ボクシング、スーパーウェルター級のビッグマッチが3月5月24日に決定しました!WBA、WBC、IBF3団体の統一世界王者、ジャーメル・チャーロ(チャーロ弟)選手と、WBO王者ブライアン・カスターノ選手の「4団体統一再戦」です。
一度はドローに終わった注目のこのリマッチ、テレビ放送やネット中継の予定は?第1戦の振り返りや第2戦予想などとともに情報をまとめました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

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目次
チャーロvsカスターノの地上波などテレビ放送・ネット中継
米国の「双子の世界王者」で有名なチャーロ弟選手と、アルゼンチンが誇る世界王者、カスターノ選手。この2人による、ボクシング全17階級でも最激戦区の一つ・Sウェルター級のベルト統一再戦。
世界のボクシングファン必見ですが、では日本でのテレビ放送やネット中継の予定をそれぞれ見てみましょう。
Muy orgulloso y feliz. ES OFICIAL la revancha con Charlo! 19/Mar en el Crypto Arena en LA!
Very proud and happy to announce that the rematch with Charlo is already official! Mar/19 at the Crypto Arena in LA.
🇦🇷🥊 #charlocastano2 #charlocastanoII pic.twitter.com/qE9h0FVaNg
— Brian Castaño 🇦🇷🥊 (@briancastanobox) February 3, 2022
テレビ放送
Sウェルター級4団体統一戦「チャーロ弟vsカスターノ」再戦は、TVでは衛星放送の「WOWOW」で放送されます。日程は以下の通りです。
・WOWOWライブ 3月21日(月)5月16日(月)
夜9時00分から(録画)
ネット中継
WOWOWでは「チャーロvsカスターノ2」をネットでライブ中継します。日程は以下の通りです。
・WOWOWオンデマンド 3月20日(日)5月15日(日)午前11時ごろから(ライブ)

チャーロvsカスターノの開始時間
WOWOWでの放送が要チェックとなる「チャーロvsカスターノ再戦」。では日本時間での試合開始時刻を確認しておきましょう。
試合は今回は米西海岸ロサンゼルスの「Crypto.com Arena」で行われます。主催のPBCや全米でPPV提供するショータイムサイトでは詳しい開始時刻は未掲載ですが、恐らく現地5月14日の昼ゴングとみられます。
これは日本時間では翌20日のお昼前後ですので、WOWOWデマンドの中継開始のとおり、15日午前11時からチェックすれば見逃さないと思われます。

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WOWOW3つのポイント
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チャーロ弟の戦績と強さ
では「決着の再戦」に臨む2世界王者の戦績や経歴などを見ていきましょう。まずはチャーロ弟選手からです。
チャーロ弟の戦績
「チャーロ弟」ジャーメル・チャーロ選手の戦績は34勝(18KO)1敗1分けです。一覧は以下の通りです。
日付 | 結果 | 記録 | 相手 | タイプ | ラウンド、時間 | ノート | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
36 | 2022-05-14 | 勝利 | 35-1-1 | ブライアン・カスタニョ | KO | 10(12)、2:22 | WBA(スーパー)、WBC、IBF、及びWBOライトミドル級タイトル |
36 | 2021-07-17 | 引き分け | 34-1-1 | ブライアン・カスタニョ | ドロー | (12)1-1 | WBA(スーパー)、WBC、IBF、及びWBOライトミドル級タイトル |
35 | 2020-09-26 | 勝利 | 34–1 | ジェイソン・ロサリオ | KO | 8(12)、0:21 | WBCライトミドル級タイトル防衛ikusa ウォンWBA(スーパー)、IBF、空きザ・リングライトミドル級タイトル |
34 | 2019-12-21 | 勝利 | 33–1 | トニー・ハリソン | TKO | 11(12)、2:28 | WBCライトミドル級タイトルを獲得 |
33 | 2019-06-23 | 勝利 | 32–1 | ホルヘコタ | KO | 3(12)、2:14 | |
32 | 2018-12-22 | 敗北 | 31–1 | トニー・ハリソン | UD | 12 | WBCライトミドル級タイトルタイトルマッチ |
31 | 2018-06-09 | 勝利 | 31–0 | オースティントラウト | MD | 12 | WBCライトミドル級タイトル防衛戦 |
30 | 2017-10-14 | 勝利 | 30–0 | エリクソン・ルービン | KO | 1(12)、2:41 | WBCライトミドル級タイトル防衛戦 |
29 | 2017-04-22 | 勝利 | 29–0 | チャールズハトリー | KO | 6(12)、0:32 | WBCライトミドル級タイトル防衛戦 |
28 | 2016-05-21 | 勝利 | 28–0 | ジョンジャクソン | TKO | 8(12)、0:51 | WBCライトミドル級タイトルを獲得 |
27 | 2015-10-31 | 勝利 | 27–0 | ジョアシャンアルシン | TKO | 6(10)、1:21 | |
26 | 2015-03-28 | 勝利 | 26–0 | ベーンズ・マルティロシアン | UD | 10 | |
25 | 2014-12-13 | 勝利 | 25–0 | ミゲルアルベルトロザノ | UD | 10 | |
24 | 2014-05-24 | 勝利 | 24–0 | チャーリー・オタ | UD | 12 | |
23 | 2014-01-25 | 勝利 | 23–0 | ガブリエルロサド | UD | 10 | |
22 | 2013-10-14 | 勝利 | 22–0 | ホセエンジェルロドリゲス | TKO | 10(10)、1:41 | |
21 | 2013-06-08 | 勝利 | 21–0 | デミートリアスホプキンス | UD | 12 | ウォンIBF - USBAライトミドル級タイトル |
20 | 2013-01-26 | 勝利 | 20–0 | ハリージョーヨージー | KO | 8(10)、1:09 | WBCコンチネンタルアメリカズライトミドル級タイトルを獲得 |
19 | 2012-11-24 | 勝利 | 19–0 | ダション・ジョンソン | UD | 10 | |
18 | 2012-06-23 | 勝利 | 18–0 | デニス・ダグリン | KO | 5(10)、1:12 | |
17 | 2012-03-24 | 勝利 | 17–0 | クリスチャットマン | TKO | 3(10)、1:22 | |
16 | 2011-10-07 | 勝利 | 16–0 | フランシスコサンタナ | UD | 8 | |
15 | 2011-06-17 | 勝利 | 15–0 | ラリー・スミス | UD | 6 | |
14 | 2010-11-12 | 勝利 | 14–0 | ルイス・グラヘダ | UD | 8 | |
13 | 2010-08-06 | 勝利 | 13–0 | クイントンウィテカー | TKO | 2(8)、2:44 | |
12 | 2010-06-18 | 勝利 | 12–0 | アダン・ムリーリョ | TKO | 1(6)、1:03 | |
11 | 2010-03-27 | 勝利 | 11–0 | ジェラルドセザールプリエト | UD | 8 | |
10 | 2009-12-12 | 勝利 | 10–0 | アブドン・ロザノ | KO | 2(6)、2:11 | |
9 | 2009-08-22 | 勝利 | 9–0 | Vito Gasparyan | UD | 6 | |
8 | 2009-06-26 | 勝利 | 8–0 | フェデリコフローレスジュニア | TKO | 8(8)、0:42 | |
7 | 2009-04-04 | 勝利 | 7–0 | カルロスガルシア | UD | 6 | |
6 | 2009-02-28 | 勝利 | 6–0 | フアンセラーノ | UD | 4 | |
5 | 2008-10-10 | 勝利 | 5–0 | デオンナッシュ | UD | 6 | |
4 | 2008-09-06 | 勝利 | 4–0 | ロドリゴビジャレアル | TKO | 4(4)、0:15 | |
3 | 2008-06-13 | 勝利 | 3–0 | ドウェイン・ジョーンズ | TKO | 1(4)、2:36 | |
2 | 2008-04-19 | 勝利 | 2–0 | イエス・ビジャレアル | TKO | 3(4)、1:30 | |
1 | 2007-12-08 | 勝利 | 1–0 | Corey Sommerville | UD | 4 |
チャーロ弟の特徴
チャーロ弟選手のプロフィールは以下の通りです。
本名 | ジャーメル・デアバンテ・チャー | 双子の弟 兄はジャモール・チャーロ |
通称 | Iron Man (アイアンマン) | |
出身 | テキサス州リッチモンド | |
国籍 | アメリカ合衆国 | |
誕生日・年齢 | 1990年5月19日生まれ | |
身長 | 180cm | |
リーチ | 185cm | |
アマ戦績 | 56勝8敗(米wiki記録) 4戦2勝2敗(0KO)(boxing recの記録) | |
プロ戦績 | 37戦35勝(19KO)1敗1分 | トニー・ハリソンに判定負けしている (後でリベンジ成功) |
デビュー | 2007年12月8日 | |
経験階級 | スーパーウェルター級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 54.2% | |
入場曲 | ? | |
その他 | ・ジャーモールより1分若い ・高校で2人はボクシングを始める ・15歳で2005年ジュニアオリンピック銅メダル |
双子ですので顔かたち、階級などもそっくりですが、兄弟のファイトスタイルは対照的。好戦的な兄と違い、弟は一発のカウンターを武器にした技巧派のボクサーといわれます。
カスターノの戦績と強さ
次に世界のボクシング界では比較的珍しい、南米出身王者のカスターノ選手を見ていきましょう。
カスターノの戦績
ブライアン・カスターノ選手の戦績は17勝(12KO)2分け、いまだ無敗です。一覧は以下の通りです。
戦 | 日付 | 結果 | 記録 | 対戦相手 | type | ラウンド、時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 2022/5/14 | 敗北 | 17-1-2 | ジャーメル・チャーロ | KO | 10(12)、2:22 | WBOライトミドル級タイトルマッチ 以下のためのWBA(スーパー)、WBC、IBF、およびリングライトミドル級タイトル |
19 | 2021-07-17 | 引き分け | 17-0-2 | ジャーメル・チャーロ | 判定1-1 | 12(12) | WBOライトミドル級タイトルマッチ 以下のためのWBA(スーパー)、WBC、IBF、およびリングライトミドル級タイトル |
18 | 2021-02-13 | 勝利 | 17–0–1 | パトリック・テイシェイラ | UD | 12 | WBOライトミドル級タイトル |
17 | 2019-11-02 | 勝利 | 16–0–1 | ウェールオモトソ | RTD | 5(10)、3:00 | 空位のWBOインターコンチネンタルライトミドル級タイトルを獲得 |
16 | 2019-03-02 | 勝利 | 15–0–1 | エリスランディ・ララ | SD | 12 | WBA(レギュラー)ライトミドル級タイトル防衛戦 |
15 | 2018-03-10 | 勝利 | 15–0 | セドリックヴィトゥ | TKO | 12(12)、2:27 | WBA(レギュラー)ライトミドル級タイトル防衛戦 |
14 | 2017-07-01 | 勝利 | 14–0 | ミシェル・ソロ | SD | 12 | WBA暫定ライトミドル級タイトル防衛戦 |
13 | 2016-11-26 | 勝利 | 13–0 | エマニュエル・デ・ヘスス | KO | 6(12)、2:23 | WBA暫定 ライトミドル級タイトルマッチ |
12 | 2016-07-12 | 勝利 | 12–0 | マーカス・アップショー | TKO | 5(10)、2:03 | |
11 | 2015-12-18 | 勝利 | 11–0 | アーロン・ガルシア | UD | 8 | |
10 | 2015-08-29 | 勝利 | 10–0 | ジョナサンバティスタ | DQ | 5(6)、1:15 | バティスタは低打撃で失格 |
9 | 2015-07-26 | 勝利 | 9–0 | トッドマヌエル | TKO | 1(6)、2:53 | |
8 | 2015-04-04 | 勝利 | 8–0 | CríspuloJavierAndino | TKO | 2(10) | |
7 | 2014-06-06 | 勝利 | 7–0 | セザールサストレシルバ | TKO | 4(8) | |
6 | 2014-04-12 | 勝利 | 6–0 | フアン・クエラ | TKO | 2(6)、2:40 | |
5 | 2013-10-12 | 勝利 | 5–0 | クラウディネイ・ラセルダ | TKO | 5(8)、2:46 | |
4 | 2013-05-25 | 勝利 | 4–0 | セザールベレス | TKO | 2(10)、2:27 | |
3 | 2013-01-26 | 勝利 | 3–0 | パブロ・ロルダン | UD | 6 | |
2 | 2012-10-20 | 勝利 | 2–0 | ホセカルロスパス | TKO | 5(6)、1:40 | |
1 | 2012-09-22 | 勝利 | 1–0 | アレハンドロアントニオドミンゲス | TKO | 4(6)、2:59 |
カスターノの特徴
カスターノ選手のプロフィールは以下の通りです。
本名 | ブライアン・カルロス・カスターノ |
---|---|
通称 | Ray Sugar El Boxi |
出身 | ブエノスアイレス州 イシドロ・カサノバ |
国籍 | アルゼンチン |
誕生日・年齢 | 1989年9月12日生まれ |
身長 | 171cm |
リーチ | 171cm |
アマ戦績 | 15戦11勝4敗 |
プロ戦績 | 20戦17勝(12KO)1敗2分 |
デビュー | 2012年9月12日 |
経験階級 | スーパーウェルター級 |
利き手 | 右 |
タイプ | オーソドックス |
KO率 | 70.5% |
入場曲 | ? |
その他 | ・アマの時に、無敗だった セルゲイ・デレビャンチェンコを倒したことで有名 ・ロンドン五輪予選は準々決勝敗退 |
チャーロvsカスターノの見どころと予想
再戦で白黒決着がつくのか、必見のチャーロvsカスターノ2。予想の前にまずは第1戦を振り返ります。
◆チャーロvsカスターノ1
昨年7月に行われた注目の4団体統一戦。初回からチャーロ選手が相手を警戒し手数が少ない展開。しかし2回にチャーロ王者のカウンターが見事決まりカスターノ王者がよろめきます。
でもチャーロ王者もフィニッシュできず、そのままカスターノ選手が回復し膠着状態に。後半にもチャーロ選手が追い込む場面もありましたが、全体的にはお互い踏み込みが甘く決定的なダメージを与えられないまま終了しました。ジャッジは三者三様でドローでした。
CompuBoxのデータによれば、チャーロ選手は533発のパンチで28.3%がヒット。カスターノ選手は586発で29.5%ヒットなどのデータとなっています。
引用:http://beta.compuboxdata.com/

◆チャーロvsカスターノ2の予想
では再戦ではどんな展開になるのか。まずは海外有名ブックメーカーのオッズを見てみましょう。
・bet365 … チャーロ勝利:1.72倍、カスターノ勝利:2.0倍
・William hill … チャーロ勝利:1.80倍、カスターノ勝利:1.91倍
いずれも非常に僅差でほぼ互角といえます。
>直前オッズは以下
チャーロ:カスターノ=1.47 : 2.60
参考:bet365
前戦ではチャーロ選手のフットワークとジャブが光りながらも、カスターノ選手も激しくプレッシャーで対抗。接近戦が得意なカスターノ選手のスタイルに対し、中距離型のチャーロ選手がなかなか強打を繰り出せず苦戦した印象もあります。
パワーではチャーロ王者が上でもあり、鍵は武器のカウンターをどれだけヒットできるか。互いに次戦では戦略を変えてくるのかどうか、序盤から攻防が注目されます。
チャーロvsカスターノのみんなの予想まとめ

引用:https://twitter.com/yukino_sa/status/1493743307817566212

引用:https://twitter.com/Boxing_freakUSA/status/1489430344231276544

引用:https://twitter.com/shiba_box1109/status/1492005030890655747

引用:https://www.youtube.com/watch?v=O-f82GGldRg
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 5/15に米ロサンゼルスで「チャーロ弟vsカスターノ」の統一再戦
- Sウェルター級3団体王者チャーロとWBO王者カスターノ、決着なるか
- 初戦はスタイル的に膠着し決め手なし。次戦もオッズではほぼ互角
\\ マニア必見!5/15 11:00 WOWOWオンデマで生中継! //
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