キックボクシング界の「頂上・最強」決戦、那須川天心選手と武尊選手のドリームマッチ。実現へ機運が高まっているといわれながら、4月下旬になってもいまだ主催者からの発表はありません。
一部報道によれば、開催に向けてはルールや条件面で超えるべきハードルが多いともされます。どんな点がネックで、お互いの有利・不利になるのか。「武尊vs天心」戦の問題点をまとめました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)
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那須川天心vs武尊のルール問題
昨年末のRIZINと今年3月のK-1。那須川天心、武尊選手それぞれの試合のリングサイドに二人が訪れ、試合後はエールを交換。長年ファンが待ち望んできた「天心vs武尊」の最強対決がついに実現か!とムードが一気に高まっています。
一部では「6月にも東京ドームで開催される方向」といったメディア報道もあるようですが、ただ肝心の本人たちや格闘技団体からは開催が決まったという発表は今のところありません。
ルールや条件に問題が?
あるスポーツ紙によれば、関係者の中には「交渉はこれからが大変。不利にならないよう色々揉める恐れがある」と指摘する声があるそうです。つまり試合の細かいルールや条件面で「公平だ」と両者が合意することがそう簡単ではないというのです。
例を挙げると「体重」「グローブのサイズやメーカー」「レフェリーや審判を誰にするか」「リングの大きさ・形」「試合のラウンド数、延長戦の扱い」「放送局や放映権」などなど。
キック界のスーパースター同士であり「普通のタイトルマッチ」とは全く異なる試合だけに、ビジネスも絡み調整は容易ではないという見方もあるといいます。
K-1 BACKSTAGE PASShttps://t.co/pFD5QX5NvJ pic.twitter.com/lg0qUqyAcj
— 武尊 takeru (@takerusegawa) April 17, 2021
同じキックでも微妙な差
素人目で考えると、二人の競技は同じキックボクシング。しかも武尊選手のK-1も天心選手のRISEやRIZINも、これまでの試合を見る限りルールに大きな差はないように思えます。
ただメディアによると意外にデリケートな課題もあるとか。例えば体重では、3階級王者として徐々に体重を上げてきた武尊選手は現在ベストが60kg。那須川選手は57~58kg程度といわれ数㌔の差があります。どちらかが一方に合わせると条件が不利になる上、「では59kgで」と中間を取っても、二人共万全なパフォーマンスにならないという問題が起きます。
一見同じK-1・RISEですが詳細なルールにはやや違いも。例えばK-1では「肘打ち、首相撲からの膝蹴り禁止」なのに対し、RISEでは「肘打ちあり」の場合も多い、といった点です。
https://twitter.com/TeppenTenshin/status/1382604147724152832
那須川天心vs武尊のルールに関する著名人提言まとめ
このように、同じ競技とはいえあまりにも「ビッグすぎる」二人だけに、不利にならない公平なルール・条件決めで難航も予想される「那須川天心vs武尊」戦。
これについては格闘技界の〝著名人〟たちから、これまでいくつか提言や意見も出ているようですので、以下にまとめてみました。
■青木真也(総合格闘家)
「どちらの陣営が有利なルールにできるか注目。ラウンド数が多ければ那須川有利。体重は重いほど武尊有利」
「もめるならシュートボクシングルールでやればいい。ジャッジは曙対ボブ・サップを裁いたシーザー武志さんなら誰も文句を言わない。無制限延長戦で完全決着させて」
■皇治(キックボクサー)
「みんなが夢見ているカード。やらなだめ。ルールなんてほぼ一緒でしょ。ゴチャゴチャ言わずにやれよと」
「勝ち負けを超えるものがあるんやぞというのを分かってほしい。あの2人ならルールなんてなんでも盛り上がる。ごちゃごちゃ小さいこと言うなよ、と」
■朝倉未来(総合格闘家)
「技術、スピードなら全然天心君。至近距離の一発の威力は武尊選手。空手みたいな試合で体力勝負なら武尊選手が勝つ可能性が高い。見たい試合をやれないってのは、運営の奴ら何考えてるのと思う」
■堀口恭司(総合格闘家)
「盛り上げるために必要。ってか、早くやれや、ガハハ」
那須川天心vs武尊のルールに関するみんなの反応
みんなの反応
3分3ラウンドで延長2回やれば差は出る。掴み無し。ここまでは問題ない。問題は体重でこれは57.5kgか58kgしかないだろう
ネットの感想
武尊は60kgのベルト返上して58kgで天心に挑むんじゃないかなー。武尊の事だから多少天心寄りなルールでも飲むのでは?
みんなの反応
お互い経験していないシュートボクシングルールというのは、ある意味筋通ってる(笑)
ネットの感想
ルールは57.5kg、ラウンドマスト方式・5R・首相撲なし・蹴りはワンキャッチまであり、かな
みんなの反応
天心vs武尊で、特別レフェリーシーザー武志が自分のテーマ曲で入場してきたら大爆笑やな
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 機運高まる「武尊vs那須川天心」戦だが中々発表されず。ネックは?
- ルールや条件交渉で難航の説。会場、体重、ラウンド数、審判の人選etc
- 青木真也「揉めるならSBルールで」皇治「ルールなんてほぼ一緒やろ」
究極のオールラウンダーで、かなりの「頭脳派」でもある那須川天心選手と、〝前進あるのみ〟〝剛〟の極致と言うべきストロングファイターの武尊選手。
意外とタイプが異なる2人の「超人」ですが、それだけに互いにベストな状態で最高の試合を行うためには、「何が公平なルールなのか」が最も重要かつ難しい問題といえるのかもしれません。
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