ボクシング世界最強トーナメント・WBSSバンタム級決勝、「井上尚弥vsノニト・ドネア」戦がいよいよ第2戦ゴングです。
※この記事は1戦目前に作成し、その後、追記訂正しています。
5階級制覇王者で百戦錬磨の〝レジェンド〟ドネア選手は、予備検診などでもさすがの余裕を漂わせ、終始笑顔。実力絶頂の「怪物」井上選手と、老練な「閃光」ドネア選手の1戦は、果たしてどんな展開と結果になるのか。
「世紀の1戦」の前に、ドネア選手の戦績一覧と現在の強さをあらためてシェアしておきましょう。
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ドネアの戦績一覧
ドネア選手はフィリピン出身の36歳。フライ、スーパーフライ、フェザー、バンタム、スーパーバンタムの5階級を制覇し、アジア人で初めて主要4団体の王者となった文字通り「アジアのレジェンドボクサー」です。
2001年のプロデビュー以来、重ねた戦績は45戦41勝(27KO)6敗。スーパーバンタム以上の重いクラスではやや苦戦も目立ちましたが、18年、WBSS参戦のため7年ぶりにバンタムに復帰したドネア選手は「ここが自分のウェイトだ」と強調。
1回戦でWBAスーパー王者バーネット選手を4RTKOで下し、準決勝のヤング選手も6RKO勝利と、ここ2戦では年齢を感じさせない強さを発揮しています。
そんなドネア選手の過去の戦績一覧は以下の通りです。
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 対戦相手の国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
49 | 2022年6月07日 | 敗北 | 2R1'24 | TKO | 井上尚弥 | 日本 | |
48 | 2021年12月11日 | 勝利 | 4R 2:59 | KO | レイマート・ガバリョ | フィリピン | WBC世界バンタム級王座統一戦 WBC防衛1 |
47 | 2021年5月29日 | 勝利 | 4R 1:52 | KO | ノルディーヌ・ウバーチ | フランス | WBC世界バンタム級タイトルマッチ |
46 | 2019年11月7日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | 井上尚弥 | 日本 | WBSS決勝 |
45 | 2019年4月27日 | 勝利 | 6R 2:37 | KO | ステフォン・ヤング | アメリカ合衆国 | WBA防衛1 |
44 | 2018年11月3日 | 勝利 | 4R 終了 | TKO | ライアン・バーネット | イギリス | WBAスーパー世界バンタム級タイトルマッチ |
43 | 2018年4月21日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | カール・フランプトン | イギリス | WBO世界フェザー級暫定王座決定戦 |
42 | 2017年9月23日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | ルーベン・ガルシア・エルナンデス | メキシコ | WBC世界フェザー級シルバー王座決定戦 |
41 | 2016年11月5日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | ヘスス・マグダレノ | アメリカ合衆国 | WBO陥落 |
40 | 2016年4月23日 | 勝利 | 3R 2:44 | TKO | ゾルト・ベダク | ハンガリー | WBO防衛1 |
39 | 2015年12月11日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | セサール・ファレス | メキシコ | WBO世界スーパーバンタム級王座決定戦 |
38 | 2015年7月18日 | 勝利 | 2R 1:41 | TKO | アンソニー・セトゥル | フランス | |
37 | 2015年3月28日 | 勝利 | 2R 2:16 | TKO | ウィリアム・プラド | ブラジル | NABF北米スーパーバンタム級王座決定戦 |
36 | 2014年10月18日 | 敗北 | 6R 2:59 | KO | ニコラス・ウォータース | ジャマイカ | WBA世界フェザー級王座統一戦 |
35 | 2014年5月31日 | 勝利 | 5R 0:01 | 負傷判定 3-0 | シンピウィ・ベトイェカ | 南アフリカ共和国 | WBAスーパー・世界フェザー級タイトルマッチ |
34 | 2013年11月9日 | 勝利 | 9R 2:06 | TKO | ビック・ダルチニアン | オーストラリア | |
33 | 2013年4月13日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | ギレルモ・リゴンドウ | キューバ | WBA・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 |
32 | 2012年12月15日 | 勝利 | 3R 2:59 | KO | ホルヘ・アルセ | メキシコ | WBO防衛3 |
31 | 2012年10月13日 | 勝利 | 9R 1:54 | TKO | 西岡利晃(帝拳) | 日本 | WBO防衛2 WBCダイヤモンド王座・リングマガジン認定王座獲得 |
30 | 2012年7月7日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ジェフリー・マゼブラ | アフリカ共和国 | IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 IBF獲得・WBO防衛1 |
29 | 2012年2月4日 | 勝利 | 12R | 判定2-1 | ウィルフレド・バスケス・ジュニア | プエルトリコ | WBO世界スーパーバンタム級王座決定戦 |
28 | 2011年10月22日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | オマール・ナルバエス | アルゼンチン | WBC防衛1・WBO防衛1 |
27 | 2011年2月19日 | 勝利 | 2R 2:25 | TKO | フェルナンド・モンティエル | メキシコ | WBC・WBO世界バンタム級タイトルマッチ |
26 | 2010年12月4日 | 勝利 | 4R 1:48 | KO | ウラジミール・シドレンコ | ウクライナ | WBCアメリカ大陸バンタム級王座決定戦 |
25 | 2010年7月10日 | 勝利 | 8R 2:59 | TKO | エルナン・マルケス | メキシコ | WBA防衛1 |
24 | 2010年2月13日 | 勝利 | 3R 1:33 | KO | マヌエル・バルガス | メキシコ | |
23 | 2009年8月15日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ラファエル・コンセプシオン | パナマ | WBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦 |
22 | 2009年4月19日 | 勝利 | 4R 2:42 | TKO | ラウル・マルチネス | アメリカ合衆国 | IBF防衛3 |
21 | 2008年11月1日 | 勝利 | 6R 1:31 | TKO | モルティ・ムザラネ | 南アフリカ共和国 | IBF防衛2 |
20 | 2007年12月1日 | 勝利 | 8R 1:16 | TKO | ルイス・マルドナド | メキシコ | IBF防衛1 |
19 | 2007年7月7日 | 勝利 | 5R 1:38 | TKO | ビック・ダルチニアン | オーストラリア | IBF世界フライ級タイトルマッチ IBF・IBO王座獲得 |
18 | 2007年5月12日 | 勝利 | 1R 2:29 | TKO | ケビン・ハギンズ | アメリカ合衆国 | |
17 | 2006年10月7日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | オスカル・アンドラーデ | メキシコ | |
16 | 2006年7月29日 | 勝利 | 2R 1:48 | TKO | ホセ・ルイス・カルデナス | メキシコ | |
15 | 2006年1月20日 | 勝利 | 10R | 判定2-1 | カレン・ハルツニャン | アルメニア | NABF北米スーパーフライ級王座決定戦 |
14 | 2005年11月5日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | イルド・フリオ | コロンビア | |
13 | 2005年10月1日 | 勝利 | 1R 2:19 | KO | ダニエル・ゴンサレス | メキシコ | |
12 | 2005年7月2日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ラリー・オルベラ | アメリカ合衆国 | |
11 | 2005年5月13日 | 勝利 | 6R 3:00 | TKO | パウリノ・ビジャロボス | メキシコ | |
10 | 2004年11月12日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | ヒルベルト・ムニョス | メキシコ | |
9 | 2004年6月18日 | 勝利 | 4R 3:00 | TKO | リカルド・バレラ | メキシコ | |
8 | 2003年6月27日 | 勝利 | 1R 1:43 | TKO | ホルヘ・ロペス | メキシコ | |
7 | 2002年11月2日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | マーク・サレス | フィリピン | |
6 | 2002年9月1日 | 勝利 | 2R | KO | カイチョン・ソー・ウォラピン | タイ | WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦 |
5 | 2002年5月31日 | 勝利 | 2R | TKO | ノエ・アルマ | フィリピン | |
4 | 2001年7月3日 | 勝利 | 1R 0:30 | TKO | ホセ・ルイス・トーレス | メキシコ | |
3 | 2001年6月8日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | サウル・サントーヤ | アメリカ合衆国 | |
2 | 2001年3月10日 | 敗北 | 5R | 判定0-3 | ロセンド・サンチェス | アメリカ合衆国 | |
1 | 2001年2月22日 | 勝利 | 1R 1:46 | KO | ホセ・ラサロ | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
ではドネア選手の現在の強さも確認しておきましょう。
ドネアの現在の強さは?
ドネア選手といえば通称「フィリピーノフラッシュ(フィリピンの閃光)」。見えない位置から繰り出される強烈な左フックが〝必殺技〟で、これまで鮮烈なKO劇を重ねてきました。
キャリアのピーク期には、一瞬で距離を詰めるスピードと踏み込み、軽量級離れした強打を武器にした圧倒的攻撃力が光り、戦績でも数々の名試合を生んでいます。
フィリピンでパッキャオの次にすごい選手といえばドネアって感じ。
フェザーで負けて、パッキャオになれなかったというレッテルを貼られてそこから落ち目を感じたけど
「2019年ドラマインさいたま」にて「今まで自分は何をしていたんだ!」とあれで覚醒したと言っている
2019年の強さ
2019年現在は既に39歳となったドネア選手ですが、2019年に行われた公開練習の動画を見ると、非常に鋭いパンチをスピーディーに連打。体も締まっており、得意の左フックの強さも相変わらずの威力を感じさせる内容でした。
↓ドネア全盛期といえばモンティエル戦
↓10月31日の公開練習
☑️ Medicals
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2022年の強さ
ドネアは2019年井上尚弥に負けて「目覚めた」と言っています。
年齢的にはもう今年の11月で40歳になり、個人的にもスピードが衰えたようには思えるのですが
井上戦後、たしかに、ウバーリとガバリョへの完勝は目を見張るものがあります。
識者も含め「ドネアには新しい力が宿った」と感じている人が多い現状。
それが井上2戦目の怖さであります。
なんだか、前の戦いの後から仙人みたいな言葉や態度のドネアが怖いんだよね...
耐久性
ベテランの引き出しの多さ
フェザー並みの骨格
インテリジェンス
パワーパンチ
必殺の左フック
モンスターvsボクシング仙人
ドネアに関する最新のネットの評価
みんなの感想
ドネアはバンタム級では無敗なんだよね
ネットの反応
初めてボクシングを生観戦したのが西岡さんで、夢中になりました。なので、ドネアには特別な思い入れがあります
みんなの感想
この人のミット打ち、はじめの一歩でいうスマッシュみたいな角度で左をスパーン!って打ってるのがかっこいい
ネットの反応
今思えば西岡は、勇気あったと思う。日本人では井上しか勝てる人はいないだろう
みんなの感想
フィリピーノフラッシュとモンスターの対決。楽しみ以外のなにものでもない
出典:ヤフコメ欄
まとめ
今回の記事のポイントをまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- ドネアは5階級王者のレジェンド。戦績は48戦42勝(27KO)6敗
- 7年ぶりのバンタム級復帰は「一番適正」と好調キープ
- 39歳とはいえ現在もパンチはかなり速く、強さも結構ある
ドネア選手がバンタム級に復帰して2試合。ファンの中には「さすがに衰えた」と辛辣な声もありますが、結果は2連続KOとしっかり答えを出しています。
何よりメディアの前で常に笑顔を絶やさず、落ち着いて対応する様はさすが「スーパースターの風格」。「闘志はリングの上だけで見せるものだよ」という〝大人の格好良さ〟に、むしろ7日は「何かが起きそう」な雰囲気すら感じます。
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