野球の世界一決定戦「プレミア12・2019」はいよいよ11日から、東京と千葉を舞台にスーパーラウンドが行われます。
この結果で2位以内なら決勝へ、3・4位なら3位決定戦に進むことになる「ヤマ場」のラウンドです。
ところで野球の国際大会といえば、今高校野球などで議論中の投手の「球数制限」を思い出します。
プレミア12・2019に球数制限はあるのでしょうか。同じく野球世界一を決めるWBCとの違いも調べてみました。
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プレミア12(2019)に球数制限はあるか
4年に1度開催されるプレミア12。2019年の今回は1次ラウンドを日本、台湾、米国、韓国、豪州、メキシコの6カ国が勝ち抜け、スーパーラウンドで激突します。
国の威信をかけた強豪同士の真剣勝負が楽しみなプレミア12。ところでこうした国際大会では近年は投手の球数制限があるのが通例ですが、プレミア12ではどうなっているのでしょうか。
実はプレミア12では球数制限の基準はありません。大会のレギュレーションによれば、投手交代の時間制限やコールドゲーム、延長タイブレークなどの決まりはあるものの、投球の球数には規定はありません。
このため各国のプロリーグ同様、投手の交代は監督の判断に任されています。ちなみにプレミア12・2019の1次ラウンドで多く球数を投げた主な投手は、以下の通りとなっています。
・オーモン(カナダ)95球(8イニング)
・張奕(台湾)102球(7イニング)
・江少慶(台湾)93球(6イニング)
・高橋礼(日本)73球(6イニング)
↓カナダ・オーモン投手の好投
WBCの球数制限
やや意外なことに球数制限がないプレミア12・2019。過去の国際大会といえば、複雑な球数制限のために監督・コーチが投手のやりくりに苦労する場面がよく見られましたが、確かにプレミアではそんな話は聞きませんね。
一方、プレミア12と同じく4年に一度開催の「WBC」(ワールド・ベースボール・クラッシク)では、非常に細かい球数制限が設定されています。前回17年のWBCの球数制限や投球ルールは以下の通りです。
(1)球数制限(1投手が1試合で投げることのできる最大球数)
・1次リーグ……65球
・2次リーグ……80球
・準決勝以降……95球
※なお打者との対戦中に制限球数に達した場合はその打席を終えるまで投げることができる。
(2)登板間隔制限
・1試合50球以上投げた投手……中4日空ける
・30~50球投げた投手……中1日空ける
・30球未満の投手……2試合の連投が可能。
※ただし各30球未満でも2試合続けて登板した投手は、その次の登板は中1日空けなくてはならない。つまり3連投はできない。
両大会のこの違いは、プレミア12がWBSC(世界野球ソフトボール連盟)主催なのに対し、WBCはMLBとMLB選手会が主催することにもありそうです。
どちらも参加がプロ選手主体とはいえ、WBCではMLBがメジャーリーガーの派遣を容認。このため、選手を出すMLB各球団側との条件交渉で、故障防止のため投手については厳しく制限をかけているとみられます。
Official #Premier12 Super Round Photo with Managers #ForGlory#KBO#侍ジャパン #AUSp12 #NovenaMéxico pic.twitter.com/RCbIqX2Ri0
— WBSC #Premier12 (@Premier12) 2019年11月10日
プレミア12(2019)の球数に関するみんなの反応
みんなの感想
プレミアは「国籍主義」「招待制」「MLBは選手を派遣しないことを明言」「球数制限がない」という特徴がある
ネットの反応
完全試合とかもあり得るわけか。ただ今日のプレミア12各投手、球数多くて長く感じてダレちゃうんだよなぁ
みんなの感想
プレミア12球数制限なしは、オフシーズンの投手の負担を考えるとちょっとね…
ネットの反応
大会ごとにでルールを決めてるから、次回のプレミアのときも球数制限がないとは限らないよ
みんなの感想
だから今日もずーっと投げてるんだ、勉強になりました(^_^) あっ打たれちゃった!
出典:twitter
まとめ
今回の記事のポイントを整理すると以下の通りです。
ココがポイント
- プレミア12・2019では投手の球数制限はない
- このため既に最大100球以上投げた投手もいる
- WBCではMLBが参加することもあり、細かく球数制限がある
球数制限といえば、日本の高校野球では今ホットな問題です。昨年、新潟県高野連が独自に「1試合100球以内」の制限を創設したのを契機に議論が本格化。このほど日本高野連の有識者会議が「1週間500球以内」の制限採用を提示し、来春の公式戦から導入される見込みとなったためです。
WBCに比べると随分ざっくりした基準ですが、これでも過去の例を当てはめれば、金足農の吉田輝星投手(7日間592球)や早実の斎藤佑樹投手(6日間689球)らは違反となり、途中のどこかの試合で登板回避しなくてはならなくなります。
これを若い才能を守る1歩として、今後も少しずつ良い方向に改善されていくことを望みたいと思います。
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