ボクシングで「アマ、プロを通じていまだ実質無敗」を続ける、将来期待の逸材・重岡銀次朗選手が、次戦でIBFミニマム級世界暫定王座決定戦に臨む方向となりました。
相手はフィリピンの元同級世界王者、レネ・マーク・クアルト選手です。「重岡vsクアルト」の放送やネット中継予定は?試合と今後の動向についても予想しました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

目次
重岡銀次朗vsレネ・マーク・クアルトの放送・ネット中継
熊本県出身、23歳のサウスポー重岡銀次朗選手。アマ時代高校5冠を達成する強さでプロになり、戦績は8勝(6KO)1無効試合。アマ時代も56勝1敗と超絶な強さのホープです。
最軽量級とは思えないパワフルなボクシングが持ち味で、KOを量産。今年1月にプロ9戦目にして念願の世界戦を迎え、IBF王者ダニエル・バラダレス選手(メキシコ)に挑みましたが、王者が早々に負傷し無効試合になってしまいました。
試合をプロモートする元世界3階級王者・亀田興毅氏は再戦を働きかけてきましたが、バラダレス王者が正式に「左鼓膜穿孔」の診断書をIBFに提出したため、IBFが亀田氏・重岡陣営に暫定王座戦を指令したものです。

では実施が有力になっている重岡銀次朗選手とレネ・マーク・クアルト選手の試合の概要や放送予定、予想を見ていきましょう。
重岡銀次朗、4・16に暫定王座決定戦目指す 亀田興毅ファウンダー「強い気持ちを持って実現させたい」 https://t.co/NyC2enSK19 #スポーツ #sports #ニュース pic.twitter.com/g6fAa2ZKGV
— スポーツ報知 (@SportsHochi) February 21, 2023
概要
◆IBFミニマム級世界暫定王座決定戦「IBF同級4位・重岡銀次朗 vs 同3位・レネ・マーク・クアルト(フィリピン)」
【日程】4月16日で調整中
【会場】東京・代々木第二体育館

放送・中継はAbemaか
「重岡vsクアルト」戦は開催がまだ正式決定していませんので、放送媒体も未定です。ただこの試合を含むボクシング興行「3150FIGHT」はこれまでずっとインターネットTVのABEMAが生中継してきました。
1月の重岡選手の世界戦もABEMAで無料配信されましたので、次戦も同じ形の発表が期待されます。
レネ・マーク・クアルトとは?戦績は?
さて重岡銀次朗選手と暫定世界王座戦に臨む方向となっているレネ・マーク・クアルト選手とは、どんなボクサーなのでしょうか。
クアルト選手はフィリピン出身の26歳。オーソドックスタイプで、アマ時代母国で活躍した後14年にプロデビュー。21年にフィリピン人同士の対戦に判定勝利してIBFミニマム級で世界王者になりました。
一度ベルトを防衛したのち、昨年バラダレス選手の挑戦を受け、僅差判定負けで王座から陥落しました。戦績は21勝(12KO)3敗2分け、KO率は46.15%です。
https://twitter.com/ajoaquinarieta/status/1625433914801258497
獲得王座は?正規ではないの?
亀田興毅氏によると、IBFは、現ミニマム級世界王者のバラダレス選手は耳のケガで当面試合ができないと判断。上位ランカーである重岡銀次朗、レネ・マーク・クアルト両選手に暫定王座戦を指示したとのことです。
つまりこの試合の勝者は「暫定世界王者」であり、次戦後、正規王者バラダレス選手との間で王座統一戦が義務づけられているそうです。
そもそも、わずか3回で中止になった1月の「重岡vsバラダレス」では、王者側の故意バッティングや戦意喪失を疑う声も多かった後味悪い内容で、亀田氏は再検証と即時再戦をIBFに要請。
今回の暫定王座戦指令について、亀田氏は「本来であれば(バラダレスが)KO負け。再戦できないのなら王座剝奪が妥当だと思う」と、重岡選手の次戦は正規王座戦になるべきだと不快感を示しました。
ただ当の重岡選手は「とにかく誰が相手でも勝って自分が王者になるだけ」と割り切っているといい、まずは鮮やかに元王者クアルト選手を倒して、あらためて実力を世界にアピールしてほしいところです。

重岡銀次朗vsレネ・マーク・クアルトみんなの予想・反応




出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/474234994e503adf9701ef078abdeb33e61dbdb6/comments?page=1
まとめ
要約しますと
- 1月の世界初挑戦が無効試合になった重岡銀次朗が次戦でIBFミニマム級暫定王座決定戦を調整
- 相手は元同級王者レネ・マーク・クアルト(比)。現王者バラダレスから昨年王座を奪われる
- バラダレスは1月の重岡戦のケガで試合できず。「重岡vsクアルト」の勝者と統一戦義務づけ
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