全部で17もの体重別に階級が細かく分かれるプロボクシング。さらに世界には主要4団体が各々王者を決めていますので、同時に何と約70人もの世界チャンピオンが林立しているのが実態です。
ファンとしては「もし体重・団体の壁を取っ払ってお互い闘ったら誰が最強?」が知りたいもの。そこでメディアが独自に編み出したのが「パウンドフォーパウンド(P4P)」という「仮想最強ランキング」です。
今回はその5月の最新P4Pランキングをご紹介。井上尚弥、井岡一翔は何位なのか、各誌を比較してみました。(出典:Wikipedia、各P4Pサイト)
◆ボクシング◆ 2025年1月24日(金) 井上 尚弥 vs キム・イェジョン 他 他開催場所:有明アリーナ |
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PFP(ボクシング)最新2021年5月ランキング・リング誌
ボクシングのパウンドフォーパウンド最新5月のランキング、まずは老舗である米リング誌の10傑から見てみましょう。
2021年4月末時点確定の最新ランキングですが、3月にご紹介した前回の内容から2人変更がありました!
3月に「ロマゴン」ことゴンザレス選手をフルラウンド計2500発の大激闘で下した、WBAスーパー・WBC世界スーパーフライ級王者エストラーダ選手が1つランクを上げて7位に。7位だったロマチェンコ選手は8位に下がりました(次項の4誌比較表の中でもご紹介しています)。
・1位:サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
・2位:井上尚弥(日本)
・3位:テレンス・クロフォード(アメリカ)
・4位:アレクレンダー・ウシク(ウクライナ)
・5位:エロール・スペンスJr(アメリカ)
・6位:テオフィモ・ロペス(アメリカ)
・7位:ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
・8位:ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
・9位:ジョシュ・テイラー(イギリス)
・10位:井岡一翔(日本)
P4P(パウンドフォーパウンド)4誌比較
パウンドフォーパウンドは老舗で最も権威あるのが前述のリング誌ですが、他の海外専門メディアも独自方式でランク付けしています。4誌のトップ10を比較してみましょう。
2021/3 時点でのランク | THE RING (老舗・元祖) 2020/4/17更新 | ESPN (専門家投票制) 2021/3/23\\17から更新なし | WBN (WorldBoxingNews) 2021/3以降 | boxingscene 2021/3/2 更新 |
---|---|---|---|---|
1位 | サウル・アルバレス(30) メキシコ | テレンス・クロフォード(33) アメリカ | サウル・アルバレス(30) メキシコ | 井上尚弥(27) 日本 |
2位 | 井上尚弥(27) 日本 | サウル・アルバレス(30) メキシコ | エロール・スペンス・ジュニア (30) アメリカ | エロール・スペンス・ジュニア (30) アメリカ |
3位 | テレンス・クロフォード(33) アメリカ | 井上尚弥(27) 日本 | タイソン・フューリー (28) イギリス | サウル・アルバレス(30) メキシコ |
4位 | オレクサンドル・ウシク (33) ウクライナ | エロール・スペンス・ジュニア (30) アメリカ | ティオフィモ・ロペス(23) アメリカ | ティオフィモ・ロペス(23) アメリカ |
5位 | エロール・スペンス・ジュニア (30) アメリカ | ティオフィモ・ロペス(23) アメリカ | 井上尚弥(27) 日本 | 4位同率 ホセ・ラミレス(28) アメリカ |
6位 | ティオフィモ・ロペス(23) アメリカ | タイソン・フューリー (29) イギリス | テレンス・クロフォード(33) アメリカ | オレクサンドル・ウシク (33) ウクライナ |
7位 | ファン・フランシスコ・ エストラーダ(30) メキシコ | オレクサンドル・ウシク (33) ウクライナ | ファン・フランシスコ・ エストラーダ(30) メキシコ | マイリス・ブリエディス (ラトビア) |
8位 | ワシル・ロマチェンコ(32) ウクライナ | ワシル・ロマチェンコ(32) ウクライナ | マニー・パッキャオ(40) フィリピン | ジョシュ・テイラー(30) イギリス |
9位 | ジョシュ・テイラー(30) イギリス | ファン・フランシスコ・ エストラーダ(30) メキシコ | オレクサンドル・ウシク (33) ウクライナ | 井岡一翔(31) 日本 |
10位 | 井岡一翔(31) 日本 | オスカル・バルデス (30) メキシコ | 井岡一翔(31) 日本 | ジャーメル・チャーロ(29) アメリカ |
P4P(パウンドフォーパウンド)50傑
「World Boxing News」だけはパウンドフォーパウンドを50位まで発表しています。以下に見てみましょう。
WBNP4P 11位以降 | 選手名 |
---|---|
11位 | ゲナジー・ゴロフキン (37) カザフスタン |
12位 | ワシル・ロマチェンコ(32) ウクライナ |
13位 | ローマン・ゴンザレス(33) ニカラグア |
14位 | ガーボンタ・デービス(24) アメリカ |
15位 | アンソニー・ジョシュア(29) イギリス |
16位 | マイキー・ガルシア(31) アメリカ |
17位 | ホセ・ラミレス(28) アメリカ |
18位 | オスカル・バルデス (30) メキシコ |
19位 | ショーン・ポーター(31) アメリカ |
20位 | レオ・サンタ・クルス(31) メキシコ |
21位 | 田中恒成(25) 日本 |
22位 | シーサケット・ソー・ ルンヴィサイ(32) タイ |
23位 | デオンテイ・ワイルダー (34) アメリカ |
24位 | アルツール・ベテルビエフ(34) ロシア |
25位 | ジャーメル・チャーロ(30) アメリカ |
26位 | ジョシュ・テイラー(30) イギリス |
27位 | レジス・プログレイス(30) アメリカ |
28位 | ジャーモール・チャーロ(30) アメリカ |
29位 | ゲーリー・ラッセル・ジュニア (31) アメリカ |
30位 | ノニト・ドネア(36) フィリピン |
31位 | エマニュエル・ナバレッテ(25) メキシコ |
32位 | ワンヘン・ミナヨーティン(34) タイ |
33位 | ダニエル・ジェイコブス(32) アメリカ |
34位 | キース・サーマン(30) アメリカ |
35位 | アンディ・ルイス・ジュニア(29) メキシコ・アメリカ |
36位 | モルティ・ムザラネ(36) 南アフリカ |
37位 | デメトリアス・アンドラーデ(31) アメリカ |
38位 | ギレルモ・リゴンドウ(39) キューバ |
39位 | 寺地拳四朗(28) 日本 |
40位 | ディミトリー・ビボル(28) ロシア |
41位 | デビッド・ベナビデス(23) アメリカ |
42位 | ミゲール・ベルチェット(27) メキシコ |
43位 | マイリス・ブリエディス(35) |
44位 | ルイス・ネリー(25) メキシコ |
45位 | ムロジョン・アフマダリエフ(26) ウズベキスタン |
46位 | ヘルウィン・アンカハス (27) フィリピン |
47位 | ギルベルト・ラミレス(28) メキシコ |
48位 | ビリー・ジョー・サンダース (29) イギリス |
49位 | 京口紘人(25) 日本 |
50位 | ジョンリル・カシメロ(31) フィリピン |
P4P(パウンドフォーパウンド)同士の最新の試合
仮想ランキングのパウンドフォーパウンドですが、ランキング上位の選手同士が試合をすればそれはすなわち「リアルP4P対決」になります。
「P4P同士」ではありませんが、今年も6月までにP4Pトップランカーが続々試合に登場します。必見の試合をご紹介しましょう。
5月8日
・WBO.WBA.WBC世界スーパーミドル級王座統一戦
カネロ・アルバレス vs ビリー・ジョー・サンダース
We're getting closer ⌛️ @DAZNBoxing pic.twitter.com/P5SYmPI6YT
— Canelo Alvarez (@Canelo) April 24, 2021
5月22日
・WBA.IBF.WBC.WBO世界スーパーライト級王座統一戦
ホセ・ラミレス vs ジョシュ・テイラー
https://twitter.com/JoshTaylorBoxer/status/1386750893878480897
6月5日
・WBC.WBA.WBO.IBF世界ライト級タイトルマッチ
テオフィモ・ロペス vs ジョージ・カンボサス・ジュニア
6月19日
・WBA.IBF世界バンタム級タイトルマッチ
井上尚弥 vs マイケル・ダスマリナス
6月26日
・ライト級ノンタイトルマッチ
ワシル・ロマチェンコ vs 中谷正義
June 26 Las Vegas
— LOMA (@VasylLomachenko) April 25, 2021
21年見逃し厳禁&あるかもしれないビッグファイト
このほかに見逃し厳禁の、決定済み及びあるかもしれない今年のP4Pビッグファイトを一部ご紹介しましょう。
・5月29日 デヴィン・ヘイニー vs ホルヘ・リナレス
ノニト・ドネア vs ノルディーヌ・ウバーリ
・6月26日 ガーボンタ・デービス vs マリオ・バリオス
・(未定)マニー・パッキャオ vs ライアン・ガルシア
・(未定)アンソニー・ジョシュア vs タイソン・フューリー
PFP(パウンドフォーパウンド)入りの日本人
上記のランキングでご紹介したうち、5月のP4P入り日本人は以下の通りとなります。
・井上尚弥:リング誌2位、ESPN3位、WBN5位、ボクシングシーン1位
・井岡一翔:リング誌10位、WBN10位,ボクシングシーン9位
・寺地拳四朗:WBN39位
・京口紘人:WBN49位
・田中恒成:WBN21位
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- パウンドフォーパウンド5月の最新ランキングを4誌で比較!
- エストラーダが激戦制しランクアップ。尚弥らは変わらず
- 6月の尚弥次戦atベガス、ロマ対中谷正義など必見試合続々
3月の前回P4Pと比べ、今回の5月最新版で目を引くのは、前述したエストラーダ選手のランクアップとともに「オスカル・バルデス選手初ランク入り」でしょうか。
ESPNトップ10の10位に初めて登場したバルデス選手。その理由は2月の衝撃的なKO勝利にあります。WBCスーパーフェザー級王者ベルチェルト選手に挑んだバルデス選手。劣勢の下馬評を覆し、何と10Rに左フックを見舞うとベルチェルト王者は前のめりに崩れて失神。凄まじい「番狂わせKO劇」となりました。
↓動画はこちら。
ファンの間で「KOオブ・ジ・イヤー間違いなし」との評価も高い1戦となり、新王者バルデス選手は一気にP4P入りの栄誉。次の初防衛戦も注目されそうです。
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