日本ボクシング史上、稀に見る世界的なメガマッチがてんこ盛りだった2022年。ボクシングファンは感涙にむせび続けた(?)一年でした。
井上尚弥、井岡一翔両選手を筆頭に日本人ボクサーの強さも世界に十分アピールされましたが、そうなると気になるのは全階級の最強ランキング「パウンドフォーパウンド(PFP)」の最新12月バージョン。
尚弥や井岡、寺地は何位になったのか?今回は5つの世界主要ボクシングメディアが発表している12月のPFPを、比較一覧表で一挙ご紹介します。(出典:Wikipedia、各PFPサイト)

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パウンドフォーパウンド最新2022年9月ランキング・リング誌
パウンドフォーパウンド最新12月のプロボクシングランキング、まずは老舗である米リング誌の10傑から見てみましょう。
※2022年12月19日付各サイト表示のランキングです(後述する比較表の中にも入っています)。
・1位:オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
・2位:井上尚弥(日本)
・3位:テレンス・クロフォード(米国)
・4位:エロール・スペンスJr(米国)
・5位:サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
・6位:ディミトリー・ビボル(ロシア)
・7位:ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
・8位:ジョシュ・テイラー(英国)
・9位:ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
・10位:フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)

https://twitter.com/naoyainoue_410/status/1602975418230788097
パウンドフォーパウンド12月5誌比較
「全体最強ボクシングランキング」のパウンドフォーパウンドは、老舗で最も権威あるのが前述のリング誌ですが、他の海外専門メディアも独自方式でランク付けしています。
ザ・リング(リング誌)、ESPN、WBN(ワールドボクシングニュース)、BoxRec、DAZNの5つのメディアが公表しているP4Pトップ10を比較してみましょう。

パウンドフォーパウンド12月50傑(World Boxing News)
「World Boxing News」だけはパウンドフォーパウンドを50位まで発表しています。11位以下はご覧の通りです。
WBNP4P 11位以降 | 選手名 |
11位 | シャークル・スティーブンソン(25) アメリカ |
12位 | ガーボンタ・デービス(27) アメリカ |
13位 | 井岡一翔(32) 日本 |
14位 | ワシル・ロマチェンコ(34) ウクライナ |
15位 | ローマン・ゴンザレス |
16位 | アルツール・ベテルビエフ(37) ロシア |
17位 | レイ・バルガス(31) |
18位 | ジェシー・ロドリゲス |
19位 | ステファン・フルトンJr(27) アメリカ |
20位 | デオンテイ・ワイルダー (35) アメリカ |
21位 | レジス・プログレイス(31) アメリカ |
22位 | ジャック・カットラル(28) イギリス メキシコ |
23位 | 田中恒成(26) 日本 |
24位 | レオ・サンタ・クルス(31) メキシコ |
25位 | エマニュエル・ナバレッテ(27) メキシコ |
26位 | ジャーモール・チャーロ(31) アメリカ |
27位 | デビッド・ベナビデス(25) アメリカ |
28位 | ゲンナジ・ゴロフキン (40) カザフスタン |
29位 | 寺地拳四朗(30) 日本 |
30位 | テオフィモ・ロペス(24) アメリカ |
31位 | アンディ・ルイス・ジュニア(30) メキシコ・アメリカ |
32位 | ホセ・ラミレス(29) アメリカ |
33位 | ノックアウトCPフレッシュマート(タイ) |
34位 | ジョンリル・カシメロ(32) フィリピン |
35位 | ムロジョン・アフマダリエフ(29) ウズベキスタン |
36位 | ジョシュ・テイラー(31) イギリス |
37位 | カラム・スミス(32) イギリス |
38位 | カレブ・プラント アメリカ |
39位 | ハイメ・ムンギア(25) メキシコ |
40位 | キース・サーマン(32) アメリカ |
41位 | デメトリアス・アンドラーデ(32) アメリカ |
42位 | Payna PRADABSRI (タイ) |
43位 | フェルナンド・マルティネス(31) |
44位 | ジョイ・オペタイア(27) オーストラリア |
45位 | エクトール・ガルシア |
46位 | Lawrence OKOLIE |
47位 | ジャロン・エニス |
48位 | Zhanibek ALIMKHANULY |
49位 | シーサケット・ソー・ルンヴィサイ(34) タイ |
50位 | シャーンドル・マルティン(29) スペイン |
パウンドフォーパウンド入りの日本人
上記のランキングでご紹介したうち、12月のPFP入り日本人は以下の通りとなります。
・井上尚弥:リング誌2位、ESPN2位、WBN2位、ボクシングシーン1位、DAZN3位
・井岡一翔:WBN13位
・田中恒成:WBN23位
・寺地拳四朗:WBN29位

https://twitter.com/zbT1v0NofbRVArL/status/1602719581843632129
PFP(パウンドフォーパウンド)同士の最新の試合
最新12月のパウンドフォーパウンド・ボクシングランキングに名前を連ねている世界屈指の強豪ボクサーたち。仮にそのPFPランカー同士が戦えば、「仮想が現実に」なるわけですが、では近く行われる〝見逃し厳禁〟PFP対決や、PFPランカーが登場する試合予定を見ていきましょう。
12月31日/井岡一翔 vs ジョシュア・フランコ
激戦区スーパーフライ級での見逃せない2団体王座統一戦。WBO王者井岡選手とWBA王者フランコ選手の対戦です。
最近には珍しく地上波TBS系列で大晦日生中継。盛り上がった今年を締めくくる大一番です。アンダーカードから見たい場合はParaviで。

23年1月8日/ガーボンタ・デービス vs エクトール・ガルシア
PFP級強豪で有名なWBAライト級王者デービス選手の防衛戦に、WBAの現役スーパーフェザー級王者であるガルシア選手が挑むという異色の〝頂上対決〟。
1月29日/チャーロ弟 vs ティム・チュー
井上尚弥選手を含め史上9人しかいない4団体統一王者の一人、ジャーメル・チャーロ選手(チャーロ弟)。そのスーパーウェルター級の4つのベルトの「一挙捕り」にWBO同級1位のチュー選手が挑みます。
2月4日/オスカル・バルデス vs エマヌエル・ナバレッテ
スティーブンソン選手の失態によって空位になったWBOスーパーフェザー級の王座決定戦。返り咲きを狙うバルデス選手と、現役フェザー王者で2階級制覇を狙うナバレッテ選手とのメキシカン対決です。
2023年あるかもしれないビッグファイト
◆ガーボンタ・デービス vs ライアン・ガルシア
デービス選手が1月のかなりハードな防衛戦をクリアすれば、タイトル戦ではないものの、世界が注目するこのビッグマッチが実現へ進みそうです。
因縁のライト級米国人ライバル同士、デービス選手とガルシア選手がついに雌雄を決するのは何月何日でしょうか。
◆テレンス・クロフォード vs エロール・スペンスJr
トップオブPFP同士、長年対決が待ち望まれるウェルター級巨頭対決、クロフォードvsスペンス。今年ほぼ決まりかけながら流れ、23年こそは何とか契約合意に期待がかかります。
◆井上尚弥 vs フルトンorアフマダリエフ
22年、見事バンタム級の4団体を統一し、また一つボクシング史に栄光を刻んだモンスター井上選手。23年はSバンタム級への新たな挑戦の始まりです。現2団体王者であるこの二人のどちらかと、23年前半にもタイトル戦が期待されます。
◆タイソン・フューリー vs オレクサンドル・ウシク
因縁のワイルダー戦に勝利後いったんは現役引退を表明しながら、「前言撤回」で再びリングに復帰。WBCヘビー級王者のフューリー選手が12月、チゾラ選手を見事10RTKO勝ちに下して無敗記録を更新し、健在ぶりを世界に示しました。
来年はいよいよ、3団体王者ウシク選手との「4団体統一戦」実現なるか、注目です。

#TysonFury #OleksandrUsyk #Fury #Usyk #Prediction https://t.co/DSx8FiTmPe pic.twitter.com/Dg7pLczwiW
— Matt Goddard - The Boxing Locker (@BoxingLocker) December 10, 2022
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- パウンドフォーパウンド12月の最新ランキングを5メディア一挙掲載
- DAZNは4冠統一後も井上尚弥3位継続。井岡や統一王者の寺地はどうか?
- 来年は井上Sバンタム級、フューリーvsウシクのヘビー級統一戦に期待
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