プロボクシング・クルーザー級の4団体タイトルを統一し、無敵・無敗の王者に君臨したオレクサンドル・ウシク選手(ウクライナ)。いよいよ転向したヘビー級で本格的な戦いが始まります。
オレクサンドル・ウシク選手の戦績や強さは?ヘビー級で王者に返り咲いたフューリー選手より強いのか?今後の展望とともにまとめました。
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オレクサンドル・ウシクの戦績
オレクサンドル・ウシク選手はウクライナ生まれの33歳。アマボクシング出身で、2度の世界選手権でヘビー級金・銅メダル、ロンドン五輪でもヘビー級金メダリストになるなど、輝かしい成績を挙げた「母国の英雄」です。アマ時代の戦績は、ウィキペディアによると93勝16敗とされます。
13年にプロに転向してデビュー。実力通りの圧倒的強さで勝ち続け、17年には、あの井上尚弥選手がバンタム級で優勝した、同じ「最強決定トーナメント」のWBSSクルーザー級に参戦。
順当に勝ち進み、18年7月、モスクワの2万4000人の大観衆の前でガシエフ選手と4団体王座統一をかけた決勝戦を行い、3-0の判定勝ちでバーナード・ホプキンス、テレンス・クロフォードらに続く史上4人目の4団体統一王者となりました。
クルーザー級無敵となって、昨年から最重量のヘビー級に階級を上げ、10月にウィザスプーン選手を7回TKO勝ちで下し、ヘビー級第1戦を危なげなく勝っています。次戦は5月23日にロンドンで、WBOインターコンチネンタル王者デリック・チゾラ選手(英)との「ヘビー級第2戦」が予定されています。
→2020年10月31日判定で辛勝
その後、ついに王者でイギリスで名高いアンソニー・ジョシュアとの対戦を2021年9月に制することとなり、PFP1位に輝きます。
プロでの戦績は19戦19勝(13KO)無敗。その一覧は以下の通りです。
オレクサンドル・ウシクの戦績一覧
戦 | 日付 | 対戦相手 | 国籍 | 対戦相手 当時の戦績 勝-負-分 | 勝敗 | 内容 | 時間 | 備考 |
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22 | 2024年5月18日 | タイソン・フューリー | イギリス | 勝利 | 判定2-1 | 12R | WBA・WBC・IBF・WBO世界ヘビー級王座統一戦 WBA防衛3・WBC獲得・IBF防衛3・WBO防衛3 |
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21 | 2023年8月26日 | ダニエル・デュボア | イギリス | 勝利 | TKO | 9R | WBA・IBF・WBO世界ヘビー級王座統一戦 WBA防衛2・IBF防衛2・WBO防衛2 |
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20 | 2022年8月20日 | アンソニー・ジョシュア | イギリス | 24 2 0 | 勝利 | 判定2-1 | 12R | WBA、IBF、WBO世界ヘビー級王座防衛戦 |
19 | 2021年9月25日 | アンソニー・ジョシュア | イギリス | 24 1 0 | 勝利 | 判定3-0 | 12R | WBA、IBF、WBO世界ヘビー級王座タイトルマッチ |
18 | 2020年10月31日 | デレック・チゾラ | イギリス (ジンバブエ出身) | 32 9 0 | 勝利 | 判定3-0 | 12R | ヘビー級12回戦 |
17 | 2019年10月12日 | チェズ・ウィザスプーン | アメリカ合衆国 | 38 3 0 | 勝利 | TKO | 7R 終了 | |
16 | 2018年11月10日 | トニー・ベリュー | イギリス | 30 2 1 | 勝利 | TKO | 8R 2:00 | WBA防衛1・WBC防衛2・IBF防衛1・WBO防衛6 |
15 | 2018年7月21日 | ムラト・ガシエフ | ロシア | 26 0 0 | 勝利 | 判定3-0 | 12R | WBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦 WBA王座獲得・WBC防衛1・IBF王座獲得・WBO防衛5 WBCダイヤモンド王座・リングマガジン王座獲得 |
14 | 2018年1月27日 | マイリス・ブリエディス | ラトビア | 23 0 0 | 勝利 | 判定2-0 | 12R | WBC・WBO世界クルーザー級王座統一戦 WBC王座獲得・WBO防衛4 |
13 | 2017年9月9日 | マルコ・フック | ドイツ | 40 4 1 | 勝利 | TKO | 10R 2:18 | WBO防衛3 |
12 | 2017年4月8日 | マイケル・ハンター | アメリカ合衆国 | 12 0 0 | 勝利 | 判定3-0 | 12R | WBO防衛2 |
11 | 2016年12月17日 | サビソ・ムチュヌ | 南アフリカ共和国 | 17 2 0 | 勝利 | KO | 9R 1:53 | WBO防衛1 |
10 | 2016年9月16日 | クシシュトフ・グウォヴァツキ | ポーランド | 26 0 0 | 勝利 | 判定3-0 | 12R | WBO世界クルーザー級タイトルマッチ |
9 | 2015年12月12日 | ペドロ・ロドリゲス | キューバ | 22 1 0 | 勝利 | TKO | 7R 1:57 | WBOインターコンチネンタル防衛4 |
7 | 2015年4月18日 | アンドレイ・クンヤデフ | ロシア | 11 1 0 | 勝利 | KO | 8R 2:24 | WBOインターコンチネンタル防衛2 |
6 | 2014年12月13日 | ダニー・ベンター | 南アフリカ共和国 | 19 6 0 | 勝利 | TKO | 9R 2:29 | WBOインターコンチネンタル防衛1 |
5 | 2014年10月4日 | ダニエル・ブリューワー | 南アフリカ共和国 | 24 5 1 | 勝利 | TKO | 7R 2:55 | WBOインターナショナルクルーザー級暫定王座決定戦→正規王座に認定 |
4 | 2015年8月29日 | ジョニー・ムラー | 南アフリカ共和国 | 19 4 2 | 勝利 | TKO | 3R 2:59 | WBOインターコンチネンタル防衛3 |
3 | 2014年5月31日 | セサール・デビット・クランツ | アルゼンチン | 21 8 0 | 勝利 | KO | 4R 2:59 | |
2 | 2014年4月26日 | ベン・ナサロアフ | ドイツ | 15 9 2 | 勝利 | KO | 3R 1:43 | |
1 | 2013年12月14日 | エピファニオ・メンドーサ | コロンビア | 34 15 1 | 勝利 | TKO | 4R 2:10 |
オレクサンドル・ウシクの強さ・経歴
無敗の戦績、重量級のクルーザーでの4団体統一。オレクサンドル・ウシク選手は、かつての名王者イベンダー・ホリフィールドと並んでクルーザー級歴代最強と称されるほどの強さです。
権威あるボクシングメディア「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンドでも5位にランクする天才的ボクサー。スタイルはサウスポーで、クルーザー・ヘビー級といった重量級とは思えないほどの俊敏な驚異的フットワークの持ち主です。
サイドに動いてはワンツーを放つ躍動的なアウトボクシングが特徴。打っては必ずサイドに動き、ハンドスピードも高速。コンビネーションも非常に速く、しかも左ストレートも強烈なパワーがあります。
ついにパウンドフォーパウンド1位
ヘビー級で、イギリスの英雄ジョシュアとの圧倒的下馬評の中、3-0の判定勝利を収めたことで
いっきに評価をあげて、パウンドフォーパウンド1位となりました。
いくらクルーザー級にて4団体統一王者だとしても、ヘビー級はきついであろう・ジョシュアとの体格差は埋まらないだろうと言われていた中での勝利のため、老舗ボクシング媒体のリング誌によって2022年の5月7日付でウシクをP4P1位、つまりボクシングのキングオブキングとしたのです。
その戦いが以下。
2022年5月7日時のパウンドフォーパウンド
でも、専門家も参加して、昔から議論が盛り上がる最高の話題なんだよ。僕もこれについてはついつい熱くなってしまう
ガシエフ戦で見せたようにスタミナもあるうえ、スマートさ、パワー、スピード全てが高い水準にある完成度の高いボクサーだといえます。そのプロフィールは以下の通りです。
オレクサンドル・ウシクのプロフィール
本名 | オレクサンドル・アレクサンドロビッチ・ウシク |
通称 | The Cat (猫) |
出身 | シンフェロポリ |
国籍 | ウクライナ |
誕生日・年齢 | 1987年1月17日生まれ |
身長 | 190cm |
リーチ | 198cm |
アマ戦績 | 109戦 93勝 16敗 |
プロ戦績 | 20戦 20勝 (13KO) 無敗 |
デビュー | 2013年11月9日 |
経験階級 | ヘビー級 ライトヘビー級 クルーザー級 ミドル級 |
利き手 | 左 |
タイプ | サウスポー |
KO率 | 65% |
入場曲 | |
その他 | アマチュア時代 ベテルビエフに2度勝利している |
https://www.instagram.com/p/B9gr1VWHYuX/
ウシクはフューリーに勝てるか?
オレクサンドル・ウシク選手のヘビー級2戦目となる5月の次戦相手、チゾラ選手は戦績32勝(23KO)9敗。負け数が多いようにも見えますが、これはクリチコ、デビッド・ヘイ選手らかなりの実力者との対戦が多かったためといわれます。
とにかく前に前に突進して打ち合いを挑むファイターとして知られ、どんな強豪相手でも決してこのスタイルを変えず、スタミナもあるタフなボクサー。ウシク選手とのタイプは180度違うため、「さすがのウシクも苦戦するのでは」とのファンの声もあるようです。
ただチゾラ選手は過去に2度、先日見事にワイルダー選手との「頂上決戦」に圧勝したタイソン・フューリー新王者と戦い、いずれも敗れています。
11年の初対戦では判定までもつれる善戦でまだ若きフューリー選手を苦しめたものの、14年の再戦ではワンサイドに押しまくられ、10回で棄権。
ウシク選手としては、そのチゾラ選手のしつこい攻めをどうさばき、持ち前の超絶なテクニックとスピードで上回ることができるか。将来顔合わせも予想される「フューリー戦」の仮想マッチともなりそうです。
ウシクのみんなの評価まとめ
みんなの反応
ヘビーの門番wチゾラに勝てなければ上には行けないし、勝てればトップ戦線へ
ネットの感想
徐々に食い込んできたな。トップ3のその次、今回のチゾラ以外に、ホワイトとかオルティスあたりのグループとあと3戦ぐらいしたら、ジョシュアやフューリー戦実現かな?
みんなの反応
コロナ騒ぎで世界中がパニックにも関わらず、マッチルームはウシクvsチゾラを発表したわけだが。マジで大丈夫なの?
ネットの感想
パワーでだいぶ劣るウシクはいかに撹乱できるかだな〜 そう考えると同じクルーザー上がりでチゾラをKOしたヘイは凄かったんだな
みんなの反応
ウシクvsチゾラvsコロナ……誰が勝つのか
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ここがポイント
- ヘビー級転向のクルーザー最強王者ウシクが10月にチゾラ戦に判定勝ち
- 戦績18戦無敗、4団体統一の天才。俊敏さ・パワーなど全て高水準
- まだ体格ではヘビー級調整途上。次戦はフューリー戦を占う試合に
満を持してヘビー級転向したウシク選手ですが、初戦には紆余曲折が。最初の相手との試合前に、ウシク選手が上腕二頭筋を負傷して延期。次に決まったスポーン選手は試合の直前になってドーピング検査で陽性が発覚。二転三転の末、ウィザースプーン選手との試合になりました。
ただ土壇場の代役でもあり、レベルとしては物足りない相手で、「ヘビー級ボクサー・ウシク」の実力は見えないまま。体重上限のないヘビー級では、ウシク選手といえども「体格的にはまだスモール」との声もあり、体を増量した後も同じように機敏な速さを保てるのか。次戦でそれらの答えが出そうです。