決勝を前にしたスーパーラウンド1位を決める日本韓国戦はさすがに、満員の東京ドームでしたが、WBSCプレミア12ガラガラと言われています。
侍ジャパンが何とか頑張って宿敵韓国との優勝争いまで持ってきたにもかかわらずなぜこれほど人気がないのでしょう。
5つの理由があります。
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プレミア12ガラガラはなぜ?
なぜ、プレミア12観客が入らず、ガラガラなのでしょう?これで採算は取れるのでしょうか?
これまでの観客動員数は?
スーパーラウンド12試合の観客動員数を見てみましょう。
開催日 | 対戦国 | 観客数 | 開始時間 | 球場 |
---|---|---|---|---|
2019/11/16(土) | 韓国/日本 | 44224 | 19:00 | 東京ドーム |
豪州/台湾 | 7299 | 12:06 | 東京ドーム | |
2019/11/15(金) | メキシコ/韓国 | 5121 | 19:00 | 東京ドーム |
台湾/米国 | 4967 | 12:00 | 東京ドーム | |
2019/11/13(水) | メキシコ/日本 | 31776 | 19:00 | 東京ドーム |
豪州/米国 | 2149 | 12:00 | 東京ドーム | |
2019/11/12(火) | 米国/日本 | 27827 | 19:00 | 東京ドーム |
台湾/韓国 | 4056 | 19:00 | zozoマリンスタジアム | |
豪州/メキシコ | 2089 | 12:00 | 東京ドーム | |
2019/11/11(月) | 韓国/米国 | 3012 | 19:00 | 東京ドーム |
豪州/日本 | 17819 | 19:00 | zozoマリンスタジアム | |
台湾/メキシコ | 2803 | 12:00 | zozoマリンスタジアム |
千葉マリンスタジアムと東京ドームで行われたスーパーラウンドですが、観客数1万人を超えるのは、日本が出場した4ゲームのみでした。日本の決勝進出を左右しかねない金曜日夜東京ドームでの韓国メキシコ戦でさえ、5121人でした。最低は、平日の昼に行われた豪州vsメキシコで、2089人でした(東京ドーム)。満席の20分の1以下となり、寂しい限りです。
視聴率も一桁%を連発しているようで、日本戦でようやく2桁にという状況です。
グアダラハラ(メキシコ)、ソウル(韓国)、台中,桃園(台湾)で行われたオープニングラウンドに至ってはもっと悲惨で、台湾での試合を除いては、スーパーラウンド進出をかける試合こそ1万人をようやく超えていますがそれ以外はほとんど数千人という有様です。
開催日 | 対戦国 | 観客数 | 開始時間 | 球場 |
---|---|---|---|---|
2019/11/7(木) | 台湾/日本 | 20465 | 18:30 | 台中(台湾) |
2019/11/6(水) | プエルトリコ/日本 | 4209 | 12:00 | 桃園(台湾) |
2019/11/8(金) | 韓国/キューバ | 13600 | 19:00 | ソウル |
2019/11/6(水) | 豪州/韓国 | 5899 | 19:00 | ソウル |
2019/11/3(日) | メキシコ/米国 | 10123 | 19:00 | グアダラハラ(メキシコ) |
2019/11/2(土) | メキシコ/ドミニカ | 8000 | 19:00 | グアダラハラ(メキシコ) |
なぜこんなに人気がないのでしょう?
考えられる理由を5つ挙げてみました。
・メジャーリーガーがほとんど出場していない
プレミア12は、MLB開幕前の3月に開催されるためメジャーリーガーにとって、休養したい時期と重なります。
プレミア12はWBSC(世界野球ソフトボール連盟)が主催しているため、MLBに還元があるWBCと違い、MLBにとっては利益にならないので、積極的でない。
・野球の世界的人気が落ちている。人気があるのは日韓のみで、他国は本気になっていないように見えます。
・審判の質や運営に問題があると見られています。
東京ドームの韓国vs米国の試合で疑惑判定がありました。
・チケットの価格設定がふさわしくないケースがある
韓国プロ野球のシーズン中の価格の2~3倍など、開催国により、チケットの価格設定がまちまちで、高すぎる場合がある。
・開催の中心を担う日本チームを優遇しすぎている。
観客の入りや、開催国のメリットを生かすためか、日本の試合は、東京での夕方が多く、他国は、観客がほとんど見込めない平日の昼間の試合となり、選手のやる気を削いでいるのでは。先日のラグビーワールドカップより、あからさまな感じがします。
なお、採算については、第1回大会に続き、今大会も、独占メディア権と独占グローバルスポンサーシップ権を、広告代理店であるMP&Silvaに与えており、こことNHK,やJsportsがクライアントとなっていることから、視聴料収入である程度賄えていると思えます。
但し、観客数が第1回大会より、減り、視聴率も低迷した状態だと、次回の契約がどうなるかわかりません。
WBCはどうだった?
前回2017年の第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)大会が観客動員数やテレビ視聴率、関連商品の売り上げなどで過去最高を記録しました。
観客動員数は、2013年の前回大会を23%上回り、108万6720人と初めて100万人を突破、東京ドームで行われた1次リーグB組は20万6534人、同じく東京ドームでの2次リーグE組は組別で最多の20万9072人を集めた。決勝のプエルトリコ-米国戦は、今大会最多、史上2番目の5万1565人でした。
米国が決勝進出したこともあり、決勝は米国内で310万世帯が視聴。試合会場での関連商品の売り上げは、前回大会より15%伸びたということです。
準決勝、決勝はロサンゼルス、第2ラウンドまでは、東京、サンディエゴ、ソウル、マイアミなど、世界中の会場で戦われていました。
予選から16各国が出場していました。
東京で行われた日本が出場したE組のキューバ、イスラエル、日本、オランダによる第2ラウンド6試合をみても、5000人の1試合を除いては、3万人から4万人の観客を動員していました。
現時点で、大きな差がつき、さらに上り坂のWBCと、下り坂のプレミア12では、この差はますます大きくなると予想されます。
なお、夜のマリンスタジオでの寒さが問題となりましたが、開催の季節はWBSCプレミア12が11月、WBCが3月で、開催場所にもよりますので、どちらが、暖かいとは一概には言えません。
WBCも怪我やシーズン中に不調に陥る懸念から、メジャー選手の辞退者もプレミア12ほどではありませんが、一定数存在します。
プレミア12ガラガラのみんなの反応
みんなの感想
プレミア12は大会の位置付けが良くわからないし、商売臭が強くて、運営側からも国を背負う大会である事がどうも伝わってこない。選手は一生懸命だが辞退選手も多く・・・
ネットの反応
各国の出場選手が2A、3Aレベルがほとんどでしょう。とても国を挙げて世界一を目指すという姿勢が見られない。ラグビーの真剣勝負観た後だと特に物足りなく感じるんじゃないか・・・
みんなの感想
日本が勝ちそうな順にし、テレビの視聴率が落ちないようにし、韓国戦は最後にした。
そういう商売丸出しが過ぎると、なんだかなぁとなる・・・
ネットの反応
チケット代が高すぎるんじゃない?せめて公式戦くらいの価格にしてほしい
みんなの感想
初期のWBCは面白かった。選手が日本を背負って勝とうとする気配が凄く伝わって来たから、辞退選手も少なかったし…
出典:ヤフコメ
評判良くないですね。ガラガラの原因へのコメントも、的を射ているように思えます。
まとめ
プレミア12のガラガラの理由を5つ挙げ、WBCと比較しました。
ココがポイント
- メジャーリーガーを初め実力選手の出場が少ない
- スケジュール、審判の質の確保などWBSCの運営上の問題が多々ある
- 採算については現在は視聴料収入等で賄えているが、今後人気が低迷するとこれからが心配となる
プレミア12の空席問題は4年ごとに開催されるこの国際試合の根本的な問題をはらんでいるように見えます。オリンピック出場を左右する今大会でこの有様ですので、余程の覚悟をもってこの大会をどの方向に持ってゆくか抜本的に考える時期に来ているのではと思えます。
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