男子テニス

テニスルール"タイブレーク"を分かりやすく解説!トップ4の選手も

大きな反響を呼んだ大坂なおみ選手の全仏オープン、最後の試合となった1回戦2セットでも、タイブレークで試合が決しました。

なぜこのようなルールが必要なのかを含めて、テニスルール"タイブレーク"を分かりやすく具体的に解説します。

また、タイブレークにタフなトップ4選手は誰なのかも調べました。

タイブレークになるとますます手に汗握る!

テニスルール"タイブレーク"を分かりやすく解説

テニスルール"タイブレーク"を分かりやすく解説するため、大坂なおみ(ランキング2位)の全仏OP1回戦の2セット目で具体的に見てゆきましょう。

第2シードの大坂なおみ(23歳・日清食品)はパトリシア マリア・ティグ(26歳・ルーマニア)をセットカウント2-0(6-4、7-6)で破り、2回戦進出を決めました。

ゲーム123456789101112タイブレーク
大坂なおみ1
パトリシア マリア・ティグ1
大坂なおみ2〇(7-4)
パトリシア マリア・ティグ2
第1セットは、大坂なおみが、4ゲームキープ、2ゲームブレークの6-4で取りました。
第2セットはお互いにブレークを許さず、6-6となったため、タイブレークに入りました。
タイブレークで、大坂なおみが先に7ポイントを挙げ、7-4で取って、セットカウント2-0で、勝利しました。

 

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第2セットで見られるように、一般にサーブ権を持った選手が優位で、ゲームをキープすることが出来ます。
第1セットのように、相手のサーブの場合にこれ打ち破るブレークは勝利の鍵を握りますが、簡単ではありません。

もし、タイブレーク制度がなければどうなるのでしょう?
第2セットのように、キープが延々と続く可能性があります

タイブレークは試合時間短縮のためにウィンブルドン選手権で導入されました。

2010年ウィンブルドン大会の男子シングルス1回戦ジョン・イズナー(アメリカ)対ニコラ・マウ(フランス)で、最終セットのタイブレークが導入されていなかったため、テニス史上最長の試合となったことがあります。

日没サスペンデッドなどもあり、1試合が終了するのに3日を要し、スコアは6-4、3-6、6(7)-7、7-6(3)、70-68、合計試合時間は11時間5分にも及びました。
第4セットが終了した時点で、両者の合計ブレーク数はわずかに2つしかなく、お互いキープを重ねたというのが要因となっています。

テニスルール"タイブレーク"とは

プロの試合では、女子の3セットマッチであれば先に2セットを取った方が、男子の5セットマッチであれば3セットを取ったほうが勝利となります。

1セット取るためには、2ゲーム以上の差をつけて6ゲームを先取しなければなりませんが、ゲームカウントが「6-6」になった場合に「タイブレーク」が行われます

タイブレークのポイントは通常のゲームカウント「0・15・30・40」ではなく、「1・2・3…」と数えます。
2ポイント以上の差をつけて、7ポイントを先に取った方がそのセットをとるというルールとなっています。

大坂なおみの第2セットで見ますと、第12ゲームで、ゲームカウントが「6-6」となり、タイブレークとなりました。
大坂なおみはこのタイブレークで、7-4と先に7ポイントを稼ぎ、このセットを取って、この試合に勝ちました。

その他のタイブレークでの細かいルールもおさえておきましょう。
サーブ:最初のサーバーは1本だけしかサーブせず、2ポイント目からは2本ずつサーバーが交代していきます。
サーブを打つ場所も、1ポイント目だけはデュースサイドから打ちますが、2ポイント目からのサーバーは、アドバンテージサイド、デュースサイドの順に打つことになります。

チェンジコート:両者の合計ポイントが6の倍数になったとき、例えば、6-0、4-2といったスコアとなったときコートをチェンジします。

このルールをしっかり理解しておけばゲームをもっと楽しめる!

タイブレークの主な記録

最長タイブレーク

男子シングルス

2013年1月、フロリダ州プランテーションで開催された10,000ドルの男子フューチャーズトーナメント予選で、ベンジャミン・バレレットはギヨーム・クイヤールを70ポイントタイブレーク7-6(36-34)、6-1で破ったのが最長記録です。

グランドスラムでの最長男子シングルスタイブレークは20-18で、
ウィンブルドンで、ビョルン・ボルグが1973年の男子シングルス1回戦でプレムジット・ラルを6-3, 6-4,9-8 (20-18)で制しました。
全米OPのゴラン・イヴァニシェヴィッチとダニエル・ネスターは1993年の全米オープン1回戦で20-18のタイブレークを制し、イヴァニシェヴィッチが6-4、7-6(7-5)、7-6(20-18)で勝利しました。
全豪オープンで、ジョー・ウィルフリード・ツォンガは2007年の全豪オープンでアンディ・ロディックとの1回戦でタイブレーク20-18で勝利しましたなどがあります。

2020年全仏オープンの3回戦でロレンソ・ソネゴは、テイラー・フリッツと対戦し、第3セットのタイブレークを19-17で制し、7-6(7-5)、6-3、7-6(19-17)で勝利しました。

注:全仏オープンでは他の3大会と異なり、シングルスの試合で、ファイナルセットの勝者を決定するためにタイブレークを使用しない唯一グランドスラムです。
例えば、男子での第5セットで6-6で同点に追いついた場合は、ゲームカウントの差が2になるまでプレーを続けます。

女子シングルス

女子は3セットマッチということもあってか、WTAなどに同様の一覧はありません。
グランドスラム大会で具体例を見ておきます。
全仏オープン デニサ・アッレトヴァーが、2015年にヨハンナ・コンタと対戦し、第1セットのタイブレークを19-17で制しました。これは、グランドスラムレベルでの女子タイブレークの最長記録となりました。
全米オープン
マリア・キリレンコは2011年にサマンサ・ストーサーとの試合で、第2セットのタイブレークを制しましたが、最終的には2-6, 7-6(17-15), 3-6で敗れました。
(以上Wikipedia :Longest tiebreaker in tennis参照)

大坂なおみは女子で何番?

タイブレークに強い選手トップ4

では、タイブレークに強い男子現役のトップ選手を挙げてゆきましょう。
各年のタイブレークの勝率の一覧表を以下に掲げました。

順位選手その年の No 1タイブレーク勝率
1Novak Djokovic202088.20%
2Pete Sampras199483.30%
3Roger Federer200480.00%
4Rafael Nadal201075.90%
5Roger Federer200775.00%
6Roger Federer200672.50%
7Rafael Nadal201372.00%
8Roger Federer200571.80%
9Roger Federer200970.30%
10Andy Murray201670.00%
11Pete Sampras199870.00%
12Rafael Nadal200868.80%
13Jim Courier199266.70%
14Stefan Edberg199166.70%
15Novak Djokovic201565.40%
16Rafael Nadal201765.20%
17Rafael Nadal201962.50%
18Andy Roddick200362.50%
19Novak Djokovic201862.50%
20Lleyton Hewitt200260.00%
21Novak Djokovic201258.60%
22Pete Sampras199358.10%
23Pete Sampras199657.50%
24Novak Djokovic201456.50%
25Gustavo Kuerten200055.30%
26Andre Agassi199955.00%
27Lleyton Hewitt200154.20%
28Pete Sampras199752.00%
29Novak Djokovic201150.00%
30Pete Sampras199548.70%
ノバク・ジョコビッチ 2020、2015、2018,、2012、2014、2011と上位30位中、6回の名を連ねており、特に2020年のタイブレークの勝率88.20%は第1位です。
ロジャー・フェデラー 2004,2007,2006,2005、2009と5回顔を出しており、2004年の80.00%は第3位です。
ラファエル・ナダル 2010,2013、2008、2017、2019と5回顔を出しており、2010年の75.9%は第4位です。
他に、現役選手では、アンディ・マリーが2016年に70.00%で、10位となっています。

結局ビッグ4と言われるプレーヤーがタイブレークでも、プレッシャーに耐えて、勝ち切るということが分かります。

やっぱりビッグ4なんだ!

まとめ

要約すると...

  • テニスのタイブレークを大坂なおみの全仏オープン1回戦を例に具体的に説明した
  • 男女シングルスでのタイブレークの最長記録と、グランドスラムそれぞれでの記録をまとめた
  • タイブレークトップ4はノバク・ジョコビッチなどビッグ4と重なる
あの全仏OPのタイブレークを最後として、大坂なおみさんを当分見られないなんて!

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