惜しくもアイスダンスの北京オリンピック日本代表を逃した村元哉中・高橋大輔ペアが、次を目指して四大陸フィギュアで、新たな一歩を踏み出します。
アイスダンスでの経験豊富な村元哉中の実績と名前の由来を詳しく見てゆきましょう。また高橋大輔と組んだ経緯についてもまとめます。

目次
村元哉中の実績
村元哉中のアイスダンスでの実績をまとめると次のようになります。
シーズン | 年齢 | パートナー | 全日本選手権 | 四大陸選手権 | GP NHK杯 | 世界選手権 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014-2015シーズン | 21歳 | 野口博一 | 3位 | |||
2015-2016シーズン | 22歳 | クリス・リード | 1位 | 7位 | 7位 | 15位 |
2016-2017シーズン | 23歳 | クリス・リード | 1位 | 9位 | 棄権 | 23位 |
2017-2018シーズン | 24歳 | クリス・リード | 1位 | 3位 | 9位 | 11位 |
2020-2021シーズン | 27歳 | 髙橋大輔 | 2位 | 3位(3組中) | ||
2021-2022シーズン | 28歳 | 髙橋大輔 | 2位 | 6位(日本歴代最高点) |
2014年にシングルからアイスダンスに転向後、これまででは、全日本選手権3連覇、平昌オリンピック代表、世界選手権日本最高11位とクリス・リードとペアを組んだ2015-2018シーズンの3シーズンで、ベストの実績を残しています。
2020年以降の高橋大輔とのペアで、急速に実力をアップしていますが、惜しくも北京オリンピック代表は逃しました。
プロフィール
村元哉中(むらもと かな) 1993年3月3日明石市生まれ、の28歳、身長: 162 cm、体重: 48 kgです。
インターナショナルスクールの神戸カナディアンアカデミーを卒業後、関西大学人間健康学部に進学、卒業し、現在、木下グループに所属しています。
名前の由来は?
名前「哉中」の由来を見てゆきましょう。
「哉」は、かな や ちか はじめ とし なり すけ さいと読まれ、「や」男性の名前の特に止め字にとして、しばしば使われています。
「や」:俳優の木村拓哉(きむらたくや)、ミュージシャン小室 哲哉(こむろ てつや)実業家の岩城哲哉(いわきてつや)や、サッカー選手の佐藤誓哉(さとうせいや)、三上卓哉(みかみたくや)などです。
小説などで使われ方を見ますと、
それを仰ぎながら李逵は心から快哉(かいさい)を叫んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「やんぬる哉(かな)...
吉川英治 「宮本武蔵」
などがあり、体言・活用語の連体形に付いて、感動・詠嘆を表します。 …だなあ。 また、近世以降は、連歌・俳諧の切れ字として用いられ、現代語でも和歌・俳句などによく用いられています。
従って、止め字でなく、女性の名前として使われるのは、きわめて珍しいと言えます。
女性名に入れる場合は、感嘆を表すことから、「みずみずしい感性を持ち、豊かな表現力で注目を集める人になってほしいと願って。また、疑問や反対の気持ちをしっかりと相手に伝えることのできる、強い意志を持った人に育ってほしいという気持ちも込めてつけられる場合が多いようです。
また、哉中さんは3姉妹の末っ子で、真ん中ではありません。
中には、心のなかとか、ずばりとかなめを突き通すという意味もありますので、本質をしっかり見抜いて。正しい道に進むという意味にも取れそうです。
このようなご両親の「哉中」さんへの思いがこもった名前だと言えるのではないでしょうか?そして、現在の「哉中」さんはその思いにしっかり答えて活躍していると言えます。

高橋大輔とペアを組んだ経緯
平昌オリンピックが終わった2018年の8月に、競技に対するそれぞれの方向性の違いを理由に、クリス・リードとのペアを解消しました。
その後、アメリカにダンス留学するなどパートナーを探していたところ、2019年2月にシングルにピリオドを打つと発表した高橋大輔との出会いがあったようです。
高橋大輔がアイスダンスに興味があると聞いていた村元哉中が、2019年の1月に話す機会があった時に平静を装って勇気を出してアイスダンスのパートナーのオファーをしました。
歌舞伎とのコラボレーション『氷艶』のアイスショーを控えた2019年7月、新潟でトライアウトを行ない、高橋大輔が初心者ながらも「『面白い、楽しい』と思う自分がいた」と、気持ちが大きく傾くほど興味をそそられたそうです。
そして話し合いを重ね、トライアウトをして2019年9月26日に、2020年1月よりアイスダンスに転向する髙橋大輔とのカップル結成が日本スケート連盟から発表されました。
「まさかこの年齢になって違う競技をして世界を見ているとは想像すらしてなかったです。哉中ちゃんが誘ってくれなかったら...」と大輔は述懐しています。
村元哉中・髙橋大輔が見据える未来。日本アイスダンス界を変える「2枠」獲得への挑戦 #FNNプライムオンライン https://t.co/M7UhEDIXle
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) January 20, 2022

村元哉中の最新評価まとめ
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(2021/11/13)
村元哉中、高橋大輔組が、全てのリフトで「レベル4」の最高評価を得て、日本歴代最高179.50点で日本勢最上位の6位に。
海外専門家
ルーマニアの「インサイドスケーティング」公式ツイッター「オー、ワオ。カナ・ムラモトとダイスケ・タカハシはラ・バヤデールの翼で我々の心を導いた。これほどのスケートを目の当たりにできるのは興奮で、クオリティーはただただファンタスティック」と評価。
米専門誌「IFSマガジン」公式ツイッター「驚くべきフリーダンス」と評価しています。
フィギュアスケート全日本選手権2位(2021/12/25)
恋人たちの愛憎劇を描くバレエ曲「ラ・バヤデール」に合わせ、優美に演じた。昨季の全日本ではほとんど取れなかったレベル4を、この日は息ぴったりのツイズルで男女ともに獲得。三つのリフトもレベル4と評価されるなど、細かいミスはあったが、驚異の成長ぶりを見せた。
元々2人とも表現力に定評があり、そこに高橋の技術が追いついてきた。11月のNHK杯、ワルシャワ杯と2戦連続で日本歴代最高得点を更新。結成2季目ながら「超進化」を見せた。
「まだ超進化しきれてない、途中かなと思う。でも2シーズン目でここまで来られたのは自信」と村元も手応えを口にした。
みんなの感想
いやぁ、凄いなぁ本当に
ナビゲーターとして、カナクリとハグしてた大ちゃんが、今かなちゃんと四大陸って今のが全然若いし
ああもう、とにかく、いい練習して本番もミスなく、思いっきりやっちゃって!かなだい!
ネットの反応
お2人の呼吸もピッタリ。ズエワ先生の「この試合は自分達の成長を感じる場」というアドバイスを胸に、のびのび羽ばたいて欲しいです。
みんなの感想
フィギュア村元哉中と高橋大輔ペア 息の合ったツーショットが話題 「勇気をもらった」
ネットの反応
1月18日、今日は、真冬の満月満月です。飛行機飛行機の乗り継ぎなどなどで夜中にタリンに到着。いよいよ四大陸選手権が始まる。どうか、体調崩したりしないで、二人の笑顔がみれますように。

まとめ
要約すると...
- 村元哉中のこれまでの実績と珍しい名前の由来をまとめた
- それぞれがこれからを模索していた時期に、村元哉中が、絶妙なタイミングで、高橋大輔にオファーしたことで素晴らしいペアが誕生した
- 北京五輪代表を僅差で逃したペアが、次なる第1歩を踏み出す舞台となった四大陸フィギュアに注目が集まる

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