相撲

横綱大関とは定義は?なぜ必要かの理由と38年前の力士は誰?

徳勝龍の劇的な「幕尻優勝」で盛り上がった大相撲初場所。ニューヒーロー誕生の陰で、長年牽引役の一人を務めた大関・豪栄道が現役引退を表明するなど、話題多い場所でした。

さて豪栄道引退で、来場所・春場所の番付は「横綱2人、大関1人」になることが確定。この結果、番付表では「横綱大関」という耳慣れない地位が登場することになりました。

この横綱大関とは?その定義や、過去の事例にはどういうものがあったのかなどを調べてみました。

横綱大関とは定義は?

豪栄道関が初場所限りで引退し、年寄「武隈」を襲名したことを受け、3月に大阪で行われる春場所では大関は貴景勝の1人だけになることが固まりました。

これを受け、日本相撲協会審判部はこのほど開いた春場所の番付編成会議で、来場所では横綱が大関を兼ねる「横綱大関」を番付表に記載することを確認しました。

この「横綱大関」とはどんな地位なのでしょうか。以下に定義を引用します。

横綱大関(よこづなおおぜき)とは、大相撲で番付において大関空位(不在)、あるいは一人大関の時に、横綱が番付上大関の地位も兼任する形で表記される場合の呼び方。
Wikipediaより

大相撲が発祥した江戸時代から明治中期に至るまで、相撲の最高位は「大関」でした。そして「三役」とは元来は「大関・関脇・小結」を指し、番付上、三役は東西両方に最低1人ずつ必要とされてきました。

その後、大相撲最強地位の「横綱」が創設されて以降もこの考え方は踏襲され、現在も「横綱は不在でもいいが、大関以下三役は番付には欠くことはできない」と見なされているそうです。

このため、大関不在や1人の場合はその場所では横綱が大関を兼ね、番付には役名として「横綱大関」と表記されます。

大関が一人以下になり「横綱大関」の役名が復活するのは、過去をさかのぼると1982年初場所の西横綱北の湖以来、38年ぶりという非常に珍しい事例。この時の大関は琴風だけでした。

春場所では38年前と同様、西横綱になるとみられる鶴竜が「横綱大関」の地位名で番付表記される見通しです。

ちなみに「大関」の語源は「大関取」が縮まったものなんだって!

過去の横綱大関は誰?

というわけで、定義をご紹介した通り、横綱大関とは「天下無双のスーパー横綱」というわけではなく、あくまで番付の形式上の都合で横綱に臨時に付与される名称です。

Wikipediaによると、過去の例でも昭和初期以前は、横綱に昇進して大関が不在になったとしても、番付では「大関」の肩書の脇に「横綱」と付記する形が通例。横綱の地位が確立されるにつれ、次第に「横綱大関」と並列的に表記されるようになったとのことです。

過去の「横綱大関」一覧は以下の通りです(出典:Wikipedia)。

・男女ノ川(1936年)
・安芸ノ海(1943年)
・照國(1943~44年)
・朝汐(1959年)
・初代若乃花(1959年)
・柏戸(1966年)
・輪島(1975年)
・三重ノ海(1979年)
・2代目若乃花(1980~81年)
・千代の富士(1981年)
・北の湖(1981~82年)

なお過去には例外のケースもありました。1955年に「4横綱1大関」という場所がいくつかあったものの、いずれも西方横綱に対して「横綱大関」という表記は採用されなかったそうです。

ただ経緯は不明ながら、このことが協会内部で問題視されたためか、次に大関が1人になった59年には再び「横綱大関」表記が復活しています。

あくまで番付表上の措置だから、場内アナウンスは「横綱」のままだし、給金など待遇が変わるわけでもないらしい!
もし「横綱・大関ともゼロ」とか「全部で1人だけ」になったらどうするの…?って思うけど、幸いこれまでそんな“非常事態”は起きたことがないんだって

↓(おまけ)レアな鶴竜の「横綱」メイキング公式動画

横綱大関へのみんなの反応

みんなの反応

錚々たる昭和の大横綱が兼任した「横綱大関」が38年ぶりに復活することが明らかに!! でも横綱って、2敗するとすぐ休場するけどね(^_^;)

ネットの感想

鶴竜を「横綱大関」にするんだったら、朝乃山を「関脇大関」にしてほしかった

みんなの反応

せっかく珍しい番付だから、横綱大関15日間皆勤してほしいなぁ

ネットの感想

82年秋場所は千代の富士が横綱に昇進したため大関が空位となり、番付は東の「横綱大関」北の湖、西の「横綱大関」千代の富士と記された!

みんなの反応

さっさと新大関が誕生すればいいのだが、これしばらく続くんだろうな…

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

ここがポイント

  • 豪栄道引退で来場所は1人大関に。番付には「横綱大関」復活へ
  • 西横綱・鶴竜が38年ぶりに大関兼務の「横綱大関」となる見通し
  • 「大関は2人以上必要」の伝統による番付上の形式措置。過去に11人

2020初場所は徳勝龍のサプライズ優勝で記録ずくめだっただけでなく、「38年ぶり横綱大関」という副産物も生み、相撲ファンにはある意味“貴重な”場所になりました。

問題は2人目の新大関がいつ誕生するのか。三役のうち関脇、小結は幕内上位の力士を常に充てることができますが、大関は昇進に条件があるため、「いないから」と簡単にはつくれません。

最短距離にあるとみられるのは朝乃山や正代。ここ2~3場所優勝争いなどの好成績を重ね「大関取り」に挑んでほしいものです。

2横綱が復活し大関貴景勝も好調を維持すれば、春場所は真の「実力勝負場所」になりそうだね!

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