健康・保健

新型コロナウイルスの簡易検査キットは いつから?

新型コロナウイルス感染の水際対策として、クルーズ船乗客乗員にウイルス検査が行われていますが、3日間で、273名分など相当時間がかかっています。
安倍首相は簡易検査キットの開発に着手したと国会で3日に述べましたが、いつから使えるようになるのでしょう。
中国で毎日3000人以上の感染者の増加を発表していますが、どのように検査しているのでしょうか?
SARSの簡易検査キットの開発期間は、どれだけだったのでしょう。これらの情報をまとめて行きます。


中国ならクルーズ船乗客乗員全員を1日で検査できるということ?

新型コロナウイルスの簡易検査キットとは

新型コロナウイルスの簡易検査キットに入る前に、現在の検査方法をまとめておきます。
新型コロナウイルスに感染が疑われる人から患者の咽頭ぬぐいえきや痰などの検体を採取して順次、ウイルス検査を行って陽性か陰性かを判断しています。

現在の検査法

ウイルス検査の基本は、遺伝子増幅法(リアルタイムPCR検査やPCR検査)で、最終的にコロナウイルスの遺伝子配列が、中国で発表された新型コロナウイルスの遺伝子配列と一致しているかを見ることになります。
PCR検査で半日以上、より高速なリアルタイムPCRでも、4~6時間かかっています。

これらの方法を用いた日本全国約80の検査拠点全体の処理能力は通常1日約1500件と言われており検体の採取から検査までの時間も決められていることから、例えばクルーズ船の検体を遠くまで運んで検査することは現実的ではありません。
さらに、PCR操作が扱えるあるレベルの技術を持った検査技師も必要です。

実際、今回のクルーズ船の乗客乗員約3700人のうち体調不良の人など273人についてでは、5日から7日それぞれ、10名、10名、41名計61名と予想以上の数の陽性患者が判明しました。

これまで検査に少なくとも3日かかっており、症状が出なくて検査の予定がない約3427名について、検査の必要がほんとにないのか議論が起こる可能性があり、やるとすればこのままでは膨大な手間と時間がかかります。

各国の簡易検査キット開発状況

WHOは、リアルタイムPCR検査を世界各国で使えるように手配しました。

<日本>
1月31日、国立感染症研究所は新型コロナウイルスの分離に成功し、これを用いて、簡易検査キットを開発すると発表しました。

<中国>
2月3日 中国疾病予防控制センター・ウイルス病予防控制所とハイテク企業、江蘇奇天基因生物科技が共同で組織した専門家チームが新型コロナウイルス(2019-nCoV)の等温核酸増幅法による迅速検査キットの開発に成功しました。
8~15分で検査結果が出るため、検査時間が大幅に短縮される。江蘇奇天基因生物科技では現在、大量生産を行っています。

2月6日 新型コロナウイルス肺炎は、臨床上のCTで非常に類似する特徴を示しており、CTの診断と最終的な診断確定との合致率は極めて高い。CTは数分間で、イメージングの特徴と結果を得ることができます。但し最終判断は、遺伝子解析が必要となります。

<フィリピン>
2月4日 フィリピン、マニラ–フィリピン国立衛生研究所(UP)マニラの科学者は、保健省(DOH)が新規コロナウイルス(2019-nCoV)のより多くの症例を確認するのに役立つテストキットを開発しました。

<米国>
CDC=疾病対策センターは5日、感染しているかどうかの確認作業をより迅速に行うため、全米各地の研究所に検査キットを配布し、CDCに代わって検査を実施できるようにすると発表しました。

少なくとも2つの新興企業、サンフランシスコのマンモスバイオサイエンスとマサツーセッツ州ケンブリッジのシャーロックバイオサイエンスが複雑な機器なしで2時間以内に診断を提供できるCrisprベース(妊娠検査のように、紙綿棒+紙片による)の診断を開発しつつあります。

<欧州>
スイスの大手製薬会社がスタッフが十分に配置された施設で数時間以内に診断が可能な検査ツールを開発しました。

ロシュがこのツールを提供できると中国当局に伝えたところ、同国では同ツールの使用に必要なハイテク装置が少なく150台必要なことが分かったということで、中国に投入できていません。

また、規制をクリアしていないため、利用する医療機関は当面、他の試験と比較して検査結果を確認する必要があります。

各国が競って開発しているが、最終的にどうなるのか?

新型コロナウイルスの簡易検査キット開発

SARSコロナウイルス(SARS-CoV)の簡易検査キット開発

栄研化学の場合
独自技術である遺伝子増幅法「LAMP法を利用し、高感度(検出感度 10 コピー)、迅速(RNA 抽出、増幅・検出まで所要時間は約 1時間)に簡易かつ安価な装置で (SARS)コロナウイルスを検出できる。
開発に4カ月、承認まで6カ月かかりました
装置以外の消耗品だけで、納入価格:120,000 円(1キット 48 回用)の費用がかかります。

https://tennismania1.com/coronavirus-test-kit-manufacturers/

簡易検査キット開発の問題点

SARSの例を見てもわかるように、開発だけに4か月程度はかかりそうです。SARSと同様な手法が使える場合や、国として承認を特別に扱うなどすればもっと早く開発できる可能性もあります。

おそらく、季節要因もあり、半年後には下火になっていると思われますので、開発に4か月は時期を逸する恐れがあります

さらに、簡易検査キットが開発されたとしても、WHOがこの方法で、置き換えることができるという承認がおそらく必要になります。
これにもある程度の検証の時間が必要となります。

各国が独自のやりかたで、患者数を発表することになれば、基準が定まらない、陽性患者を見逃すなどかえって混乱を招きます。

中国の発表を見ているとその辺が心配になります。
毎日3000人以上の陽性患者を検出しているということは、陰性者も含めるとそれ以上の検査能力があるということです。

果たして、WHO推奨のリアルタイムPCR検査を人海戦術を使って行っているのでしょうか?

開発は時間はかかりそうね!

新型肺炎で討論 岸田氏「検査キット早期開発を」の発言記事に対して

簡易検査キット開発へのネットの反応

みんなの感想

やっと検査が数時間になったばかりでそれも限られた施設。そんなキッドできる頃には日本は感染者溢れてるって。
もう遅いけど今だからやらねばならないのはいかに感染者を入れないことだと思うけどなー。

ネットの反応

医薬品は新規開発には、費用と時間を要する。時間の半分以上は行政の許認可に要する。企画、設計などから行政が関わっていると早いですね。但し、癒着が心配されます。

みんなの感想

米国は中国全土を対象にしています
日本も最優先で感染を止めることが重要ですし
そのためには中国全土を中止しないと意味がない

ネットの反応

発言がズレているな。誰でもそう思うが、そのキットの信頼性確保できるものとして事例収集が必要だろ。

みんなの感想

正直、今これ出来ても強制的に2週間家に缶詰になるだけなんだよな。
一人暮らしの人とか結構厳しいよね。

出典:ヤフコメ
そう短時間に簡易検査キットの開発は難しいのではとのコメントと、中国全土からの入国制限が先だとの意見が出ています。

まとめ

ココがポイント

  • 新型コロナウイルス簡易検査キットの完成は行政の承認を省いても、4か月はかかると思われます
  • 各国で簡易検査キット開発の発表がありますが、WHOの承認による統一など混乱を招かない対応が必要です
  • 簡易検査キット開発より中国全土からの入国禁止が先との声があります

症状の出ていない感染者からは感染しない、人から人への感染はないとの当初の見解が覆っています。
現在武漢在住者、濃厚接触者のみにターゲットを絞って、感染の有無を調べていますが、これらに当てはまらない一般人は大丈夫なのでしょうか?

これだけ感染者の割合が高いと狭い空間というクルーズ船の他の症状がでていない乗客乗員を検査しなくて良いのでしょうか?

詳細があまり明確でない中国の1日3000人以上の検査法がどのようなものか気になります。

災害の多かった平成が終わったと思っていたら、令和にはこんな大災害が来てしまった!

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