ボクシングの日本人世界王者の試合が順次予定される中、ファンの関心を最も集めるのはやはりバンタム級戦線。「世界最強モンスター」井上尚弥選手の次戦相手は誰になるのか、いつ行われるのかは、一番気になるところです。
さてその無敗のトップPFPランカー・井上選手ですが、実は敗れた対戦相手が試合後結構〝不幸〟に見舞われているという「都市伝説」をご存じでしょうか。「井上尚弥の呪い」は本当なのか?彼らの「その後」を調べてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

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井上尚弥の対戦相手その後が呪われてる!?
戦績21勝(18KO)無敗。三階級を制覇し、とりわけバンタム級に上げてからの強さが際立っている井上尚弥選手。18年にバンタム級WBA王者になって以降、6試合で5度KO勝ちしています。
どのファイトも名試合だった一方、ある「ジンクス」が。敗れた対戦相手の多くが、その後あまりハッピーなボクサー人生になっていないというのです。バンタム級で井上選手の壁に潰えたボクサーたちのその後をまとめてみました。
■マクドネル(英)
18年、WBA王者として井上の挑戦を受け、圧倒されて初回2分弱でTKO負け。実は減量に苦んでおり、前日計量を遅刻してまでギリギリ減量を続け脱水症状に。それも惨敗の理由だったという。
井上戦後、離婚して妻子と別れうつ病を発症したともいわれる。その後は建設現場で働きながらトレーニングに励んだが、再びリングに上がることなく今年現役引退。

■パヤノ(ドミニカ共和国)
18年、WBSS準々決勝でWBA王者井上尚弥と対戦。初回70秒で衝撃のKO負けを喫した。19年に再起をかけ、ルイス・ネリとWBCシルバー王座を懸けて対戦する予定だったが、前日計量でネリが体重超過。再計量で何とかクリアしたが、試合では9RKO負け。
20年、スーパーバンタム級に上げたもののダニエル・ローマンに敗戦。続けてラッセルにも敗れ3連敗。その後はノンタイトル戦を連勝し再起を目指している。
■ロドリゲス(プエルトリコ)
19年、IBF王者としてWBSS準決勝でWBA王者の井上と対戦。2回に3度ダウンしTKO負け。プロ初黒星で王座から陥落した。
同年、ルイス・ネリとWBC王座挑戦者決定戦を行う予定だったが、前日計量でネリが体重超過。ネリは再計量を断ったためロドリゲス陣営は試合を拒否。
20年、WBC王者ウバーリvsドネア戦前にウバーリがコロナ陽性となり、ロドリゲスが代役になったが、今度はドネアが陽性となり、二転三転の末試合は「WBC暫定王座決定戦・ロドリゲスvsレイマート・ガバリョ」で実施。
しかしロドリゲスは2-1の僅差判定負け。ファンの間ではロドリゲス勝利の見方が多く「疑惑の判定」となった。21年にラッセルと対戦したが、開始わずか16秒でバッティング負傷し試合は無効に。

井上尚弥その他の絡み選手
全員が全員というわけではないものの、何となく敗れた対戦相手のその後が不幸なイメージの井上尚弥選手戦。過去のインタビュー記事から、バンタム級以前のその他「敗戦選手」の声を拾ってみました。
初の日本人対決・佐野
井上選手プロ3戦目、初めての日本人対決として13年にリングに上がったのが佐野友樹・元選手。10Rを何とかしのいだもののTKO負け。「井上君は全部素晴らしかった。でも一番凄いのは心。ハートがモンスター」。「試合を誇りに思う。一生、忘れられません」と今でも勲章になっているそうです。
母国に家を建てたパナレス
15年、スーパーフライ級時代に井上王者に挑戦し、わずか2RでKO負けしたパナレス選手。「ハンマーで殴られたようだった。井上はモンスター、それは真実だったよ」。
夢見た世界王者にはなれなかったものの、手にしたファイトマネー300万円で母国フィリピンに家を建て車を購入。貧しい故郷での家族の暮らしを助けたそうです。

井上尚弥の対戦相手の不幸に関するみんなの反応
みんなの反応
井上選手に敗れた選手はどうも応援したくなるし、ぜひ勝利して頂きたい
ネットの感想
井上被害者の会
みんなの反応
マクドネルやロドリゲスなど、尚弥チャンプを怒らせた選手は必要以上にボコされている。恐ろしや……カリメロ君よ
ネットの感想
ロドリゲス、井上戦以降まじで運わるいけど普通に強いと思うんだよね。評価落とすにはまだまだ早いと思うなー
みんなの反応
最近見たボクシングの感想。リゴンドーはリゴンドー。カシメロは井上に勝てない。モロニー兄弟は両方パンチない。 ロドリゲスの不運っぷり半端ない。以上
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 次戦気になる井上尚弥。過去に敗れた対戦相手が不幸になる〝呪い〟?
- マクドネル離婚し引退、パヤノ敗戦続き、ロドリゲス開始16秒で負傷…
- 人生変えるほどの強さ?「勲章、誇り」と思い出語る敗戦ボクサーも
先日のカシメロvsリゴンドー戦で、バンタム級戦線はほぼ主だった実力者同士の対戦が一巡し、勢力図が固まったとされます。
その中で唯一、戦績上の接点がなく未知数と言えるのが「井上vsカシメロ」。一度は流れたこの団体統一戦、ついに年末実現するのか、はたまたドネア王者がまずそこに絡むのか。いよいよヤマ場を迎えることになりそうです。
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