プロボクシング・IBF世界ライト級タイトルマッチが14日、NYのマディソン・スクエアガーデンで行われます。王者リチャード・コミー選手(ガーナ)に挑むのは、地元NY出身のテオフィモ・ロペス選手です。
ライト級といえばPFPNo1の〝世界最強〟ロマチェンコ選手が君臨。「コミーvsロペス」の勝者が今後ロマチェンコ選手と雌雄を決するとみられます。
今回の挑戦者テオフィモロペス選手とはどんなボクサーなのか。その戦績や強さを探りました。

>>2022年10月更新
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テオフィモロペスの戦績
テオフィモロペス選手はまだ弱冠21歳の若さ。NYブルックリン生まれ、ブルックリン在住という生粋のニューヨーカー。ホンジュラス系米国人でもあり、アマ時代にはホンジュラス代表としてリオ五輪に出場しています。
将来ロマチェンコ選手と闘うかもしれない、米期待のホープ・テオフィモロペス選手の基本情報や戦績一覧をまとめました。

テオフィモロペスの基本情報
本名 | ティオフィモ・アンドレス・ロペス | |
---|---|---|
出身 | アメリカ・NYブルックリン | |
国籍 | アメリカ | 一時的にホンジュラスにしたことも |
誕生日・年齢 | 1997年07月30日生まれの24歳 | |
身長 | 173cm | |
リーチ | 174cm | |
アマ戦績 | ? | リオ五輪1回戦敗退 (3-0だったが国籍問題が原因では?と ブーイングの嵐だった) |
プロ戦績 | 18戦17勝(13KO) 1敗 | 2022/10更新 |
デビュー | 2016 | |
経験階級 | ライト級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 76.4% | |
SNS | Twitter Instgram | |
その他 | 勝利後にダンスを踊る |
テオフィモロペスの戦績一覧
勝敗 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 内容 | ラウンド・時間 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 2023年06月10日 | ジョシュ・テイラー | WBOスーパーライト級タイトルマッチ | ||||
19 | 18-1 | 2022年12月10日 | サンドラ・マーティン | Win | SD2-1 | 12 | |
18 | 17-1 | 2022年8月13日 | ペドロ・カンパ | Win | TKO | 7R 2:14 | NABFスーパーライト級王座決定戦 WBOインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦 |
17 | 16-1 | 28 Nov 2021 | ジョージ・カンボソス・ジュニア | 敗北 | SD1-2 | 12 | WBA・WBC・IBF・WBO・リングマガジン王座陥落 |
16 | 16-0 | 17 Oct 2020 | ロマチェンコ | Win | UD 3-0 | 12 | 史上5人目の4団体王者 |
15 | 15-0 | 14 Dec 2019 | Richard Commey | Win | KO | 2 (12), 1:13 | IBFライト級タイトルマッチ |
14 | 14–0 | 19 Jul 2019 | 中谷正義 | Win | UD | 12 | |
13 | 13–0 | 20 Apr 2019 | Edis Tatli | Win | KO | 5 (12), 1:32 | Retained NABF lightweight title |
12 | 12–0 | 2 Feb 2019 | Diego Magdaleno | Win | KO | 7 (10), 1:08 | Retained NABF lightweight title; Won vacant NABA and USBA lightweight titles |
11 | 11–0 | 8 Dec 2018 | Mason Menard | Win | KO | 1 (10), 0:44 | Won vacant NABF lightweight title |
10 | 10–0 | 14 Jul 2018 | William Silva | Win | TKO | 6 (10), 0:15 | Won vacant WBC Continental Americas lightweight title |
9 | 9–0 | 12 May 2018 | Vitor Jones Freitas | Win | KO | 1 (8), 1:04 | |
8 | 8–0 | 3 Feb 2018 | Juan Pablo Sanchez | Win | UD | 6 | |
7 | 7–0 | 13 Oct 2017 | Josh Ross | Win | TKO | 2 (6), 1:57 | |
6 | 6–0 | 7 Jul 2017 | Christian Santibanez | Win | UD | 6 | |
5 | 5–0 | 20 May 2017 | Ronald Rivas | Win | KO | 2 (6), 2:21 | |
4 | 4–0 | 21 Apr 2017 | Jorge Luis Munguia | Win | TKO | 2 (6), 0:48 | |
3 | 3–0 | 17 Mar 2017 | Daniel Bastien | Win | KO | 2 (6), 0:39 | |
2 | 2–0 | 24 Feb 2017 | Francisco Medel | Win | TKO | 4 (4), 0:58 | |
1 | 1–0 | 5 Nov 2016 | Ishwar Siqueiros | Win | KO | 2 (4), 2:03 |
テオフィモロペスはロマチェンコの難敵となりうるか?
プロで14戦無敗を続けるテオフィモロペス選手。KOも多い戦績通りの強打者で、コンテンダーのメナード選手を1R、マグダレノ選手を7Rで沈めるなど、パワーは激烈です。
スタイルはオーソドックスで、ガードを高く上げて中間距離からワンツーを放つタイプ。ガードの上からも効く硬質な右フックも持ち味です。相手が間合いを詰めてこないとなるとワンツーとボディを出して体力削り続けるなど、クレバーさも持ち合わせています。
若くしてトップランクと契約、米国内でも将来を嘱望される人気選手ですが、問題は「態度の悪さ」。ロマチェンコ選手を常に挑発したり、マグダレノ選手のKO後、ダンスを踊って相手を愚弄するなど不遜な振る舞いが多く、批判されることも多い〝悪童〟でもあります。
順調な戦績を重ねてきたロペス選手ですが、前戦ではちょっとつまずきも。やはり18戦無敗だった日本の中谷正義選手と王座挑戦権をかけて7月に対戦し、ジャブを多く被弾するなど長い間合いとリーチの中谷選手にまさかの大苦戦。大差判定勝ちしたもののかなり評価を落としてしまいました。
初の世界挑戦となるコミー戦はまさにキャリア最大のヤマ場。勝つのは無論当然として、しっかりした内容を見せることもロマチェンコ戦を見据えると重要になりそうです。

Oh, plus a @TeofimoLopez cameo at @TheGarden to catch the @NYRangers. #CommeyLopez | Dec. 14 | ESPN pic.twitter.com/BB3ZbJqk33
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2019年11月21日
サイズ、パワーだけでなく、手数でも上回ったロペスが前半の大半のラウンドでポイントをゲット。8回以降はロマチェンコがほぼ支配し、点差を詰めましたが、最終回を取ったロペスが逃げ切ったという印象。明白なラウンドはロマが多く、接戦ですが、米メディアはほぼ総じてロペス勝利で一致しています。
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) October 18, 2020
テオフィモロペスの海外の反応
戦績抜群の期待のホープながら、傲岸不遜で「ヒール」な若武者・テオフィモロペス選手。果たしてロマチェンコ選手の〝難敵〟として行く手を阻めるのか、海外の反応を調べてみました。
みんなの感想
ロペスはロマと戦うことについて、ちょっと黙ってなければならないね
ネットの反応
テオフィモは父から離れて、他のベテランのトレーナーに師事したほうがいい。メイウェザーのように戦おうとして、むしろピエロのようになってる
みんなの感想
テオは飛び跳ねるフックや素早い足の動きがなく、KOするテクニックを欠いている
ネットの反応
テオフィモの父親は、テオフィモがロマに負けたら競技を完全にやめると言ったらしい。ってことはロマがこの親子に引導を渡すわけか
みんなの感想
テオは才能はあるが、これまでの対戦相手が全員怖がってるアマチュアファイターのようだっただけ。ロマに挑むのは全く違う話だと思う。テオフィモは謙虚になるべきだ
ネットの反応
彼は将来偉大なチャンピオンになりえる...ボクシングスキル、ハンドスピードとパワーは素晴らしい
みんなの感想
テオフィモは確かに良いファイターだが、あまりにも生意気。ロマがこの男を謙虚にするだろう
ネットの反応
ロペスは最高だ!スキル、タイミング、パフォーマンスの良さ。彼はアクターでもある。マイキーガルシアやデービスとの対戦が待ちきれない
出典:YouTube
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- NYでIBFライト級タイトル戦「コミーvsテオフィモ・ロペス」近づく
- 無敗でKO率高いホープ・ロペスだが態度不遜の「悪童キャラ」
- 勝者がロマと対決へ。強豪コミーだけにロペスには最大の試練
IBF王者のコミー選手は屈指のハードパンチャーとして知られ、リーチも長く中間距離からでも強烈な一撃でKOできる剛腕。中谷選手を数段パワーアップさせたようなタイプだけに、ロペス選手には大変な難敵といえます。
コミー選手の弱点は「回転力がない」「接近戦に弱い」こととされますが、ロペス選手も接近戦での試合経験がさほどなく、ここは対応力が試されそう。勇気を持って踏み込み、鋭いアッパーやボディをねじ込むことができるか。
地元の「聖地」での晴れ舞台でもあり、ロペス選手には大きな試練の場となりそうです。

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