かつて「ロマゴン」の愛称で親しまれ、日本でもその超絶な強さが羨望を集めたボクシング4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス選手。
王座陥落やケガもありここ最近「音沙汰なし」でしたが、ようやくタイトル奪還へ再始動するようです。
2月に王者ヤファイ選手との久々の世界戦が報じられる「ロマゴン」選手。その戦績や「今は弱くなった」説は本当なのかを探りました。

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ロマゴンの戦績一覧
ニカラグア出身、32歳の「ロマゴン」ことゴンサレス選手。アマ時代から負けなしのもの凄い戦績で知られ、05年にプロ入りしても連勝街道をばく進。
ミニマム→ライトフライ→フライ→スーパーフライ級と次々に階級を上げながら、一度も敗れず。17年3月まで何とプロ46連勝、アマ時代を合わせると133戦無敗というとんでもない強さを誇ったボクサーです。
16年に母国初の4階級制覇王者となったころには、「階級を超えた世界最強」、PFP(パウンド・フォー・パウンド)1位の称号を手にする絶頂期に。17年に王座陥落、連敗を喫するなどキャリアが暗転し、「ついにピークアウト」「ロマゴンも弱くなった」と噂されます。
しかし昨年12月、ケガのブランクが明け、村田諒太選手の前座として横浜で再起戦を行い、鮮やかな2RKO勝ちを収めて健在ぶりをアピール。世界再挑戦へ意欲を見せました。
50戦48勝(40KO)2敗のこれまでのプロ戦績一覧は以下の通りです。
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 相手国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2005年7月1日 | ◎ | 2R | KO | ラモン・ウルビナ | ニカラグア | プロデビュー |
2 | 2005年8月19日 | ◎ | 1R | KO | ニコラス・メルカド | ニカラグア | |
3 | 2005年9月30日 | ◎ | 1R | KO | ダビド・センテーノ | ニカラグア | |
4 | 2005年10月15日 | ◎ | 3R | KO | エディ・カストロ | ニカラグア | |
5 | 2006年1月20日 | ◎ | 1R 2:18 | TKO | ロベルト・メサ | ニカラグア | |
6 | 2006年3月3日 | ◎ | 2R | KO | ホセ・マルティネス | ニカラグア | |
7 | 2006年3月31日 | ◎ | 6R | TKO | フランシスコ・メサ | ニカラグア | |
8 | 2006年9月1日 | ◎ | 2R | KO | フランシスコ・メサ | ニカラグア | |
9 | 2006年10月6日 | ◎ | 1R | KO | オスカル・ムリージョ | ニカラグア | ニカラグアライトフライ級王座決定戦/WBAフェデセントロライトフライ級王座決定戦 |
10 | 2006年12月15日 | ◎ | 7R | TKO | ファン・フランシスコ・センテーノ | ニカラグア | WBAフェデセントロ王座防衛1 |
11 | 2007年2月16日 | ◎ | 1R | KO | エルビス・ロメロ | ニカラグア | |
12 | 2007年3月30日 | ◎ | 2R | TKO | ビセンテ・エルナンデス | メキシコ | WBAフェデセントロ王座防衛2 |
13 | 2007年5月12日 | ◎ | 1R 2:28 | KO | ホセ・ルイス・バレラ | ベネズエラ | WBAフェデラテンミニマム級王座決定戦 |
14 | 2007年7月13日 | ◎ | 3R | KO | ミゲル・テジェス | ニカラグア | ニカラグア王座防衛1 |
15 | 2007年11月3日 | ◎ | 1R 1:09 | KO | エリベルト・ゲホン | フィリピン | |
16 | 2007年12月14日 | ◎ | 2R 1:48 | KO | ハビエル・テージョ | パナマ | |
17 | 2008年1月14日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | 松本博志(角海老宝石) | 日本 | |
18 | 2008年2月29日 | 〇 | 10R | 判定 | ハビエル・ムリージョ | メキシコ | |
19 | 2008年6月13日 | ◎ | 3R | KO | ファン・フランシスコ・センテーノ | ニカラグア | |
20 | 2008年7月12日 | ◎ | 2R 1:02 | TKO | アブラハム・イリアス | ニカラグア | |
21 | 2008年9月15日 | ◎ | 4R 1:59 | TKO | 新井田豊(横浜光) | 日本 | WBA世界ミニマム級タイトルマッチ |
22 | 2008年12月13日 | ◎ | 3R 0:10 | TKO | ミゲル・テジェス | ニカラグア | |
23 | 2009年2月28日 | 〇 | 12R | 判定2-0 | フランシスコ・ロサス | メキシコ | WBA防衛1 |
24 | 2009年7月14日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | 高山勝成(真正) | 日本 | WBA防衛2 |
25 | 2010年1月30日 | ◎ | 4R | TKO | イバン・メネセス | メキシコ | WBA防衛3 |
26 | 2010年9月3日 | ◎ | 2R 0:25 | TKO | ヘスス・リモネス | メキシコ | |
27 | 2010年10月24日 | ◎ | 2R 1:38 | KO | フランシスコ・ロサス | メキシコ | WBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦→正規王座認定 |
28 | 2011年3月19日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | マヌエル・バルガス | メキシコ | WBA防衛1 |
29 | 2011年7月16日 | ◎ | 7R 0:48 | TKO | オマール・サラド | メキシコ | WBA防衛2 |
30 | 2011年10月1日 | ◎ | 2R 0:36 | KO | オマール・ソト | メキシコ | WBA防衛3 |
31 | 2012年3月17日 | ◎ | 1R 2:58 | KO | マヌエル・ヒメネス | メキシコ | |
32 | 2012年4月28日 | ◎ | 4R 2:09 | KO | ラモン・ガルシア | メキシコ | WBA防衛4 |
33 | 2012年10月6日 | ◎ | 3R 2:27 | TKO | スティベン・モンテローサ | コロンビア | |
34 | 2012年11月17日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ファン・フランシスコ・エストラーダ | メキシコ | WBA防衛5→スーパー王座認定 |
35 | 2013年5月25日 | ◎ | 5R 2:42 | TKO | ロナルド・バレラ | コロンビア | |
36 | 2013年9月21日 | ◎ | 7R 1:10 | TKO | フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア | メキシコ | |
37 | 2013年11月10日 | ◎ | 2R 0:27 | TKO | オスカル・ブランケット | メキシコ | |
38 | 2014年2月15日 | ◎ | 6R 1:01 | TKO | ファン・カントゥン | メキシコ | |
39 | 2014年4月6日 | ◎ | 3R 1:20 | TKO | ファン・プリシマ | フィリピン | |
40 | 2014年9月5日 | ◎ | 9R 2:24 | TKO | 八重樫東(大橋) | 日本 | WBC世界フライ級タイトルマッチ WBC・リングマガジン王座獲得 |
41 | 2014年11月22日 | ◎ | 6R 2:11 | TKO | ロッキー・フエンテス | フィリピン | WBC防衛1 |
42 | 2015年2月28日 | ◎ | 3R 2:27 | TKO | バレンティン・レオン | メキシコ | |
43 | 2015年5月16日 | ◎ | 2R 2:37 | TKO | エドガル・ソーサ | メキシコ | WBC防衛2 |
44 | 2015年10月17日 | ◎ | 9R 2:53 | TKO | ブライアン・ビロリア | アメリカ | WBC防衛3 |
45 | 2016年4月23日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | マックウィリアムズ・アローヨ | プエルトリコ | WBC防衛4 |
46 | 2016年9月10日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | カルロス・クアドラス | メキシコ | WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ |
47 | 2017年3月18日 | ● | 12R | 判定0-2 | シーサケット・ソー・ルンヴィサイ | タイ | WBC王座陥落 |
48 | 2017年9月9日 | ● | 4R 1:18 | KO | シーサケット・ソー・ルンヴィサイ | タイ | WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ |
49 | 2018年9月15日 | ◎ | 5R 1:44 | TKO | モイセス・フェンテス | メキシコ | |
50 | 2019年12月23日 | ◎ | 2R 2:20 | TKO | ディオネル・ディオコス | フィリピン | |
51 | 2020年2月29日 | ◎ | 9R 0:25 | TKO | カリッド・ヤファイ | イギリス | WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ |
52 | 2020年10月24日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | イスラエル・ゴンザレス | メキシコ | WBAスーパー防衛1 |
53 | 2021年3月13日 | ● | 12R | 判定1-2 | ファン・フランシスコ・エストラーダ | メキシコ | WBAスーパー・WBC王座統一戦 WBAスーパー王座陥落 |
54 | 2022年3月5日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | フリオ・セサール・マルティネス | メキシコ | WBC世界スーパーフライ級ダイヤモンド王座決定戦 |
55 | 2022年12月3日 | ● | 12R | 判定0-2 | ファン・フランシスコ・エストラーダ | メキシコ | WBC世界スーパーフライ級王座決定戦 |

ロマゴンが弱くなったのは本当か?現在の強さは?
かつてはPFP1位に君臨した〝ロマゴン〟選手。32歳とベテランにはなりましたが、まだ数年は頑張れる年齢と思われます。
圧倒的戦績ながら、今では「弱くなった」との見方もあるロマゴン選手。まず現在のボクシング専門メディアのランキングを見てみましょう。
【ザ・リング】スーパーフライ級6位
【WBN】スーパーフライ級4位、「PFPトップ50」ランク外
【ESPN】スーパーフライ級6位
確かにランキングでは、スーパーフライ級の各現役王者よりかなり下に評価されているようです。これは17年に元WBC王者ルンビサイ選手と二度戦い、初戦は僅差判定負けだったものの、再戦で4RKO負けと〝惨敗〟してしまったことが最大の理由。
さらにその後ルンビサイ選手がエストラーダ選手に敗れたことや、練習中のケガでロマゴン選手が長らく戦列から離れたことも影響しているようです。
ただそんなゴンサレス選手も、先月の試合では相手を左フックと右ストレートのコンビネーションで圧倒。これで18年のフェンテス戦に続き再起戦連続KOと、以前の強さが戻りつつあるようでもあります。
↓16年9月 4階級制覇達成のクアドラス戦
↓19年12月 対ディオコスの再起戦
https://twitter.com/Hock1717/status/1209027016533692416

ロマゴンvsヤファイ戦の予想
鮮やかな再起戦KOを戦績勝利に上積みし、「弱くなった」説払拭へ乗り出したロマゴン選手。そして最近、2月29日に現WBAスーパーフライ級王者カリド・ヤファイ選手(英国)とタイトル戦を行う方向と報じられました。
ヤファイ選手は1月に、エストラーダ選手とWBA・WBC王座統一戦を行う予定でしたが、エストラーダ選手のケガで中止に。
このためヤファイ陣営は、あまり間を置かずに戦えるビッグネームとして、世界的知名度抜群のロマゴン選手を指名。再起を目指すロマゴン側も「渡りに船」と応じたようです。
30歳のヤファイ選手は北京五輪出場経験のあるアマエリートで、プロでも戦績は26戦無敗(15KO)の強さ。
ただ前回ヒメネス、前々回ゴンサレス戦と判定勝利で内容的にはかなり苦戦。接近戦で脆さがみえる課題が指摘され、前に出て手数も豊富なロマゴンタイプとは「相性が悪い」とのメディアの見方もあります。
ロマゴン選手としては、階級を上げて精彩を欠くスーパーフライ級で起死回生を図れるか。王座も名誉挽回もかけた負けられない1戦となりそうです。
MANY HAPPY RETURNS! @iam_yafai is 30 today and Britain's longest serving World Champ
Remember when he became WBA king in 2016? pic.twitter.com/kOs66zvreW
— Sky Sports Boxing (@SkySportsBoxing) 2019年6月11日
ロマゴンの現在へのみんなの反応
みんなの感想
井上が希望しながら戦えなかったロマゴンが、まさか井岡と相対するかもしれないのは面白い
ネットの反応
ヤファイが動きまわって地の利も活かして判定勝ち、かもしれないが、正直ロマゴンにはヤファイくらい圧倒して健在ぶりを示してほしい
みんなの感想
全盛期に比べたらさすがに衰えはあるがまだまだ通用すると思う。名前あるからマッチメイクは楽だし
ネットの反応
英国アウェイの厳しさはあれ、ロマゴンはロマゴン。ヤファイごときに負けてもらっちゃ困るわな!
みんなの感想
しかしロマゴンにしろ、パッキャオにしろドネアにしろ、モチベーションが下がらないのがスゴイ。2度や3度の負けも何のその。勿論報酬も大きいだろうがやはりすごい
出典:ヤフコメ欄
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- かつてPFP1位のロマゴンが2月に久々の王座復帰挑戦へ
- 4階級目で敗戦続き「劣化」説。ただ再起戦は連続KO勝利
- 王者ヤファイに勝てば、井岡一翔との統一戦にも現実味
ロマゴンvsヤファイ戦は、「戦国時代」スーパーフライ級戦線にも大きな影響を及ぼしそうです。もしロマゴン王者復活となれば、俄に他団体統一戦が浮上しそうだからです。
大晦日に防衛を果たしたWBO王者井岡一翔選手は、エストラーダ選手との統一戦を希望しているものの、同選手はケガのため当面試合不可能。
そこでマッチングの選択肢にロマゴンの名を挙げており、「王者ロマゴン登場」となれば一気に舞台は整います。
数年前、一度は流れたこの顔合わせが曲折を経て実現すれば、世界的にも大きな話題となりそう。まずは2月のロマゴン次戦に注目です。

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