田中亮明（ボクシング）の階級や強さは？東京五輪あるなら注目！

31日大晦日、注目のボクシング日本人決戦が近づいてきました。WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔選手と同級1位田中恒成選手の対決です。

日本のボクシング史上初となる「4階級制覇王者 vs 3階級制覇王者」の〝頂上勝負〟。ファン必見ですが、田中恒成選手といえば兄の田中亮明選手も日本屈指の強豪アマチュアボクサーとして知られています。どんな兄なのか、その階級や強さ・経歴をまとめました。（出典：Wikipedia、各スポーツメディア）

ボクサーや格闘家って亀田さんとか井上さんとか兄弟選手がとても多いのね！でも「アマとプロ」で分かれてるのは珍しいかも

田中亮明（ボクシング）の階級や強さは？

田中亮明（りょうめい）選手は岐阜県出身の27歳。幼少期には兄弟で最初に空手を始めたものの、亮明選手のインタビューによれば「弟がやりたいと言うので」二人でボクシングジムに行き、徐々にボクシングがメインになっていったようです。

弟恒成選手は2歳年下。兄によると「（連絡を取り合ったりとかは）全くしない。ゼロに近いですね」。意外と男兄弟ってそんなものかなw

高校は兄弟で同じ中京高校に進学。亮明選手は駒澤大学に進みます。高校3年生時には兄弟で国体優勝を果たしたほか、亮明選手は駒大では国体四連覇。2015年、16年、19年と全日本選手権で三度の優勝を飾る強さを発揮しました。

アマボクシングでの階級は男子フライ級。ボクシングスタイルはジャブやストレートなど手数の多さ、パンチの強さが持ち味のサウスポー。アマでは10年以上のキャリアがある非常に経験豊富なボクサーです。

アマ戦績は、本人によると110勝25敗「くらい」。ちなみに弟は高校までアマで51戦46勝(13KO・RSC) 5敗だったそうよ

大学卒業後は母校・中京高校の社会科教員となり、仕事のかたわらボクシングに打ち込む日々。自身の強さについて「テンポやうまさは海外の選手のほうが上かもしれないが、派手さとパンチ力には自信がある」と話しています。

田中亮明は東京五輪に出場？

階級は弟が世界王者となったライト級、アマで130戦を超えるキャリアを持ち、全日本で3回優勝の強さを誇る田中亮明選手。現役のトップボクサーとして、来年の東京五輪には出場するのでしょうか。

3月に日本ボクシング連盟は、来年の東京五輪に開催国枠で出場する代表として、田中亮明選手ら3人の内定を発表しました。前回リオ五輪は世界最終予選で悔しい敗退だっただけに、自国開催五輪で大きなチャンスが巡ってくることになります。

世界のアマの現フライ級では、リオ五輪金・世界選手権優勝のゾイロフ選手（ウズベキスタン）を筆頭にインド、カザフスタンなどアジアに強豪が集中。ゾイロフ選手とは一度対戦して敗れているそうですが、亮明選手のコーチは「経験は申し分ないし、スマートでテクニシャン。メダルを獲る資格は十分ある」と期待をかけています。

亮明は高校時代に実はあの井上尚弥とアマで4度対戦！ただ残念ながら全敗だったとか…（しっかし尚弥って強いよなぁ）

↓2010年全国選抜LF級での田中亮明vs井上尚弥

田中亮明に関するみんなの反応

出典：YouTube

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

アマボクシングではプロと異なり、海外の強豪には距離を取って駆け引きすることにたけた選手が多いといいます。田中亮明選手も「どこかで相手の動きをつぶしにかかるようなボクシングをしないと厳しい」と、悲願のメダルに向け、弟と似たハードパンチャーの特徴を生かしたいと話します。

「弟は世界王者になると言って本当になった。僕も五輪に出ると言ってここまでやってきたので、言ったことぐらいは達成しておかなければ」。大晦日に世界の注目を浴びる弟に続き、来夏には兄が晴れ舞台で力を示す日がやってきます。

亮明さん、恒成さんについて「（ボクシングでは）何も言うことはないし凄いなと思うけど、ファッションセンスは…。ガウンとか……次の試合では相談してほしい（笑）」と〝苦言〟を呈してたわねw