今月28日米国で、現在空位のボクシングWBAライト級王座決定戦が行われます。対戦するのは元WBA同級暫定王者のガンボア選手(キューバ)と、あの「メイウェザーの秘蔵っ子」といわれる気鋭のガーボンタ・デービス選手(米)です。
ライト級に階級を上げて初試合となるガーボンタデービス選手。デービス選手の戦績や強さは?PFP1位に君臨するロマチェンコ選手との対戦はあるのか。海外の反応とともにまとめました。
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ガーボンタデービスの戦績と強さ
ガーボンタデービス選手は米ボルティモア出身の25歳。アマボクシング出身で、アマでは200勝以上の戦績を残し、プロへ転向しました。
デービス選手は、5階級制覇・50戦無敗のメイウェザーJr氏がその才能と強さに惚れ込み、「秘蔵っ子」として自身の事務所で目をかけていることでも知られます。そんなガーボンタデービス選手の基本情報やプロ戦績をシェアしましょう。
ガーボンタデービスの基本情報
本名 | ガーボンタ・デービス | |
---|---|---|
出身 | アメリカ メリーランド州ボルチモア | |
国籍 | アメリカ | |
誕生日・年齢 | 1994年11月7日 | |
身長 | 166cm | |
リーチ | 175cm | |
アマ戦績 | 206勝15敗 | |
プロ戦績 | 29戦 29勝 (27KO) 0敗 | ホセ・ペドラザや サンタクルスも KOしている |
デビュー | 2013-02 | |
経験階級 | スーパーライト級 スーパーフェザー級 フェザー級 バンタム級(アマ) | |
利き手 | 左 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 93.1% | |
その他 |
ガーボンタデービスの戦績一覧
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
30 | 2024年6月15日 | 勝利 | 8R 1:29 | KO | フランク・マーティン | アメリカ合衆国 | WBA防衛5 |
29 | 2023年4月22日 | 勝利 | 7R 1:44 | KO | ガーボンタ・デービス | アメリカ合衆国 | |
28 | 2023年1月7日 | 勝利 | 9R 0:13 | TKO | エクトール・ルイス・ガルシア | ドミニカ共和国 | WBA防衛4 |
27 | 2022年5月28日 | 勝利 | 6R 2:39 | TKO | ロランド・ロメロ | アメリカ合衆国 | WBA防衛3 |
26 | 2021年12月5日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | イサック・クルス | メキシコ | WBAライト級防衛2 |
25 | 2021年6月26日 | 勝利 | 11R 2:13 | TKO | マリオ・バリオス | アメリカ合衆国 | WBAスーパーライト級タイトルマッチ |
24 | 2020年10月31日 | 勝利 | 6R2:41 | KO | レオ・サンタ・クルス | メキシコ | 2階級を掛けた珍しい タイトルマッチ |
23 | 2019年12月28日 | 勝利 | 12R 1:17 | KO | ユリオルキス・ガンボア | キューバ | WBA世界ライト級王座決定戦 |
22 | 2019年7月27日 | 勝利 | 2R 1:33 | TKO | リカルド・ヌニェス | パナマ | WBA防衛2 |
21 | 2019年2月9日 | 勝利 | 1R 2:59 | TKO | ウーゴ・ルイス | メキシコ | WBA防衛1 |
20 | 2018年4月21日 | 勝利 | 3R 2:45 | TKO | ヘスス・クエジャル | アルゼンチン | WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座決定戦 |
19 | 2017年8月26日 | 勝利 | 8R 0:39 | KO | フランシスコ・フォンセカ | コスタリカ | 体重超過により王座を剥奪 |
18 | 2017年5月20日 | 勝利 | 3R 2:11 | TKO | リアム・ウォルシュ | イギリス | IBF防衛1 |
17 | 2017年1月14日 | 勝利 | 7R 2:36 | TKO | ホセ・ペドラザ | プエルトリコ | IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ |
16 | 2016年6月3日 | 勝利 | 1R 0:41 | KO | マリオ・マシアス | メキシコ | |
15 | 2016年4月1日 | 勝利 | 6R 0:29 | TKO | ギレルモ・アヴィラ | メキシコ | |
14 | 2015年12月18日 | 勝利 | 9R 2:05 | KO | ルイス・サンチェス | メキシコ | |
13 | 2015年10月30日 | 勝利 | 3R 1:31 | TKO | クリストバル・クルス | メキシコ | |
12 | 2015年9月12日 | 勝利 | 1R 1:34 | TKO | リッキー・ドーレイ | フィリピン | |
11 | 2015年5月22日 | 勝利 | 1R 1:14 | TKO | アルベルト・モーラ | メキシコ | |
10 | 2015年2月20日 | 勝利 | 1R 0:47 | KO | イスラエル・スアレス | プエルトリコ | |
9 | 2014年10月8日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ジャーマン・メラズ | メキシコ | |
8 | 2014年8月1日 | 勝利 | 1R 1:16 | KO | ヘクター・ロペス | アメリカ合衆国 | |
7 | 2014年5月16日 | 勝利 | 2R終了 | TKO | ジョシュア・アローチョ | アメリカ合衆国 | |
6 | 2013年12月14日 | 勝利 | 2R 2:29 | TKO | ジェームス・フランクス | アメリカ合衆国 | |
5 | 2013年10月17日 | 勝利 | 4R 1:55 | TKO | エリック・ジャマール・グッドオール | アメリカ合衆国 | |
4 | 2013年7月20日 | 勝利 | 2R 2:26 | TKO | ラファエル・カシアス | アメリカ合衆国 | |
3 | 2013年6月8日 | 勝利 | 1R 1:36 | KO | ジョナサン・ギアース | アメリカ合衆国 | |
2 | 2013年4月20日 | 勝利 | 2R 2:04 | TKO | ジャコブ・ニナウ | アメリカ合衆国 | |
1 | 2013年2月22日 | 勝利 | 1R 1:29 | KO | ディシー・ウィリアムス | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
ガーボンタデービスはロマチェンコとの対戦の可能性は?
スーパーフェザー級でIBF、WBA世界スーパー王者を獲得し、これまで30戦無敗28KOという圧巻の強さと戦績を残しているガーボンタデービス選手。いよいよライト級で2階級制覇に挑みます。
異名「タンク(戦車)」の通りの豪腕パンチャーで、サウスポースタイルから強烈な重いストレート、アッパー、フックを振り回してくるスタイル。「攻撃こそ最大の防御」と言わんばかりに攻めまくる、〝ボクシング本能〟やセンスの塊といった趣のファイターと評されます。
ただ難点は「素行の悪さ」。リング内外でたびたびトラブルを起こし、ファンが眉をひそめる〝問題児〟でもあります。リングでの「悪行」の例は以下の通りです。
・IBF王座防衛のフォンセカ戦で体重超過。再計量にも応じず王座剥奪。
・しかし悪びれた様子もなく試合し、禁じ手の後頭部へフックを強打しダウンを奪う。
・思わずクリンチしてきた相手の後頭部をまた殴るように振りほどく。うずくまった相手のマネをして愚弄する。
さらに私生活でもたびたび暴行事件を起こすなど、スキャンダルには事欠かない「ヒールボクサー」でもあります。
そんなガーボンタデービス選手ですが、ボクサーとしての才能は抜群。「憎らしいけどとても強い」そのキャラも、本場米国で人気を集める要因なのかもしれません。
デービス選手が28日にWBAライト級正規王座を獲得すれば、米ファンの「ロマvsデービス」を望む声が高まるのは必至。現在同スーパー王者であり、4団体統一を目指しているロマチェンコ選手との対戦が来年以降浮上する可能性もありそうです。
DECEMBER 28TH ATLANTA, GA https://t.co/gKxAb3illY pic.twitter.com/v5Yo1ZXKVv
— Gervonta Davis (@Gervontaa) November 16, 2019
https://twitter.com/WorldBoxingOrg/status/1203136457034141697
ガーボンタデービスの海外の反応と評価
みんなの感想
デービスがロマかマイキーガルシアと闘うところが見たい!
ネットの反応
グレートなボクサーになるとは確信できるが、ただ人間としても成熟してほしいものだ
みんなの感想
若きころの鉄人マイク・タイソンを思い出させるね。両手にパワーと卑しさ・厄介さを併せ持つ男
ネットの反応
途方もない力、信じられないほどの強さ、そしておそらく今日の最高のパンチセレクション!
みんなの感想
ガーボンタは間違いなくボルティモアのストリートの出だね。ストリートファイト出身の典型的なベストファイターだよ
ネットの反応
タンクは男であり、今日のスポーツで最もホットなファイターの一人です。私は正直、メイウェザーの傍で彼が無敵に近くなると信じています
みんなの感想
ロマチェンコよりパワーはあるかもしれない…
ネットの反応
このリトルボーイをロマに引き合わせろ。もうちょっとリスペクトを教えた方がいい
みんなの感想
タンク、ビースト。彼はメイウェザーを彷彿させるラテン系殺人者であり、「メイキング中マイクタイソン」みたいだ…
出典:https://youtu.be/BKtXYlBJ_LE
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- 年末にWBAライト級王座決定戦「デービスvsガンボア」開催
- 凄まじい強打で30戦28KO、「メイウェザー秘蔵っ子」のデービス
- 素行悪い問題児だが才能は抜群。近い将来ロマ戦の可能性も?
ガーボンタデービス選手の対戦相手、ガンボア選手はアテネ五輪金メダリストで、プロでも数々の一流選手を打ち破ってきた37歳のベテランビッグネーム。
やはり左右フックを振り回して相手を倒す剛腕で知られ、キャリアでわずか2敗のうちの1つ、クロフォード戦での壮絶な打ち合いはファンの語り草でもあります。
ただメディアなどによると、年齢もありスタミナやパワーの衰えに加え「打たれ弱さ」もネック。上り調子のデービス選手にとっては「一気に名を上げる」大きなチャンスとなりそうです。
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