ボクシングのWBA世界ライト級とWBA世界スーパーフェザー級の2階級同時タイトルマッチ、「ガーボンタ・デービス vs レオ・サンタ・クルス」戦がいよいよ日本時間11月1日に迫ってきました。
今回は4階級制覇王者のレオ・サンタ・クルス選手の戦績や強さ、経歴をあらためてクローズアップ。果たして5階級制覇はなるのか、海外の反応とともにまとめました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)
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レオ・サンタ・クルスの戦績
最近では異例な2階級同時タイトル戦。ライト級王者「ザ・タンク(戦車)」デービス選手が、1階級下のスーパーフェザー級体重でスーパーフェザー級スーパー王者のレオ・サンタ・クルス選手と拳を交えます。サンタ・クルス選手はバンタム級を皮切りにこれまで体重を上げながら4階級を制覇。5階級目のライト級ベルトに挑みます。
では試合前にあらためて、レオ・サンタ・クルス選手のプロフィールと戦績を一覧でご紹介しましょう。
レオ・サンタ・クルスのプロフィール
本名 | レオデガリオ・サンタ・クルス | |
---|---|---|
出身 | メキシコミチョアカン州ウエタモ | |
国籍 | メキシコ | |
誕生日・年齢 | 1988年8月10日生まれ | |
身長 | 170cm | |
リーチ | 178cm | |
アマ戦績 | 155戦 148勝 7敗 | |
プロ戦績 | 39戦37勝(19KO) 2敗 1分 | デービスにKO負け |
デビュー | 2006 | |
経験階級 | スーパーフェザー級 フェザー級 スーパーバンタム級 バンタム級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 48.7% | |
その他 |
レオ・サンタ・クルスの戦績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 対戦相手戦績 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40 | 2020年10月31日 | 敗北 | 6R2'40 | KO | ガーボンダ・デービス | アメリカ合衆国 | 23 0 0 | WBAライト級とスーパーフェザー級の2階級 |
39 | 2019年11月23日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ミゲル・フローレス | アメリカ合衆国 | 24 2 0 | WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座決定戦 |
38 | 2019年2月16日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ラファエル・リベラ | メキシコ | 26 2 2 | WBA防衛3 |
37 | 2018年6月9日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | アブネル・マレス | メキシコ | 31 2 1 | WBA世界フェザー級王座統一戦 |
36 | 2017年10月14日 | 勝利 | 8R 1:34 | KO | クリス・アバロス | アメリカ合衆国 | 27 5 0 | WBA防衛1 |
35 | 2017年1月28日 | 勝利 | 12R | 判定2-0 | カール・フランプトン | イギリス | 23 0 0 | WBA世界フェザー級タイトルマッチ |
34 | 2016年7月30日 | 敗北 | 12R | 判定0-2 | カール・フランプトン | イギリス | 22 0 0 | WBA陥落 |
33 | 2016年2月20日 | 勝利 | 5R 2:09 | TKO | キコ・マルチネス | スペイン | 35 6 0 | WBA防衛1 |
32 | 2015年8月29日 | 勝利 | 12R | 判定2-0 | アブネル・マレス | メキシコ | 29 1 1 | WBA世界フェザー級スーパー王座決定戦 WBC世界フェザー級ダイヤモンド王座決定戦 |
31 | 2015年5月2日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | ホセ・カイェターノ | メキシコ | 17 3 0 | |
30 | 2015年1月17日 | 勝利 | 8R 0:29 | TKO | ヘスス・ルイス | メキシコ | 33 5 5 | WBC防衛4 |
29 | 2014年9月13日 | 勝利 | 2R 0:55 | TKO | マヌエル・ローマン | メキシコ | 17 2 3 | WBC防衛3 |
28 | 2014年3月8日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | クリスチャン・ミハレス | メキシコ | 49 7 2 | WBC防衛2 |
27 | 2013年12月14日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | セサール・セダ | プエルトリコ | 25 1 0 | WBC防衛1 |
26 | 2013年8月24日 | 勝利 | 3R 2:09 | TKO | ビクトル・テラサス | メキシコ | 37 2 1 | WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ |
25 | 2013年5月4日 | 勝利 | 5R 1:05 | TKO | アレクサンデル・ムニョス | ベネズエラ | 36 4 0 | USBA全米スーパーバンタム級王座決定戦 |
24 | 2012年12月15日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | アルベルト・ゲバラ | メキシコ | 16 0 0 | IBF防衛3 |
23 | 2012年11月10日 | 勝利 | 9R 1:42 | TKO | ビクトル・ザラテ | メキシコ | 20 2 1 | IBF防衛2 |
22 | 2012年9月15日 | 勝利 | 5R 3:00 | TKO | エリック・モレル | プエルトリコ | 46 3 0 | IBF防衛1 |
21 | 2012年6月2日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ヴィシー・マリンガ | 南アフリカ共和国 | IBF世界バンタム級王座決定戦 | |
20 | 2012年1月21日 | 勝利 | 4R 0:10 | TKO | アレハンドロ・エルナンデス | メキシコ | ||
19 | 2011年11月26日 | 勝利 | 3R 1:10 | TKO | ホルヘ・ロメロ | メキシコ | ||
18 | 2011年7月30日 | 勝利 | 11R 1:58 | TKO | エバート・ブリセノ | ニカラグア | WBCユース防衛1 | |
17 | 2011年6月3日 | 勝利 | 5R 2:35 | KO | ホセ・ロペス | プエルトリコ | ||
16 | 2011年3月26日 | 勝利 | 6R | KO | シュテファーヌ・ジャモエ | ベルギー | WBCユース・世界バンタム級暫定王座決定戦 | |
15 | 2010年10月21日 | 勝利 | 1R 1:14 | TKO | ジェームス・オーウェンズ | アメリカ合衆国 | ||
14 | 2010年6月3日 | 勝利 | 3R 1:35 | TKO | ホセ・アンヘル・コタ | メキシコ | ||
13 | 2009年12月17日 | 勝利 | 3R 2:17 | TKO | ファン・ホセ・ベルトラン | メキシコ | ||
12 | 2009年11月3日 | 勝利 | 1R 1:22 | KO | フリオ・バラデス | メキシコ | ||
11 | 2009年8月22日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ロベルト・ダルス | アメリカ合衆国 | ||
10 | 2009年7月10日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ジョナサン・ベラルデス | アメリカ合衆国 | ||
9 | 2009年3月7日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ホセ・ガルシア・ベルナル | コロンビア | ||
8 | 2008年9月19日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | アドリアン・アレマン | アメリカ合衆国 | ||
7 | 2008年7月25日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ギノ・エスカミラ | アメリカ合衆国 | ||
6 | 2008年3月28日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | ダニエル・ケベド | メキシコ | ||
5 | 2008年1月4日 | 勝利 | 2R 1:06 | KO | ホセ・パチェコ | メキシコ | ||
4 | 2007年11月23日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | エルトン・ダーリー | アメリカ合衆国 | ||
3 | 2007年10月5日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | ジョセフ・リオス | アメリカ合衆国 | ||
2 | 2007年1月5日 | 引分 | 4R | 判定1-1 | ロドリゴ・エルナンデス | アメリカ合衆国 | ||
1 | 2006年10月13日 | 勝利 | 2R 1:56 | KO | ペドロ・シルバ | メキシコ | プロデビュー戦 |
https://twitter.com/premierboxing/status/1320768978378235904
レオ・サンタ・クルスの強さとは
戦績でご紹介した通り、レオ・サンタ・クルス選手はアマ時代に155戦、プロでも39戦を重ねている経験豊富なタフファイター。その強さは傑出したパンチの手数と回転の速さ、そしてスタミナにあるといえます。
試合を通じて連打が絶え間なく放たれ、対戦相手はついていくのにもひと苦労。精神的、肉体的に追い込まれてサンタ・クルスペースになっていくのが特徴です。
バンタム級スタートとはいえ、身長170cmでリーチも長く、上の階級に上げても遜色なく戦えています。中間距離からの貫通力ある右ストレート、相手のジャブに合わせたクロスも武器にしています。
過去、プロで唯一の黒星は16年の元IBFスーパーバンタム級王者フランプトン戦。この試合も激しい高速連打の凄まじい打ち合いとなりましたが、フルラウンドで0-2という僅差判定でレオ・サンタ・クルス選手が王座から陥落。しかし半年後に再戦した際には逆に判定勝ちを収め、王座を奪還ししっかりリベンジを果たしています。
■レオ・サンタ・クルスの試合動画集
↓12年のバンタム級マリンガ戦から16年のフェザー級「フランプトン1」戦まで
↓19年フェザー級リベラ戦
レオ・サンタ・クルスの海外の評価まとめ
みんなの反応
レオが1試合に放つパンチ数1273!!ワオ!
ネットの感想
サンタクルスのボディワークは美しさそのものだ
みんなの反応
タンク相手にこの連打ができるかな。デービスを捉えるのは難しそうだが
ネットの感想
できれば次はレオとラッセルとの統一戦がみたい
みんなの反応
中継はショータイムじゃないとな。FOXTVの解説は眠ってんのかと思うくらいつまらない
出典:YouTube
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 11月1日、注目の1戦「デービスvsレオ・サンタ・クルス」が間近に迫る
- レオはアマとプロで非常に経験豊富なテクニシャン。連打の速さも武器
- KO率は低いが長いラウンドも平気なスタミナ。老獪なゲームプランに注目
注目の2階級同時タイトル戦。試合は「デービスの超絶なパワー」対「サンタクルスのスピードとテクニック&スタミナ」という構図となりそうです。
ガードの上からでもパワーで打ち込み、強烈なアッパーをねじ込む剛腕デービス選手にサンタクルス選手が対抗するには、「打たれても倒れず粘り、かつ間合いを詰めるしかない」との見方がボクシングメディアではもっぱら。
前に出て押し込み相手に自由に打たせるスペースを与えない戦略は、以前の試合でデービス選手が苦戦したパターン。最大の武器であるパワーさえ封じ込めば、打ち合いに持ち込んでも勝つチャンスがあるというわけです。
単純なフィジカル勝負では、若さと力に溢れたデービス選手がどうしても優位。レオ・サンタ・クルス選手が持ち前の豊富な経験でどうマッチプランを立てて〝料理〟するのか、注目されます。
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