プロボクシングで「日本のお家芸」ウエイトといえるライトフライ級。今〝世界最強〟の地位に立つ寺地拳四朗選手の座を奪おうと、列をなす世界のライバルたちの中に、日本の元世界王者・山中竜也選手がいます。
このほど同級のアジアの頂点に立った山中竜也選手の戦績や強さとは?一覧表でご紹介しながら、彼の「波瀾万丈ボクサー人生」を振り返りました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
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山中竜也の戦績
5月、東京・後楽園ホールで行われたWBOアジア・パシフィック・ライトフライ級王座決定戦で、同級3位の安藤教祐選手を判定で下し、見事アジア王者になった山中竜也選手。
かつて獲得したミニマム級の世界王座に次いで、二階級目のチャンピオンベルトへの挑戦が近づいてきました。その山中選手の戦績や強さを以下に見ていきましょう。
プロフィール
山中竜也選手のプロフィールは以下の通りです。
項目 | 情報 |
---|---|
本名 | 山中竜也(やまなか・りゅうや) |
出身 | 大阪府 |
誕生日・年齢 | 1995年4月11日(28歳) |
身長 | 162.5cm |
リーチ | 169cm |
アマ戦績 | なし |
プロ戦績 | 19勝(6KO)3敗 |
デビュー | 2012年 |
経験階級 | ミニマム、ライトフライ級 |
タイプ | オーソドックス |
KO率 | 27.27% |
主要タイトル | 第19代OPBF東洋太平洋ミニマム級王座(防衛0=返上)、WBO世界ミニマム級王座(防衛1)、WBOアジアパシフィックライトフライ級王座(防衛0) |
戦績
山中竜也選手の戦績は19勝(6KO)3敗です。一覧は以下の通り。
戦 | 日付 | 勝敗 | ラウンド | 結果 | 対戦相手 | 国籍 | 内容 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2012年6月22日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 小柳一樹(倉敷守安) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2012年9月15日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 横江健太(駿河男児) | 日本 | |
3 | 2012年11月2日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 大森惇平(ウォズ) | 日本 | |
4 | 2013年2月17日 | 勝利 | 2R 2:36 | TKO | 寺次孝有希(ミサイル工藤) | 日本 | |
5 | 2013年4月21日 | 敗北 | 1R 2:22 | KO | 清水健太(渥美) | 日本 | 2013年度西日本ミニマム級新人王予選 |
6 | 2013年7月12日 | 勝利 | 4R 1:57 | TKO | 平井雅樹(宮崎ワールド) | 日本 | |
7 | 2013年9月22日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | 西川潤也 (グリーンツダ) | 日本 | |
8 | 2014年4月6日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 山本裕貴(江見) | 日本 | |
9 | 2014年8月22日 | 敗北 | 8R | 判定1-2 | ロケ・ラウロ | フィリピン | |
10 | 2014年12月7日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 村井貴裕(グリーンツダ) | 日本 | |
11 | 2015年4月29日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | ロネル・フェレーラス | フィリピン | |
12 | 2015年8月2日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | 若原義敬(協栄) | 日本 | |
13 | 2015年12月11日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 成塚亮(ワタナベ) | 日本 | |
14 | 2016年5月16日 | 勝利 | 3R 1:23 | TKO | トードギャッド・ウィーラチョン | タイ | |
15 | 2016年11月11日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | メルリト・サビーリョ | フィリピン | OPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦 |
16 | 2017年3月12日 | 勝利 | 1R 1:39 | KO | カノンメック・シットクルコン | タイ | |
17 | 2017年8月27日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | 福原辰弥(本田フィットネス) | 日本 | WBO世界ミニマム級タイトルマッチ |
18 | 2018年3月18日 | 勝利 | 8R 終了 | TKO | モイセス・カジェロス | メキシコ | WBO防衛1 |
19 | 2018年7月13日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | ビック・サルダール | フィリピン | WBO王座陥落 |
20 | 2022年3月6日 | 勝利 | 5R 1:52 | TKO | 須藤大介(三迫) | 日本 | 復帰戦 |
21 | 2022年8月14日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | ジョナサン・タコニン | フィリピン | |
22 | 2023年5月6日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | 安藤教祐(KG大和) | 日本 | WBOアジアパシフィックライトフライ級王座決定戦 |
山中竜也の強さ
中学2年でプロボクシングジムの門をたたき、アマの経験はないものの、戦績を重ねて一度は世界の頂点に立った強さの山中竜也選手。そのボクサー人生は波瀾万丈です。
デビュー後勝ち星を重ねながら、5戦目の新人王予選で初黒星を喫してしまい新人王はならず。再起してまた連勝を続け、16~17年にはミニマム級で東洋太平洋、WBO世界とタイトルを奪って頂点に昇ります。
ケガで一度引退も「奇跡の復活」!
しかし18年の2度目の世界王座防衛戦でサルダール選手にダウンを喫して敗れ陥落。しかもこの試合で硬膜下血腫を負い、当時のJBCの規則によりライセンスが自動失効し、何とまさかの現役引退に追い込まれます。
ところが21年、JBCが規約を改正。一定の条件を満たせば、脳にケガを負った選手でもリング復帰が可能になり、晴れて山中選手は現役復帰を果たしました。
昨年の再起戦で勝利し、看護師の女性と結婚もするなど公私共「幸せ」が再来。このほどアジア王者となったことで、いよいよ二階級目の世界ベルトへのチャンスが近づいてきたといえます。
山中選手のボクシングは、的確な左ジャブでペースをつかみワンツーや左右の強打を放つ、攻守にテンポが良いスタイルが特徴。
本人は「試合になると若干足がかたくなってしまう。まだ試合感覚が戻っていない」と納得していない様子ですが、二度目の世界への意欲は十分満ちているようです。次戦にも期待したいですね。
山中竜也の評価・反応まとめ
引用:https://twitter.com/y_box1107/status/1667235237678682112
引用:https://twitter.com/kingofthering0/status/1667829288836677637
https://twitter.com/kickfuku/status/1676204290971693057
まとめ
要約しますと
- ライトフライ級の新アジア王者に山中竜也。二階級制覇目指す元ミニマム級世界王者
- 戦績19勝(6KO)3敗。世界最強・寺地、元王者矢吹ら実力者に次ぐ日本期待の強豪
- 脳内出血のケガで一時引退も規定改正で現役復帰。経営のおにぎり屋はうまいと評判!?
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