょう。
本名 | ジャーメル・デアバンテ・チャー | 双子の弟 兄はジャモール・チャーロ |
通称 | Iron Man (アイアンマン) | |
出身 | テキサス州リッチモンド | |
国籍 | アメリカ合衆国 | |
誕生日・年齢 | 1990年5月19日生まれ | |
身長 | 180cm | |
リーチ | 185cm | |
アマ戦績 | 56勝8敗(米wiki記録) 4戦2勝2敗(0KO)(boxing recの記録) | |
プロ戦績 | 37戦35勝(19KO)1敗1分 | トニー・ハリソンに判定負けしている (後でリベンジ成功) |
デビュー | 2007年12月8日 | |
経験階級 | スーパーウェルター級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 54.2% | |
入場曲 | ? | |
その他 | ・ジャーモールより1分若い ・高校で2人はボクシングを始める ・15歳で2005年ジュニアオリンピック銅メダル |

ジャーメル・チャーロの強さ
「世界初双子の同時王者」としてもボクシング界で有名なチャーロ兄弟。その弟のジャーメル・チャーロ王者ですが、ファイトスタイルは双子ながら兄とは結構違うようです。
まずチャーロ弟の特徴は破格のフィジカル。身長180cm、リーチ185cmはヘビー級並みのフレームです。その強靭な肉体から放たれるワンツーは強力で、ジャブを多用する剛腕の「技巧派アウトボクサー」。
〝チャーロ兄〟ことジャーモル選手もパワフルで攻撃的ですが、弟ジャーメル選手はどちらかというとカウンターパンチャー。相手の入り際に強烈なパンチを見舞い、これまで印象的なKO勝ちを何度も成し遂げてきました。
弱点は防御の粗さと、手数がいまひとつ少ないこととされます。前に出る接近戦が持ち味のカスターノ選手に対して、どんなゲームプランで臨むのか注目されます。
ジャーメル・チャーロが負けた試合
戦績34勝(18KO)1敗のジャーメル・チャーロ選手。そのプロで喫した唯一の敗戦とは、どんな試合だったのでしょうか。
この1敗は18年12月のトニー・ハリソン選手との戦い。WBC王者として4度目の防衛戦でしたが、大変僅差の攻防となります。
ハリソン選手は正確なジャブを重ね、チャーロ選手は強烈なパンチをたびたびヒット。素人目には甲乙付けがたい内容だったものの、ジャッジは0-3でハリソン選手に軍配を上げ、チャーロ選手は王座から陥落しました。

ジャーメル・チャーロのP4P
中量級では代表的チャンピオンであるジャーメル・チャーロ王者の最新P4Pを以下にまとめてみました。
■ザ・リング
・スーパウェルター級 … リング王者
■ESPN
・スーパウェルター級 … 1位
■WBN
・TOP50 BOXERS … 25位

ジャーメル・チャーロの主な試合(公式動画)
↓チャーロvsハリソン1。判定発表にハリソン狂喜、「ウソ!負け?」と呆然のジャーメル
↓チャーロvsハリソン2。ジャーメルが見事リベンジしコメントにも余裕が
ジャーメル・チャーロの海外の反応・評価
みんなの反応
私はチャーロ兄弟のエネルギーが大好きです。いつもお互いのためにベストを尽くして、切っても切れない二人
ネットの感想
チャーロ弟は全てを出し切った。打たれ強くないけど、タフな相手に押し続けてKOできた。素晴らしい戦いだ
みんなの反応
「俺は負けるのが好きじゃない。だからTVゲームはしないんだ」byチャーロ(笑)
ネットの感想
レフェリー「君、大丈夫か?」ハリソン「ああ、いい気分だよ」……このやり取り笑える
みんなの反応
チャーロはハードでテクニカルなコンビネーションがいい。ワールドクラスのパワーを感じる!
出典:YouTube
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 7月にSウェルター級初の4団体統一戦「チャーロ弟vsカスターノ」
- 世界初双子の同時王者・チャーロ兄弟。弟は強打持ち味の技巧派
- 接近戦で相手を削るカスターノにチャーロのカウンターが炸裂するか
世界的にもレアな4団体統一戦。「チャーロ弟vsカスターノ」戦はSウェルター級では史上初めて実現する頂上決戦でもあります。
比較的珍しいアルゼンチン出身王者のカスターノ選手は戦績17勝(12KO)1分け、いまだ無敗ではありますが、一撃で倒す強打者というよりも相手を削って根負けさせるタイプ。ハードパンチャーのチャーロ弟とどんな展開になるのか、楽しみです。
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