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ボクシング

寺地拳四朗の戦績と強さ!P4P上位で京口以上なの?その真の評価とは

コロナ禍の中でも、少しずつビッグマッチが動き出した世界のボクシング界。日本人王者の試合も徐々に組まれていますが、一方いまだ次戦が決まらず動静が注目されるチャンピオンもいます。

その一人がWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗選手です。最近は「あの井上尚弥を超えた!」との意外な報道も。気になる寺地拳四朗選手の戦績や強さ、最新P4Pをまとめてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

猫好きで童顔の笑顔絶えない拳四朗さん。SNSではボクシングそっちのけで愛猫との戯れシーンばっかりなのよねww

 

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寺地拳四朗の戦績

寺地拳四朗の戦績を見ていきましょう。

プロフィール

本名寺地 拳四朗
通称スマイルアサシン
The Amazing Boy
出身京都府・城陽市
国籍日本
誕生日・年齢1992年1月6日
身長164.1cm
リーチ162.2cm
アマ戦績0勝1敗
プロ戦績22戦 21勝 (13KO) 1敗
デビュー2014年8月4日
経験階級ライトフライ級
利き手
タイプ
KO率59%
入場曲
参考リンクTwitter
Instagram
まずは寺地拳四朗選手の経歴と戦績を見てみましょう。寺地選手は京都府生まれの28歳。元日本ミドル級王者で現在所属ジム会長兼トレーナーでもある寺地永氏の次男です。奈良県立奈良朱雀高から関西大に進学。中学のとき「無理やり」「嫌々」ボクシングをはじめ、大学では国体優勝など優れた才能を発揮しますが、実は「ボクシングを続けるつもりはなく、本当は競艇選手になりたかった」(本人YouTube談)と、実際に競艇学校入試を受けたという〝変わり種〟です。

寺地って京都府のジム所属選手では初の世界王者なんだって。通称は「スマイルアサシン」

結局大卒とともにプロ入りを決意。14年にデビューし順調に勝ちを重ね10戦目でついに世界に挑戦します。17年、WBCライトフライ級王者ガニガン・ロペス選手に挑み、12R判定勝ちで無敗のまま王座戴冠に成功。以来、ロペス再戦やメリンド、ゲバラ、ペタルコリン選手ら強豪との対戦を次々クリアして、これまで重ねた防衛は7回。戦績は20戦19勝1敗(11KO)という強さを誇っています。

今では日本が世界に自慢できる実力王者の一人・寺地拳四朗選手ですが、では次に現在の寺地選手の「パウンド・フォー・パウンド」(P4P=団体・階級を超えた推定最強ランキング)は何位なのか、まとめてみました。

寺地さん、最近の選手では珍しく複数階級制覇には興味なし。ライトフライにこだわり「具志堅さんの連続防衛日本記録13回を破る」ことが目標って公言してるわね!

戦績

戦績は以下となります。

日付対戦相手国籍勝敗時間内容備考
242024-01-23カルロス・カニサレスベネズエラ勝利12R2-0WBA防衛3・WBC防衛4
232023-9-18ヘッキー・ブドラー南アフリカ共和国勝利9R 2:19TKOWBA防衛1・WBC防衛3
222022-04-08アンソニー・オラスクアガアメリカ勝利9R0:58TKOWBA防衛1・WBC防衛2
212022-11-01京口紘人(ワタナベ)日本勝利7R 2:36TKOWBA・WBC世界ライトフライ級王座統一戦
202022-03-19 矢吹正道(緑)日本勝利3R 1:11KOWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
192021-09-22 矢吹正道(緑)日本敗北10R 2:59TKOWBC王座陥落
182021-04-24 久田哲也(ハラダ)日本勝利12R判定3-0WBC防衛8
172019-12-23 ランディ・ペタルコリンフィリピン勝利4R 1:08TKOWBC防衛7
162019-07-12 ジョナサン・タコニングフィリピン勝利4R 1:00TKOWBC防衛6
152018-12-30 サウル・フアレスメキシコ勝利12R判定3-0WBC防衛5
142018-10-07ミラン・メリンドフィリピン勝利7R 2:47TKOWBC防衛4
132018-05-25ガニガン・ロペスメキシコ勝利2R 1:58KOWBC防衛3
122017-12-30 ヒルベルト・ペドロサパナマ勝利4R 1:12TKOWBC防衛2
112017-10-22 ペドロ・ゲバラメキシコ勝利12R判定2-0WBC防衛1
102017-05-20 ガニガン・ロペスメキシコ勝利12R判定2-0WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
92016-12-08レスター・アブタンフィリピン勝利3R 1:57TKOOPBF防衛1
82016-08-07大内淳雅(姫路木下)日本勝利12R判定3-0日本王座防衛2
OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦
72016-04-14角谷淳志(金沢)日本勝利1R 2:53TKO日本王座防衛1
62015-12-27堀川謙一(SFマキ)日本勝利10R判定3-0日本ライトフライ級タイトルマッチ
52015-10-12ロリー・スマルポンフィリピン勝利3R 0:46KOWBC世界ライトフライ級ユース王座決定戦
42015-08-10大前貴史(中日)日本勝利4R 0:59KO
32015-03-26長嶺克則(マナベ)日本勝利7R 1:40KO
22014-10-19ファウワナイ・ウォースラポータイ勝利2R 1:01TKO
12014-08-04ヘリ・アモルインドネシア勝利6R判定3-0プロデビュー戦

寺地拳四朗の強さ

プロデビュー以来無敗で防衛を重ねる強さと立派な戦績の寺地拳四朗選手。今や世界が実力を認める日本人王者の一人であることは、P4Pのランキングからも分かります。主要な海外ボクシングメディアの最新P4Pをまとめてみました。

2020年10月時点のランクとなります。その後変化していますが、貴重な一時期の記録となりますので残しておきます。

■ザ・リング(老舗の権威誌) 【ライトフライ級】リング王者京口紘人、1位寺地拳四朗

■ESPN(専門家投票制) 【ライトフライ級】1位寺地 2位京口

■ワールドボクシングニュース 【ライトフライ級】1位京口 2位寺地

まもなく防衛戦を迎えるWBAスーパー王者京口選手と互角の高い評価で、この階級では二人が1、2を争う強さです。これに加えて最近、驚くべきP4Pを発表するメディアが現れ、ファンをざわめかせています。それは米専門メディア「ボクシングシーン.com」です。このほど同メディアが発表した最強王者を格付けする企画「チャンプ・フォー・チャンプ(CFC)」によると、トップ10は次の通りとなっています。

1位 サウル・アルバレス
2位 ワシル・ロマチェンコ
3位 エロール・スペンス・ジュニア
4位 寺地拳四朗
5位 ミゲル・ベルチェット
6位 タイソン・フューリー
7位 ジョシュ・ワーリントン
8位 ジョシュ・テイラー
9位 井上尚弥
10位 アルツール・ベテルビエフ

なんと日本人最高位が寺地選手。しかもザ・リングP4Pでは全体2位の「モンスター」井上選手をはるかに上回っています。これは一体どういうことなのでしょうか。

この企画だと日本人最強が寺地ってこと?それにベルチェット、ワーリントンが尚弥より上??うーん、どういう基準なのかな

寺地拳四朗の評価。P4P4位はどうなのか?

なんと寺地拳四朗選手をP4P4位に選出したボクシングシーン.comの企画。これは「同一階級の世界戦回数と対戦相手の強さ」という独自の基準をもとに算出したランキングだそうです。つまり同一階級で世界戦の勝利数が多いほど上位になり、またその試合の相手の強さも評価に加えるというもの。

このため、3階級制覇王者でバンタム級ではまだ4戦目という井上選手は低めの評価に。また井上選手のマクドネル、パヤノ戦当時、対戦相手には上位の「スーパー王者」がいたという事実も9位という低さの根拠になったようです。

一方で寺地選手は「防衛戦7試合のうち、4試合はトップ10以内に評価される相手」だとして、この基準に従えば日本人最高位の戦績になるとのこと。記事は軽量級ながら強さ際立つ寺地選手を「日本の108ポンド(48.9キロ)の巨人」とたたえています。

↓CFC記事に無邪気に喜ぶ拳四朗ツイート

もちろん尚弥さんがバンタム統一などすればランクは上がるし、拳四朗さんも京口戦に勝てばさらに急上昇するかもね!

寺地拳四朗のみんなの評価

みんなの反応

寺地拳四朗は彼にしかない愛嬌があると思うんですよね。他の日本人王者にはないやつです

ネットの感想

我が母校の後輩八重樫東さんが現役引退したので、もはや応援するのは井上選手と寺地選手のみ‼️

みんなの反応

寺地拳四朗がyoutubeチャンネル開設!だが登録者数1000人…動画が「愛猫のキャットフード選びのために飼い主自ら試食」だけ!絶望感すごい

ネットの感想

ジェイソンマロニーってめちゃくちゃいい奴そうで草。寺地拳四朗くらい常に笑顔

みんなの反応

ボクサーあるある。強い人なぜか声高い人多い。井上尚弥、井岡一翔、寺地拳四朗…(軽量級だからか)

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 世界ライトフライ級で団体を超えて1、2位を争う強さの寺地〝微笑〟拳四朗
  • 米専門メディアはP4P企画で何と4位に選出。9位の井上尚弥をはるかに上回る
  • 強豪を破っての7連続防衛、強烈なボディ、カウンターセンスなど実力折り紙

常にニコニコ、ファッション&猫好きとおよそボクサーらしくない寺地選手ですが、実力は世界の専門家が折り紙をつける超一級品のようです。

そのファイトスタイルは典型的なアウトボクシング。フットワーク巧みに力みのないジャブを当ててコツコツと相手を削るクレバーなボクシングを得意としています。一方で、ボディブローの強さもピカイチ。過去何度もボディで強豪を沈めており、その点では井上選手にも匹敵する強さとの見方もあります。

カウンターや接近戦でフックの当て勘にも大変に優れ、天性のセンスを持った名王者には違いありません。次戦の日程と相手がどうなるか、楽しみですね。

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