プロボクシングのスーパーフライ級で大きな動きがありました。井岡一翔選手がWBOの世界王座をこのほど返上。そして次戦で、昨年大晦日に僅差ドローとなったWBA世界同級王者ジョシュア・フランコ選手(米)と「挑戦者」として再戦すると報じられています。
井岡選手はなぜ突然王座を返上し無冠になったのか?次戦予想に挙がっていた中谷潤人、エストラーダ戦はなぜ断念した?思惑が絡み複雑な井岡次戦の行方。そのメリット・デメリットを比較しながら紐解いてみました。(出典:Wilipedia、各スポーツメディア)
◆ボクシング◆ 2025年1月24日(金) 井上 尚弥 vs キム・イェジョン 他 他開催場所:有明アリーナ |
新クイーンカジノなら スポーツベットはもちろん、ライブカジノや、 パチンコ実機・パチスロ実機も楽しめる。 \場所や時間を選ばず楽しめる/ パチンコ一覧:CR牙狼FINAL・CR真・花の慶次・CRキャプテン翼・CRルパン三世・CR真・北斗の拳 ※(新)クイーンカジノの登録は簡単ですが、登録の方法の詳細を知りたい方は"チェリカジ"さんの(新)クイーンカジノの登録方法 や 入金不要ボーナスの貰い方 やパチンコ機種一覧、とパチスロ機種一覧を参考にして下さいね。 |
井岡一翔はなぜフランコ再戦になりそうなのか?
昨年末、二団体王座統一をかけてフランコ王者と戦った井岡一翔選手。しかし結果は微妙なドロー判定で、二選手はそれぞれ王座を防衛する形で「痛み分け」になりました。
試合会場には現WBC同級世界王者ファン・フランシスコ・エストラーダ選手やWBO1位の中谷潤人選手の姿もあり、「世界のライバル」が一同に集う中、井岡選手が次戦で①フランコ再戦②中谷と防衛戦③エストラーダと統一戦―のどれを選ぶのか、注目されていました。
そしてこのほど米専門メディアが報じたところでは、結局井岡選手は何とWBO王座を返上。今年6月にも、フランコ王者のベルトを挑戦者として狙う「ダイレクトリマッチ」に方向を定めたとのことです。
Joshua Franco and Kazuto Ioka have signed contracts for a 115-pound title rematch slated for June in Japan, sources told ESPN.
Ioka is vacating his WBO title rather than fight Junto Nakatani. Franco’s WBA title will be on the line. https://t.co/mzTLmTssxv
— Mike Coppinger (@MikeCoppinger) February 16, 2023
井岡選手はなぜこうした選択肢をとったのか。「3つの道」にはそれぞれどんなメリットとデメリットがあり、井岡選手が決めた背景には何があったのか以下に探りました。
フランコ戦のメリットデメリット
昨年末の「井岡一翔vsジョシュア・フランコ1」はお互い譲らない激しい攻防に。判定結果は「フランコが1-0」という珍しいマジョリティドローとなり、規定により引き分けでしたが、メディア・ファン・識者らの判断は「井岡派」「フランコ派」で真っ二つに割れました。
メディアの分析でも手数・攻勢ではフランコが優勢、有効打・防御では井岡が優勢。それらをどう見るかで勝敗も真逆。実際井岡選手は動画を分析して「自分が勝っていた」。一方フランコ陣営も納得できずジャッジに「なぜだ!」と猛抗議したともいわれます。
両陣営で直後から再戦を求める声が強く、ずっと交渉が続いていたとの報道もあります。再戦を行うメリットとしては「両選手がプライドにかけて自分の勝ちを証明する」「はっきり決着をつければアンチの声を払拭できる」という点です。
しかし井岡選手にとっては、後述する理由で無冠の挑戦者になったため、負ければ全てを失うデメリットがあります。そうなると以前から悲願のエストラーダ戦も実現しないまま、最悪の場合「現役引退」の恐れもあり得ます。
Ioka will be
June or July Franco 2
Nakatani will be
Fulton vs. Naoya Inoue in the same show?
May or June.
Andrew Moloney or Kosei Tanaka? https://t.co/xsWVrwBsGk pic.twitter.com/7N0ecWYWFe— おふろ♨️会員 〜 お気に入りを応援します (@perocyo41) February 14, 2023
中谷潤人戦のメリットデメリット
では井岡一翔選手は「中谷潤人戦」をなぜ選ばなかったのか。今年に入りWBOは井岡陣営に指名挑戦者である前WBO世界フライ級王者中谷選手と対戦交渉を指令。しかし合意に達せず入札が決定したため、井岡選手は指名戦を避けるため、やむなくWBO王座返上を決断したのが経緯です。
そもそも井岡選手は中谷戦に消極的だったようです。理由は「勢い・実力ある『ネクスト井上』相手では負けるリスクがかなり大きい」「負ければ王座を失うだけでなく世代交代が進む」というデメリットばかりのため、と推測されます。
メリットとしては、日本開催が確実で注目度が高くいいファイトマネーが見込めることくらいでしょうか。
井岡選手が返上したことで空位になっていたSフライ級のWBO世界王座を懸け、中谷潤人選手とアンドリュー・モロニーに王座決定戦の対戦指令が出ましたね。
モロニーはペドロ・ゲバラと対戦交渉中だったものの、交渉締結には至っていないので、これを機に中谷戦へ舵を切ることが濃厚な気がします。 pic.twitter.com/XXOlCM1Lbv
— Boxing and Boxing (@boxingnboxing) February 17, 2023
エストラーダ戦のメリットデメリット
井岡一翔選手が本音では次戦で最も戦いたかった相手はエストラーダ王者だといわれます。4階級を制覇してきた井岡選手にとって、下の階級時代から世界的スターだったエストラーダ、ロマゴンの2ボクサーは長年是非とも対戦したかった相手。
事実、エストラーダ陣営は「場所は日米メキシコどこでもいい」とかなり乗り気で下交渉も進んでいたそうですが、ネックはエストラーダ王者も次戦で防衛戦を1試合行う契約があること。
すんなり決まれば井岡選手には「悲願の相手」「王座統一戦」「米の本場で高額ファイトマネーも」などメリットばかりでしたが、デメリットは「負ければ引退覚悟」。さらにエストラーダ側は「世界王座統一戦」も条件にしていたとされ、既に無冠となった井岡選手が対戦できる見通しは消えました。
Estrada On Ioka-Franco: Whoever Wins Is Fine; Would Love To Unify Against Ioka https://t.co/O7HlTm8IQ8 pic.twitter.com/LsD1IvassR
— BoxingScene.com (@boxingscene) December 28, 2022
結局は条件の折り合いでの決定か?
このように井岡一翔選手にとって「3つのチョイス」にはメリットデメリット、また込み入った事情がそれぞれあり、結局は「日本開催」「ファイトマネー」といった条件面の良さを「アスリートとしてのプライド」が後押しし、フランコ王者とのダイレクトリマッチに踏み切ったのが実情といえそうです。
いずれにしても井岡選手には苦渋の決断。次のフランコ2はまさに〝勝利絶対〟の背水の陣となりそうです。
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 井岡一翔がWBOのSフライ級王座返上。WBA王者Jフランコとダイレクトリマッチへ
- 中谷指名戦避けるため無冠を苦渋決断。「疑惑の判定」説に決着つけたい意地も
- 井岡本音はメリットばかりのエストラーダ戦?ただ諸事情でフランコ戦に収束か
関連