昨年、2023年の日本ボクシング界は井上尚弥選手の2階級世界4団体制覇や、井岡一翔選手の鮮やかな世界KO防衛など、日本が誇る世界チャンピオン達が大活躍の1年でした。
そして2024年も、この二人や他の世界王者たちに続け!と、リングには才能豊かなホープたちが続々登場、タイトルへ突き進んでいます。当サイトではそんな2024年に飛躍が期待される注目の日本人ボクサーを特集。第4回は、年間最高級の大激闘で日本のバンタムトーナメントの頂点に立った堤聖也選手をクローズアップしてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
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日本のバンタム級台風の目・堤聖也
2023年12月に行われた、井上尚弥選手の2階級目の4団体世界王座統一戦。見事KO勝利でまたも4団体統一を果たしましたが、そのモンスターさえ驚き刺激を受けたほどの熱い戦いを見せたのが、セミファイナルに登場した日本バンタム級王者・堤聖也選手でした。
ではその戦績や強さを以下に見ていきましょう。
戦績・経歴
堤聖也選手は熊本県出身の28歳。九州学院高では高校選抜で優勝するトップアマ選手でした。平成国際大を経てプロ入り。闘志溢れる戦いぶりで勝ちを重ね、これまでにB級トーナメント2018バンタム級で優勝、GOD'S LEFTバンタム級トーナメントでは準優勝。
22年には第75代日本バンタム級王者となり、以来防衛4度を続けています。そしてその4度目のタイトル戦は、「国内最強決定戦」ともいえる初のバンタム級モンスタートーナメント決勝を兼ねていました。堤選手は栄えある最初の優勝者になり、破格の賞金1000万円を手にしました。
堤選手のアマチュアボクシング戦績は101戦84勝17敗(40KO)。プロボクシング は12戦10勝(7KO)2分で、いまだ無敗を続けています。
強さ・特徴
堤聖也選手のスタイルは変則的なオーソドックスからのスイッチヒッターで、フットワーク、サークリングを駆使し相手をほんろうするのが持ち味。タフさや手数の多さは、アマ時代からのライバル、元世界王者の比嘉大吾選手も一目置く存在です。
激闘が多いことで知られますが、とりわけキャリア最高だったと思われるのが昨年末のモンスタートーナメント決勝です。これは井上尚弥選手のバンタム級世界4団体統一を記念した企画で、最後に勝ち上がった堤選手と日本バンタム級3位・穴口一輝選手が対決。
1回、スイッチヒッターの堤選手は左構えでスタートしますが、距離を取りながら的確にパンチを打ち込んでくる穴口選手に手を焼きます。4回に連打で先制ダウンを奪いますが、5回終了時の公開採点では2者が相手を支持する劣勢モード。
タッグを組む石原トレーナーの「ここを勝って世界に行くぞ!」の言葉で奮い立ち、猛攻で反撃してその後も3回ダウンを奪いながらも、穴口選手もその都度立ち上がる壮絶な展開に。結局堤王者が3-0の判定大逆転勝利で優勝とベルト防衛を果たしました。
24年期待の試合やタイトル
堤聖也選手は主要4団体すべてで世界ランク入りしていますので、今年はもちろん世界戦が視野に入ってきます。ただ世界のバンタム級は今、文字通り「群雄割拠の戦国時代」。
日本人選手だけでも、WBA世界王者の井上拓真選手を筆頭に、階級を上げてまもなく世界挑戦する元二階級王者の中谷潤人選手や、二階級目の世界王座を狙う比嘉大吾選手、さらにはデビュー以来全試合KO中の武居由樹選手ら強豪がひしめいています。
ちなみにBoxrecのウエイトランクでは何と1位が中谷選手。井上選手が5位、比嘉選手が10位で、11位に堤選手という評価になっています。
今年世界戦が巡ってくるかどうかは、はっきり言えば4団体4人の王者側プロモーターによるマッチング次第。堤選手が並み居る実力ライバルの列に割って入るには、海外の世界上位ランカーをKOするといったもう一段のアピールが必要になるかもしれません。
ネットの声
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/40598929fccbae105d4e7cef20147cd62a7a4fc0/comments
まとめ
要約しますと
- 井上尚弥戦のセミで年間最高級の大激闘を制した堤聖也。日本バンタム王座を4度防衛
- 穴口とのモンスタートーナメント決勝は鮮血散る死闘に。4度ダウン奪い1千万円獲得
- 左右スイッチの変則性とタフさ、手数が持ち味。ただ世界挑戦の列にはライバル多数
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