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ボクシング

那須川天心はボクシングになぜ転向か?本人コメントの理由とキック以上のメリットとは?

今月19日、東京ドームで開催される「THE MATCH」。そのメインである、キックボクシング界史上最高の決戦「那須川天心vs武尊」戦がだんだん近づいて来ました。

天心選手はこの試合が終わるとキック界を〝卒業〟しボクシングに転向する意向だといわれます。キック界No1スターの那須川天心選手は、なぜ積み上げた栄光を全部捨ててボクシングに移るのでしょうか。その理由にあらためて迫ってみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

天心vs武尊戦は地上波放送がなくなっちゃったよ…。ABEMA独占か。入るっきゃない~。

 

◆ボクシング◆
2025年2月24日(月・祝)
中谷潤人 vs ダビド・クエジャル
堤聖也 vs  比嘉大吾
那須川天心   vs  ジェーソン・モロニー他
開催場所:東京・有明アリーナ

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那須川天心はボクシングになぜ転向か?

千葉県出身23歳。高校生でプロデビューして以来、キックボクシングで41戦、総合格闘技で4戦、そのすべてに勝利し一度も敗れていないまさに「最強の神童」那須川天心

日本の格闘技界を代表するスターとして、「キック界もう一人のスーパースター」武尊選手といよいよ雌雄を決するメガマッチがまもなく行われます。

海外にまで名前が轟き、日本のキック界に君臨する天心選手ですが、武尊戦以降はこれまでの数々の栄光や実績を全部「ゼロ」にリセットして、今年後半にもボクシングに転向するといわれます。

その理由はなぜなのか、これまでの経緯や本人の発言をまとめました。

全然関係ないけど、天心さんって齡も近いヤクルトの村上宗隆さん似かも…

ボクシング転向までの経緯

もともと那須川選手に関しては既に小学生時代からボクシング界の熱い視線が注がれていました。早くも2011年に、元世界王者西岡利晃氏がブログで「彼は未来の王者」と紹介し、帝拳ジム入門を勧誘。

その他にも数多くの世界王者やトレーナーたちがこぞって天心選手の才能を絶賛。天心選手はキック選手としてボクシング練習のため帝拳ジムに通い、ある時真剣に転向をオファーされたものの「両方やりたい」という本人の希望が制度上かなわず、断念したこともあったそうです。

JBCはボクサーの他格闘技との掛け持ちや、異種格闘技戦を今も認めていないからね

18年頃には天心選手は「日本ではキック、海外ではボクシングを」と話し、「23歳頃まではキックに専念して制覇したい。その後は色んな道を考えている」と転向に関心を示しました。

さらに20年には「キックの試合は残り10戦はやらない」とやや踏み込んだ発言。そして昨年4月『炎の体育会TV』に出演した際「2022年3月のRISEでの試合を最後にキックボクシングを引退する」と正式表明しました。

いよいよ転向が近づいた昨年末に「武尊戦実現のため6月まで転向を延期してほしい」と打診を受け、承諾。自身最後のキック試合として「天心vs武尊」戦が行われる運びになりました。

本人による転向理由

では那須川天心選手自身は、ボクシング転向理由についてなぜだと語っているのか、TV放送やYouTubeなどの中から過去の発言をいくつか拾ってみました。

・キックには感謝の念が強いが、いったん卒業し、自分がゼロからの挑戦者になれるボクシングの道を次のフィールドに選んだ。

・キックの技術があるからこそ、ボクサー相手にも通用する部分があると思う。

・転向へ向けてボクシングの練習を開始してからは毎日刺激しかない。ボクシングでは一番下からのスタートだから、上にどれだけ強い選手がいるんだろうってわくわくする。

人生はチャレンジすることだと思っている。

・ずっと上にいて下から来る選手を倒すこと、敵がいないと言われている今の状態でずっと居座っているのは好きじゃない。

・純粋にボクシングには強いチャンピオンがいるんで、その人達を倒す。ただそれだけです。

正直、キック界ではもう魅力的な試合ができる相手が殆どいない。彼にとっての「上のステージ」はボクシングなんだろうな
キック界は必死に引き留めるかと思ったけど「世界王者になって数年後にまた戻ってきて」(RISE、RIZIN)と意外に〝歓迎ムード〟。格闘技界全体が盛り上がるからかな

第三者から見る転向のメリット

那須川天心選手はボクシングへなぜ転向するのか。本人が語るその理由は「常に挑戦していたい、強い相手と闘って勝ちたい」という、トップファイターならではの「矜持と向上心」のようです。

では一般的に、第三者目線で見た場合、他の格闘技からボクシングへ移るメリットには何があるのでしょうか。

ファイトマネーの多さ

プロ格闘家にとって一番大事なものは「王者のタイトル」も勿論ですが、やはりそこはお金。ファイトマネーの額や市場の大きさでは、格闘技界ではボクシングがNo1だといわれます。

一説には、日本国内のキック大会で活躍する天心、武尊選手らトップファイターでさえ、キック選手のファイトマネーは最高でも数百万~数千万円

ボクシング界では、もちろん対戦カードの内容にもよりますが、村田諒太・井上尚弥クラスの世界戦では億円単位が当たり前。海外有名選手の場合1試合数十億円以上という破格のケースも珍しくありません。

世界的な知名度

ボクシング界でも昭和時代までは国内戦が多かったようですが、近年は日本選手も本場〝ボクシングの聖地〟米ラスベガスやNY、英国へ遠征することが多くなりました。

こうして海外で知名度を上げた最高の例が井上尚弥選手。WBSS出場や英米で圧倒的勝利を重ね、海外専門メディアのPFPでベスト3に入るなど世界中で高い評価を受け「イノウエと戦いたい」という海外強豪ボクサーが後を絶ちません。

いわば「野球のメジャー・バスケのNBA・サッカーの欧州5大リーグ」と同じステージといえ、天心選手にとっては非常にまぶしく映り、挑戦しがいがある場所に違いありません。

五輪でもボクシングは陸上の次に参加国が多いの。選手の裾野の広さも格闘技では断トツ。「相手が見つからない」なんてことは皆無よね

格闘技界の技術傾向

天心選手以外にも、最近は武居、木村ミノル選手らキック界から転向する例が増えています。その背景には「格闘技界の技術傾向」もあるそうです。

「Number Web」(https://number.bunshun.jp/articles/-/847826)での有名トレーナーの指摘によれば、ここ数十年のルール変更などで、ボクシングへの転向がしやすい傾向にあるといいます。記事の要点は以下の通りです。

・20年ほど前まで、キックボクシングはムエタイのように組み合いが中心だった。これはテレビ的に面白くないため打撃主体にルールが変えられた

・昔はムエタイ風に後ろ重心だったが、現在は打撃中心。ボクシングに近く、重心は前のめりになりフットワークなど動きの速さも似てきた。

・このため現在のキック界ではボクシング技術の重要性が高まり、選手たちは熱心に習得。ボクシングとの垣根はより低くなっている。

ボクシングは拳しか使えず、しかもグローブの衝撃は生命への危険が高いと言われる。パワー・精神力・技術・スタミナ・リスクヘッジ。全て必要な「最も難しい格闘技」という面もファイター魂をそそるのかも!

https://twitter.com/RISE_2003/status/1528611714790756352

那須川天心ボクシング転向への最新SNSの評価

那須川天心さん、井上尚弥さんが大好きで保育園から始めたボクシング

引用:https://twitter.com/hima0824_/status/1531599656936873984

ボクシングとキックの掛け持ちって投打の二刀流に挑戦するよりも大変なことだと思う

引用:https://twitter.com/aitsu_xx/status/1531500260580724742

天心はボクシング転向。武尊は負けたら引退を常に示唆してきた。業界の二巨頭揃ってリングを去る可能性がある

引用:https://twitter.com/Yuuichi_h1101/status/1531620832870428672

那須川天心がボクシング転向してクッソヒールキャラで行ったらバカおもろい

引用:https://twitter.com/OJ06wg/status/1530572083943464962

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 「神童」那須川天心が19日の武尊戦後ボクシング転向へ。その理由とは?
  • 「常に挑戦し続けたい、強い相手と戦いたい」と本人。キック界では敵なし
  • 一般には巨額報酬、海外での知名度が魅力。強豪揃いで格闘家心くすぐる

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