激しいパンチの応酬や派手なKOシーンがファンを熱狂させるプロボクシングの試合。まれに、顔面に強打を浴びた選手の口からマウスピースが飛び出すような壮絶な場面も見られます。
そもそもボクシングなどの格闘技では、選手はなぜマウスピースをはめるのでしょうか。その効用やお値段は?格闘技に不可欠な重要用具「マウスピース」のイロハを調べてみました。(出典:Wikipedia、JBC公式、各スポーツメディア)
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マウスピースはボクシングで必須
スポーツにおけるマウスピースとは、口の中で歯を全部(または一部)覆うように装着する主に樹脂製の一見〝入れ歯〟のような用具です。マウスガード、ガムシールドなどと呼ぶこともあります。
ボクシングはじめ、頭部や顔を強打することが多い格闘技、ボディコンタクトの多い競技では、とりわけマウスピースは着用が義務付けられている非常に重要な用具でもあります。ではそれはなぜなのか、どんな効用があるのかなどを以下に順に見ていきましょう。
マウスピースの規定
ボクシング界でマウスピースは、世界共通でプロ・アマとも試合、及びジムなどによってはスパーリングの際にも着用が必須となっています。
日本国内でのプロ試合を統括するJBCの「日本ボクシングコミッションルール」には、「第8節 服装」の102条4項で「ボクサーは試合中、マウスピースを使用しなければならない。また試合に臨む際は、2つ以上のマウスピースを用意しなければならない」と規定されています。
マウスピースはボクシングなど格闘技だけでなく、現在では様々なスポーツで利用されています。マウスピースブランド「ショックドクター」のまとめによれば、主な競技の着用規定は以下の通りです。
【義務付け】格闘技、アメフト
【一部義務】ラグビー、アイスホッケーのジュニア世代など
【付けてもよい】野球、サッカー、バレー、テニス、柔道など
【着用不可】ゴルフ
興味深いのはゴルフの「禁止規定」。プレーをする上で援助になるような人工器具を使ってはならない、と定められているためです。
またマウスピースの色についても、野球では「透明か白」、アメフトは「透明か白以外」、アマボクシングでは「赤以外」などさまざまな規定があります。
https://twitter.com/BM_sinkana/status/1506523155946344451
他競技と変わらない?
ボクシングなど格闘技のマウスピースも、他の競技のマウスピースも、構造や素材は同じものが多いようです。主には上顎に嵌めるシングルタイプと、上下の歯で噛むようにするダブルタイプに分けられます。
ただ一人一人の口の中に長時間入れる器具だけに、通常「汎用品」を洗って共有することは衛生上もフィット感の問題からも好ましくないとされます。
特にプロでは自分オリジナルの製品を専門の歯科医、メーカーなどで作成してもらうのが基本。ボクシングでは、お湯に浸すと形状を変えられる樹脂製のものが主流で、試合などの度に、歯形にピッタリ合う仕組みになっているメリットがあるそうです。
なぜボクシングで必要か5つの理由
ではマウスピースはなぜボクシングで着用が義務付けられているのか。その理由や効用を以下に5つ挙げてみました。
1.顎や口腔内の保護
第一の理由は、最も重要な目的である「顎や口腔内の怪我防止」です。着用しないでパンチを受けると、歯で口腔内を切ったり歯や顎が折れるといった大きな怪我につながりかねません。
2.脳震盪発生の抑制
パンチなどで頭部に受ける衝撃を和らげる役目も重要です。樹脂が衝撃を吸収することで顎関節へのダメージを軽減したり、頭や首の筋肉が固定されるため脳への衝撃を緩和し、脳震盪の発生を抑制する効果があるとされます。
今話題のラグビーやボクシングなど、頭に衝撃をうけておこる「脳振とう」を検知してアラートするIOTマウスピース。
スマホでリアルタイム確認できて、危険値までいくとアラート。
レフェリー判断のストップより精度高くなり得るし、そこから集まるデータはかなり貴重だよね。 pic.twitter.com/GJcorujviQ— 山川カズカゼ (@kazukazeymkw) September 24, 2019
3.接近・踏み込みの自由度
仮にマウスピースをしていないと、上記1のように口の中を痛めたり出血するため、自分の動きも制限されてしまいます。ボクシングでは相手のパンチをかいくぐって懐に入り強いパンチを放つ技も重要ですが、マウスピースがないとためらいが出て試合に不利になる恐れもあります。
4.口周りの安定
ボクサーは口を閉じマウスピースを噛むことによって顎を安定させ、パンチにある程度耐えられる防御効果もあるといわれます。着用しないと疲れ・呼吸のため口が開き、パンチを受けて舌を切るといった怪我の恐れもあります。
5.パフォーマンス向上と心理的効果
最近のスポーツ医学では、歯をきちんと噛み合わせてしっかり食いしばることで、「瞬間的な筋力のパワーアップ」「全身の関節が固定されバランスが良くなる」といった、競技のパフォーマンス向上につながるデータが明らかになっているそうです。
また口が安定して安心感が生まれ、集中力が出るなど心理面の効果も指摘されています。
マウスピースお値段はどれくらい?
ボクシングには不可欠なマウスピース。ちなみにお値段は、ネットなどで買える市販品では300円〜5000円程度。しかし上を見るとキリがなく、プロなど向けに素材や形にこだわるオーダーメードの場合は数万~数十万円する場合もあるようです。
競技のルールの範囲内で、カラフルな色合いとデザイン、国旗・スポンサーなどの絵柄やロゴを入れるなど、見た目やファッション性にこだわった製品も好まれていますね。
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- ボクシングで必須アイテムの一つがマウスピース。試合では着用義務付け
- 口腔内を保護し怪我防止。筋力や動きアップ、集中力向上などの効果も
- 300円から数十万円まで。現在はアメフト、野球、テニスなどでも愛用へ