時がたつのは早いもので、間もなく年の瀬。今年後半のスポーツではラグビーW杯が大いに盛り上がり、「流行語大賞」の候補にいくつもラグビー用語が選ばれました。
その一つが「ジャッカル」。日本代表・姫野和樹選手が大変得意なプレーですが、今振り返って、ジャッカルとはどんな意味か覚えておいででしょうか。
流行語大賞発表の前にラグビー「ジャッカル」の意味や、姫野選手の凄さをあらためてシェアしておきましょう。
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ジャッカルの意味は?
今秋列島を熱狂させたラグビーW杯日本大会。史上初めて8強の快挙を遂げた日本代表の活躍がまだ記憶に新しいところです。
レギュラーもリザーブも代表の全選手が偉業に貢献したといえますが、FWでプレーが光った一人が若き代表のホープ・姫野和樹選手でした。
W杯で姫野選手が随所に見せた得意技が「ジャッカル」。ラグビーのジャッカルとはどんなプレーなのでしょうか。
ラグビーではボールを敵陣ゴールに持ち込もうと、パスやランで運びます。相手はそれを阻止すべく、ボールを持った選手にタックル。タックルを受け地面に倒れたら、ボールは離さねばなりません。
攻撃側はタックルで一人が倒れても後ろの選手がボールをつなぎ、前進を続けようとします。一方敵の守備側には、タックル成功はボールを奪い返すチャンス。
このタックルで倒れた選手からすぐさまボールを奪うプレーを「ジャッカル」と呼びます。主に、FWの「第3列」と呼ばれるフランカー、No8の選手が得意としています。
W杯などハイレベルな試合では、タックルしても中々倒れず、後ろにも続々カバーの選手が来襲。そこで相手が倒れた瞬間に素早くジャッカルを仕掛ければ、倒れた選手は「ボールを取られたくない」と持ったままになり、「ノットリリースザボール」という反則を誘う効果も生まれます。
ジャッカルが成功したり、ジャッカルを嫌がって相手が反則すれば、守備側にとってはピンチが一気にチャンスに変わる大きなプレーになります。
↓トップリーグ選手によるルール解説
↓姫野選手のジャッカルが冴えたアイルランド戦
ラグビー姫野のジャッカルのすごさとは
このようにラグビーのジャッカルとは、「劣勢→攻勢」へと一気に局面を打開できる大変重要なプレーの一つといえます。
そしてこれは日本代表No8・姫野選手の大の得意技。W杯のアイルランド戦やサモア戦では、姫野選手のジャッカルで相手が反則するなど、日本のピンチを何度も救う場面が見られました。
姫野選手の出身校、帝京大の岩出ラグビー部監督はその凄さを次のように語っています。
ジャッカルは立った状態で行わなければならない。立った状態でボールを奪おうとすると無防備な姿勢となる。そこに相手は倒そうとスピードをつけてタックルしてくる。岩出さんは「恐怖心が生まれ、代表クラスの選手でも奪いにいく決断をするのは簡単ではない」という。
しかし、姫野選手については「当たり負けしない強靭な肉体があり、立った状態でタックルをされてもなかなか倒れない。その上、勇気があるだけではなく、試合中にチャンスがあれば常にジャッカルを狙っている。彼はファイターなんです。精神面もすごい」と評価する。引用元:読売新聞オンラインより
姫野選手は厳しいトレーニングで鍛えた外国人に負けないフィジカルやスタミナが持ち味。このため試合のどんな局面でも、臆せず〝危険な〟ジャッカルに挑める強さが、他の選手より際立っているといえそうです。
ジャッカルを決める姫野へのみんなの感想
みんなの感想
試合観ながら「ジャッカルて誰?」というくらい知らなかったです。高度な技。さすが、姫野選手
ネットの反応
ジャッカルの代名詞が姫野君みたいに言われてるけど、福岡君の方が上手いんだよ。私調べだけど
みんなの感想
姫野しかり具しかり、日本はスクラムで互角に戦えたのが大きかった
ネットの反応
ジャッカルの秘訣を聞かれて姫野が「ラピースが僕を守ってくれているから」と答えたのって、胸あつじゃない?ね?
みんなの感想
アイルランド戦で姫野君がジャッカルして吠えてるときに、ラピースが頭をナデナデしてた。あの時の姫野君になりたい…
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- 今年の流行語候補の1つがラグビーの「ジャッカル」
- 攻撃中の相手から瞬時にボールを奪う、形勢逆転の重要な技
- 姫野選手がW杯で何度も成功させ日本を救った
愛知県出身、25歳と若い姫野選手。初出場の今W杯で大活躍し、甘いルックスもあって代表メンバーでも人気の一人に。
パワフルな外国選手に比べ、日本ラグビーはフィジカルの弱さが課題と長年言われてきましたが、W杯では姫野選手が巨体の海外FWを引きずりながら、構わずボールをどんどん前に運ぶ場面が何度も見られ「日本の進化」を象徴しているようでした。
次回W杯では中心になると期待される姫野選手。トップリーグでも「必殺ジャッカル」とパワーでチームを牽引してほしいですね。