プロボクシングのWBAライト級タイトルマッチ「王者ガーボンタ・デービス vs ロランド・ロメロ(Rolly)」が、5月28日開催の方向でまとまりそうだと、海外で報じられました。
ロメロ選手の不祥事で昨年一旦中止になったこの「無敗対決」、会場は未定ながら、延期という形で何とか実現するようです。挑戦者のロランド・ロメロ(Rolly)選手の戦績や強さとは?試合動画とともにその特徴をご紹介しましょう。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

ロランド・ロメロ(Rolly)とは
ロランド・ロメロ(Rolly)選手はライト級のコンテンダー。20年にWBAライト級暫定王者となり、米ラスベガス出身の史上2人目のチャンピオンと地元では話題になったそうです。

ではロランド・ロメロ選手の戦績やプロフィール、その強さなどを順次見ていきましょう。
プロフィール
ロランド・ロメロ(Rolly)選手のプロフィールは以下の通りです。
本名 | ロランド・フロレンシオ・ロメロ・モレノ | |
---|---|---|
通称 | Rolly | |
出身 | ネバダ州ラスベガス | |
国籍 | アメリカ合衆国 | |
誕生日・年齢 | 1995年10月14日生まれ | |
身長 | 173cm | |
リーチ | 173cm | |
アマ戦績 | 9勝5敗(1KO) | |
プロ戦績 | 14戦14勝(12KO) | |
デビュー | 2016年12月2日 | |
経験階級 | ライト級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 85.7% | |
入場曲 | ? | |
その他 |
戦績
ロランド・ロメロ(Rolly)選手の戦績は14勝(12KO)無敗です。一覧は以下の通りです。
戦 | 対戦日 | 結果 | 記録 | 対戦相手 | 結果 | ラウンド、時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 2021-07-17 | ○ | 14–0 | アンソニー・イート | WHO | 7 (12), 1:54 | ロメロのWBA暫定ライト級タイトル 対戦相手が体重オーバー |
13 | 2021-1-23 | ○ | 13–0 | エイブリースズメ | WHO | 7 (12), 0:43 | |
12 | 2020-08-15 | ○ | 12–0 | ジャクソンマリネス | アウト | 12 | WBA 暫定 ライト級タイトルを獲得 |
11 | 2020-02-22 | ○ | 11–0 | Arturs Ahmetovs | WHO | 2 (8), 1:22 | |
10 | 2019-11-01 | ○ | 10–0 | フアン・カルロス・コルドネス | KO | 1 (6), 2:14 | |
9 | 2019-04-20 | ○ | 9–0 | アンドリュー・フィゲロア | KO | 4 (6), 1:27 | |
8 | 2019-03-09 | ○ | 8–0 | ニコラス・アティリオ・ベラスケス | KO | 1 (6), 1:02 | |
7 | 2018-12-07 | ○ | 7–0 | ロンデールハバート | WHO | 2 (6), 0:45 | |
6 | 2018-10-27 | ○ | 6–0 | Dieumerci Nzau | KO | 1 (6), 1:17 | |
5 | 2018-08-03 | ○ | 5–0 | ハビエル・マルティネス | アウト | 6 | |
4 | Jan 27, 2018 | ○ | 4–0 | アレックスシルバ | WHO | 1 (4), 2:48 | |
3 | 2017-10-21 | ○ | 3–0 | ジョニー・エストラーダ | KO | 2 (4), 2:02 | |
2 | 2017-05-20 | ○ | 2–0 | エイドリアン・レヴィア | WHO | 4 (4), 0:23 | |
1 | 2016-12-02 | ○ | 1–0 | デビッドコートニー | WHO | 1 (4), 1:11 |
動画
ロランド・ロメロ(Rolly)選手の試合動画をいくつかご覧下さい。
↓20年のマリネス戦
↓昨年のスパロウ戦
↓前戦のイギット戦
ロランド・ロメロの特徴
戦績と動画でご紹介したように、直近の2戦は見事に相手をダウンさせTKO勝ちで連勝しているロランド・ロメロ(Rolly)選手。いよいよPFPトップ10ランカーの強豪、デービス王者のベルトに挑むキャリア最大の戦いが5月に調整されているようです。
ロメロ選手のスタイルは、中間距離から長いリーチのワンツーとフックを繰り出すパンチャー。コンビネーションというより、単発で強いパンチを放つイメージです。
パワーは凄まじく、ボディでも顔面でも一撃で相手を沈める場面がしばしば。ただ難点は接近戦が苦手なことだとされます。世界トップレベルとの対戦や長いラウンドは少なく、無敗とはいえまだ強さ未知数の部分も。リング誌などの階級PFPでも10位以内には入っていません。
そんなロメロ選手、当初昨年12月に米LAでデービス戦が予定されていましたが、知人女性から暴行罪で告発され中止に。しかし海外報道によると捜査当局が証拠不十分で不起訴としたため、再度試合が設定されたようです。
あのメイウェザーJr氏が〝秘蔵っ子〟と目をかけるほど圧巻の強さを誇る「ザ・タンク(戦車)」デービス王者。前戦では判定勝利とやや苦戦しましたが、5月のロメロ戦ではどんな展開となるのか、注目されます。

ロランド・ロメロの海外SNS評価まとめ




出典:https://www.youtube.com/watch?v=JFsYP20hbgo
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 5・28、WBAライト級タイトル戦「王者デービス vs ロメロ」再設定か
- ロメロの不祥事で昨年一度中止に。ロメロは14戦全勝。無敗同士の対決
- ロメロは中距離のパワーパンチャー。経験はまだ浅く王者にどう挑むか
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